・酪農における生産性強化対策として、自給粗飼料増産や飼料給与設計の点検、家畜排せつ物処理を含む飼育環境改善(カウコンフォート)の推進等、総合的な取り組みを関係機関と連携して取り組んでいます。
・酪農は、経営形態が農家毎に異なっているため、それぞれの形態に適した対策と生産性改善を図る必要があり、持続的安定生産が可能な農家育成が課題になっています。
暑熱対策に取り組む農場
1 屋根へのドロマイト石灰塗布
20kg石灰2袋を半割ドラム缶で水80Lに溶解して使用します。平成27年からは、石灰が動噴の吸い込み口やノズルに詰まったりしない専用機種の動力噴霧機で屋根表面に噴霧します。
平成25年に1農場で5月塗布実施したところ、9月まで屋根裏温度低下効果持続したことから、今年は専用機種の確保できたことより、全農家5月中に実施しました。 石灰を屋根に塗布すると石灰塗布有無で屋根裏温度が5℃以上の温度低下効果がありました。
塗布作業 攪拌・調整作業
2 寒冷紗設営
寒冷紗(ネット等)の片縁端に結束バンドでロープを固定し、屋根裏に係留します。寒冷紗を牛舎の南~西面に設営することによる避暑効果があります。

設置事例1

設置事例2
良質自給飼料確保に取り組む農場
飼料高騰が続く現状は、畜産農家の経営を圧迫しています。そのため、自給飼料を活用している農家に対して、経営の改善のため良質自給飼料確保に向けて作付け作業体系の助言をしています。

永年牧草の収穫作業 効率的な作業体系