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第14回「統計は世につれ―インターネット商品販売額」

 歌は世につれ世は歌につれ。そんな言葉がありますが、“統計も世につれ”です。

 統計は、時系列の変化を捉えるのに利用されるため、調査事項等の継続性が重視されます。しかし、一方で柔軟な変化が求められる面もあります。実際、多くの公的統計は、変わりゆく社会経済の実態にあわせて様々な変更を経験してきました。

 一例が「経済センサス」における小売業の商品販売形態別統計です。従来の「商業統計調査」でも、店頭販売や訪問販売といった区分別の販売額が調査されていましたが、平成24年「経済センサス‐活動調査」では、社会の変化を受けて、インターネット販売という区分が新たに加えられました。

 調査結果によれば、インターネット販売の規模は、鳥取県の小売業販売額全体の0.5%(全国は1.7%)と、まだそれほど大きくはありません。ただし、すでに自動販売機による販売額を上回っている点は注目すべきでしょう。今や街中に溢れる自動販売機よりもネットショップの方が多くを売り上げる時代なのです。

 こうした状況がどう変わっていくのか、今後の調査に要注目です。次回は本年7月1日現在、「経済センサス‐基礎調査」と「商業統計調査」があわせて実施されます。もちろん、インターネットでの回答も可能です。

グラフ「商品販売形態別の年間商品販売額
(平成23年の鳥取県の小売業)」

資料:総務省・経済産業省「平成24年経済センサス-活動調査 卸売業・小売業に関する集計」。

本ページは、平成26年6月24日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県地域振興部統計課執筆)からの再録です。

  

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