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1.概況

 平成28年平均の鳥取市の消費者物価指数は、総合で100.0(2015年=100)となり、前年と同水準となった。前年比の変動に寄与した要因は、食料などの上昇、交通・通信などの下落である。

 

 年平均指数は、品目(※1)及び類(※2)ごとに1月から12月までの月別指数を単純平均して算出します。ただし、生鮮食品の各品目については、品目ごとに月々の購入数量の変化が大きいため月別ウェイト(※3)を用いて加重平均します。

  (※1)指数の計算に採用する指数品目(例:うるち米)

  (※2)大分類、中分類、小分類(例:食料、穀類、米類)

  (※3)家計の消費支出に占めるその商品の割合

グラフ「鳥取市消費者物価指数の推移(2015年=100)」

2.前年との比較

(1)上昇に寄与した主な費目

10大費目 前年比 このうち主な費目(中分類) 前年比 このうち主な品目(※生鮮食品)
食料 1.8% 果物 9.4% みかん※、梨※等
食料 1.8% 野菜・海藻 3.8% ねぎ※、にんじん※等
被服及び履物 2.7% 衣料 3.0% 婦人用スラックス(秋冬物)、女児用スカート等
教養娯楽 1.1% 教養娯楽サービス 0.9% 宿泊料等

(2)下落に寄与した主な費目

10大費目 前年比 このうち主な費目(中分類) 前年比 このうち主な品目(※生鮮食品)
交通・通信 -2.3% 自動車等関係費 -3.1% ガソリン等
光熱・水道 -5.1% 電気代 -5.3%
光熱・水道 -5.1% 他の光熱 -22.5% 灯油

3.月別指数の動き

 平成28年1月から2月まで前年同月と同水準又はプラスであった総合指数は、3月から9月までは食料などが上昇する一方でガソリン等自動車等関係費等の下落が寄与しマイナスに推移することとなった。

 10月から12月までは、電気代等の下落が継続する一方で食料、教養娯楽、衣料などの上昇が寄与しプラスに推移することとなった。

グラフ「平成27・28年の総合指数及び平成28年前年同月比」

4.全国との比較

 鳥取市の総合指数は100.0、全国の総合指数は99.9となった。

 前年比は、鳥取市で同水準、全国で0.1%の下落となり、その動きを比較すると、各費目とも全国と同じ動きをしている。

 全国と比べて前年比の差が大きかったのは、光熱・水道、被服及び履物であった。

表「鳥取市及び全国の10大費目別指数」

5.鳥取市消費者物価指数の近年の動き

 平成24年から25年は、原油価格の上昇などにより、電気代、ガス代、ガソリンなどのエネルギーが値上がりし上昇した。

 平成26年は、4月の消費税率改定により多くの費目で値上がりし、また、円安による輸入価格の上昇、年前半の原油価格の上昇などの影響で魚介類、電気代、自動車等関係費などが値上がりしたことで上昇幅が拡大した。

 平成27年は、原油価格の下落により、ガソリン、灯油などエネルギーが値下がりしたが、天候不順により野菜・海藻、原材料価格の上昇により調理食品など食料が値上がりし上昇した。

 平成28年は、原油価格の下落により、ガソリン、電気代、灯油などエネルギーが値下がりしたが、天候不順により果物、野菜・海藻など食料が値上がりし、総合指数は前年同水準となった。

グラフ「総合指数及び前年比の推移(全国-鳥取市)」
  

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