6月13日(木)に郡内の若手農業者4名が「営農スキルアップ支援事業」(日野振興局発事業)を活用し、指導農業士、一般財団法人エナジーにちなんの研修生、行政関係者(総勢15名)と一緒に発砲スチロール製鮮魚箱(以下、トロ箱という)を利用したトマト栽培の生産技術や普及状況などの情報収集を目的に、島根県農業技術センター(島根県出雲市)を視察しました。
視察先では、島根県農業技術センターの担当者から、センターの概要やトロ箱を利用した低コスト養液栽培について説明を受けました。トロ箱を利用した低コスト養液栽培は、集落営農において、水稲育苗後のハウスを有効利用できないかというところから始まったもので、県下で5ha近くまで拡大しておりトマトの栽培事例が多いとのことです。

また、トロ箱栽培の試験が行われているハウスも見学しました。若手農業者からは「トロ箱の更新はどれくらいか?」など、活発に質問が成され、熱心に研修をしていました。

参加者から「コスト面に課題はあるが、こういう栽培方法もあるのだと知り勉強になった」といった感想が聞かれ、彼らの営農へのヒントに繋がればと期待しています。