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1 鳥取県鉱工業指数の動向

 平成20年の鳥取県の鉱工業指数の動向は、生産指数が対前年比▲6.3%の低下、出荷指数も同▲6.0%の低下、在庫指数は同6.6%の上昇となった。
 鉱工業指数の四半期別推移をみると、生産は平成20年第1四半期が▲2.2%、第2四半期は▲5.9%と連続して低下した後、第3四半期は1.6%の上昇、第4四半期は▲6.2%の低下となった。また、前年同期比では第1四半期は▲0.2%、第2四半期は▲5.4%、第3四半期は▲6.3%、第4四半期は▲12.7%と4期連続で低下となっている。
 出荷は、第1四半期は▲1.5%、第2四半期は▲2.1%と2期連続して低下し、第3四半期は2.0%の上昇、第4四半期は▲8.9%の低下となった。前年同期比では第1四半期は▲2.7%、第2四半期は▲5.5%、第3四半期は▲3.9%、第4四半期は▲11.5%と4期連続の低下となっている。
 在庫は第1四半期が6.6%と上昇し、第2四半期は▲0.2%、第3四半期は▲1.9%と2期連続して低下した後、第4四半期は3.0%と上昇した。前年同期比では第1四半期に1.1%上昇した後、第2四半期は▲5.6%、第3四半期は▲1.3%と2期連続で低下した後、第4四半期は6.6%と上昇している。


鉱工業指数の推移

鉱工業総合の動き

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2 生産・出荷・在庫の動き

(1)生産の動き

ア 概要
 平成20年の生産指数(平成17年=100)は年平均93.9で、対前年比▲6.3%の低下となり、2年連続で低下した。
 主要14業種の対前年比をみると、一般機械工業が▲25.7%、木材・木製品工業が▲10.9%、窯業・土石製品工業が▲9.2%など11業種で低下した。一方、家具工業が15.4%、電気機械工業が6.0%、食料品・たばこ工業が1.5%の上昇で3業種で上昇した。
 四半期別の推移を前期比でみると、第1四半期は▲2.2%、第2四半期は▲5.9%と前年から引き続き3期連続して低下した後、第3四半期は1.6%の上昇、第4四半期は▲6.2%の低下となっている。
 業種別では、ウエイトで約20%を占める食料品・たばこ工業が第1四半期に上昇、第2四半期に低下、第3四半期、第4四半期と2期連続で上昇した。

業種別生産指数の動き


イ 加工型業種と素材型業
 平成20年度の加工型業種の年平均指数は97.0で、対前年比▲9.5%の低下となった。
 素材型業種は、年平均指数で85.2と、対前年比▲5.3%の低下となった。
 鉱工業全体では、年平均指数は93.9で、対前年比▲6.3%の低下となった。


加工型業種と素材型業種

加工型業種と素材型業種の動き


(2) 出荷の動き

 平成20年の出荷指数(平成17年=100)は年平均90.4で、対前年比▲6.0%と2年連続で低下した。
 主要15業種の対前年比をみると、一般機械工業が▲23.3%、木材・木製品工業が▲11.7%、窯業・土石製品工業が▲8.8%など11業種で低下した。一方、家具工業が13.3%、電子部品・デバイス工業が4.4%、電気機械工業が0.1%の上昇と3業種が上昇した。
 四半期別の推移を前期比でみると、第1四半期は▲1.5%、第2四半期は▲2.1%、と前年から3期連続で低下し、第3四半期は2.0%の上昇、第4四半期は▲8.9%の低下となっている。
 業種別では食料品・たばこ工業が第1四半期は上昇、第2四半期、第3四半期は低下、第4四半期は上昇となっている。


業種別出荷指数の動き


(3) 在庫の動き

 在庫指数(平成17年=100)は平成20年末で98.6と、対前年比6.6%の上昇となった。
 主要12業種の対前年比をみると、上昇したのは電気機械工業が74.0%、電子部品・デバイス工業が68.3%、木材・木製品工業が12.5%など5業種であった。
 一方、一般機械工業が▲49.5%、窯業・土石製品工業が▲24.3%、パルプ・紙・紙加工品工業が▲21.3%など7業種が低下となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、第1四半期に6.6%と上昇、第2四半期は▲0.2%、第3四半期は▲1.9%と連続して低下後、第4四半期は3.0%上昇している。
 業種別では食料品・たばこ工業が第1四半期、第2四半期に連続して上昇し、第3四半期、第4四半期は連続して低下した。業種別在庫指数の動き

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3 寄与度分析

(1)生産

 平成20年の生産指数は、前年比▲6.3%の低下であった。
 業種別の寄与度をみると、一般機械工業が▲1.8%、窯業・土石製品工業が▲0.3%、木材・木製品工業が▲0.2%など10業種がマイナスに寄与している。
 一方、電気機械工業が0.8%など3業種がプラスに寄与している。


生産寄与度

主要業種の寄与度


(2)出荷

 平成20年の出荷指数は、前年比▲6.0%の低下であった。
 業種別の寄与度をみると、食料品・たばこ工業が▲1.4%、一般機械工業が▲1.1%、パルプ・紙・紙加工品工業が▲0.4%など9業種がマイナスに寄与している。
 一方、電子部品・デバイス工業が0.9%とプラスに寄与している。


出荷寄与度

主要業種の寄与度


(3)在庫

 平成20年の在庫指数は、前年比6.6%の上昇であった。
 業種別の寄与度をみると、電子部品・デバイス工業が9.9%、電気機械工業が7.9%、木材・木製品工業が0.9%など5業種がプラスに寄与している。
 一方、一般機械工業が▲4.8%、パルプ・紙・紙加工品工業が▲3.3%など7業種がマイナスに寄与している。


在庫寄与度

主要業種の寄与度


(参考)鉱工業総合の在庫循環図


鉱工業総合の在庫循環図


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4 業種別の動向

(1)鉄鋼業

 鉄鋼業の前年比は、生産が▲6.8%、出荷は▲6.0%、のとなった。一方、在庫は11.4%と2年連続で大幅に上昇している。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は平成20年第1四半期は▲4.2%、第2四半期は▲0.8%と2期連続で低下した後、第3四半期は1.3%と上昇し、第4四半期は▲16.3%と大幅に低下している。
 出荷も生産と同様の傾向にあり、平成20年第1四半期は▲3.5%、第2四半期は▲1.9%と連続で低下した後、第3四半期は1.7%と上昇し、第4四半期は▲17.1%と大幅に低下している。
 在庫は、平成20年第1四半期は▲4.0%、第2四半期は▲1.3%と2期連続で低下した後、第3四半期は7.1%、第4四半期は8.4%と2期連続で上昇している。
 品目別生産の動きは、鍛工品が▲8.3%、銑鉄鋳物が▲0.1%低下した。
                                             (品目別生産:第25表参照)


鉄鋼業の推移

鉄鋼業の動き


(2)金属製品工業

 金属製品工業の前年比は、生産が▲4.5%、出荷が▲2.4%、在庫が▲3.1%とそれぞれ2年連続の低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は平成20年第1四半期が11.7%の大幅上昇と前年から2期連続して上昇した後、第2四半期が▲6.5%、第3四半期が▲13.3%、第4四半期が▲8.8%と3期連続して低下している。
 出荷も同様に、第1四半期が14.0%の大幅増の後、第2四半期が▲6.9%、第3四半期が▲11.8%、第4四半期が▲9.3%と3期連続して低下している。
 在庫も、第1四半期が16.0%と大幅に上昇した後、第2四半期は▲5.6%、第3四半期は▲4.7%、第4四半期は▲5.4%と3期連続して低下している。
 品目別生産の動きは、プレス製品が▲16.8%、建築用金属製品が▲11.8%と大幅に低下した他、その他(高圧容器など)が▲9.1%、電気めっきが▲8.8%低下した。一方、建設用金属製品が16.5%と大幅に上昇し、作業工具が1.5%上昇した。
                                             (品目別生産:第25表参照)


金属製品工業の推移

金属製品工業の動き


(3)一般機械工業

 一般機械工業の前年比は、生産が▲25.7%、出荷が▲23.3%、在庫は▲49.5%といずれも大幅に低下している。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲17.1%、第2四半期が▲9.4%。第3四半期が▲4.0%、第4四半期が▲0.2%と4期連続して減少した。
 出荷も第1四半期が▲8.7%、第2四半期が▲7.4%。第3四半期が▲2.3%、第4四半期が▲12.2%と前年から6期連続して減少した。
 在庫は、第1四半期に9.9%と前年から2期連続して上昇したのち、第2四半期は▲38.6%、第3四半期は▲24.7%、第4四半期は▲2.6%と3期連続して低下した。
 品目別生産の動きは、その他(金属加工機械など)が▲36.4%、金属工作機械が▲33.1%、金型が▲27.5%、特殊産業用機械が▲26.1%と大幅に低下した。一方、一般産業用機械が23.8%、その他の特殊産業用機械が16.5%と大幅に上昇した。
                                             (品目別生産:第25表参照)


一般機械工業の推移

一般機械工業の動き


(4)電気機械工業

 電気機械工業の前年比は、生産が6.0%、出荷は0.1%上昇し、在庫も74.0%大幅に上昇している。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が2.1%と前年から2期連続して上昇した後、第2四半期は▲5.3%、第3四半期は▲0.7%と2期連続して減少した後、第4四半期は2.9%上昇している。
 出荷は第1四半期に0.5%と前年から2期連続して上昇した後、第2四半期は▲3.9%、第3四半期は▲0.2%、第4四半期は▲4.9%と3期連続して減少している。
 在庫は第1四半期に36.0%、第2四半期が8.0%と2期連続して上昇した後、第3四半期が▲0.2%低下し、第4四半期は22.5%の大幅な上昇となっている。
 品目別生産の動きは、民生用電気機械工業が19.2%と大幅に上昇した。一方、電動機が▲30.2%と大幅に減少したほか、端子が▲4.1%、開閉制御装置が▲3.1%、その他(乾電池など)が▲1.3%、内燃機関電装品が▲0.5%低下した。
                                             (品目別生産:第25表参照)


電気機械工業の推移

電機機械工業の動き


(5)情報通信機械工業

 ※調査対象品目の減少により平成20年第3四半期から秘匿としました。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期は▲16.5%、第2四半期は▲26.4%と2期連続して大幅に低下した。
 出荷も生産と同様に、第1四半期は▲16.3%、第2四半期は▲21.7%と2期連続して大幅に低下した。
                                             (品目別生産:第25表参照)


窯業・土石製品工業の推移

窯業・土石製品工業の動き


(6)電子部品・デバイス工業

 電子部品・デバイス工業の前年比は、生産が▲0.8%の低下、出荷が4.4%、在庫は68.3%の上昇となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が3.5%、第2四半期が3.6%と前年から3期連続して上昇した後、第3四半期は▲2.4%、第4四半期は▲12.2%と2期連続で低下した。
 出荷も生産と同様に第1四半期が8.3%、第2四半期が16.9%と2期連続して上昇した後、第3四半期は▲1.4%、第4四半期は▲14.5%と2期連続で低下した。
 在庫は第1四半期に21.2%と大幅に上昇し、第2四半期は▲0.3の低下、第3四半期は10.9%、第4四半期は23.2%と大幅に上昇した。
 品目別生産の動きは、半導体素子が▲40.8%と大幅に低下したほか、電子・通信機器用部分品が▲2.4%、マイクロスイッチが▲0,9%低下した。一方、液晶素子が10.6%と大幅に上昇したほか、その他の電子部品が5.5%上昇した。
                                            (品目別生産:第25表参照)


プラスチック製品工業の推移

プラスチック製品工業の動き


(7)窯業・土石製品工業

 窯業・土石製品工業の前年比は、生産が▲9.2%、出荷が▲8.8%低下し、それぞれ4年連続の低下となった。在庫も▲24.3%大幅に低下した。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲2.0%、第2四半期が▲6.3%、第3四半期が▲15.9%と3期連続して減少した後、第4四半期は12.9%上昇した。
 出荷も生産と同様に、第1四半期▲2.1%、第2四半期▲7.9%、第3四半期▲15.8%と3期連続して減少した後、第4四半期は9.6%上昇した。
 在庫は第1四半期▲7.0%、第2四半期▲3.4%、第3四半期▲7.7%、第4四半期▲9.1%と前年から5期連続して低下した。
 品目別生産の動きをみると、コンクリート製品が▲26.6%、その他(石工品など)が20.6%と大幅に低下した。一方ファインセラミックスが4.3%上昇した。
                                            (品目別生産:第25表参照)


パルプ・紙・紙加工品工業の推移

パルプ・紙・紙加工品工業の動き


(8)プラスチック製品工業

 プラスチック製品工業の前年比は、生産が▲1.8%、出荷が▲0.7%、在庫は▲20.5%低下した。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は、第1四半期は3.8%の上昇、第2四半期は増減なし、第3四半期は8.3%の上昇、第4四半期は▲16.4%の低下となった。
 出荷は、第1四半期は0.3%の上昇、第2四半期は▲2.4%の低下、第3四半期は2.2%の上昇、第4四半期は▲3.3%の低下となった。
 在庫は第1四半期は▲25.8%、第2四半期は▲4.2%と2期連続の低下となり、第3四半期は53.0%と大幅に上昇、第4四半期は▲23.6%と大幅に低下した。
 品目別生産の動きは、その他(食品軽量容器など)が▲58.7%と大幅に低下した他、発泡製品が▲5.2%、機械器具部品が▲4.9%低下した。一方フィルムが1.9%上昇した。
                                            (品目別生産:第25表参照)


繊維工業の推移

繊維工業の動き


(9)パルプ・紙・紙加工品工業

 パルプ・紙・紙加工品工業の前年比は、生産が▲2.2%、出荷が▲4.0%、在庫が▲21.3%とそれぞれ低下している。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲1,1%の低下、第2四半期が3.0%の上昇、第3四半期は▲7.3%、第4四半期は▲15.7%と2期連続して低下した。
 出荷は生産と同様に、第1四半期が▲0.3%の低下、第2四半期が0.7%の上昇、第3四半期は▲6.9%、第4四半期は▲17.4%と2期連続して低下した。
 在庫は第1四半期が0.6%、第2四半期は1.8%と前年から4期連続して上昇、第3四半期は▲1.7%、第4四半期は▲21.1%と2期連続して低下している。
 品目別生産の動きは、紙が▲11.2%と大幅に減少した他、板紙が▲0.9%低下した。一方事務用紙製品が34.0%と大幅に上昇した他、段ボールが0.8%上昇した。
                                            (品目別生産:第25表参照)


食料品・たばこ工業の推移

食料品・たばこ工業の動き


(10)繊維工業

 繊維工業の前年比は、生産が▲5.2%、出荷が▲8.1%の低下、在庫は4.9%の上昇となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲2.9%、第2四半期が▲2.7%、第3四半期が▲6.2%、第4四半期は▲1.8%と4期連続して低下した。
 出荷は、第1四半期は▲9.1%の低下、第2四半期は0.2%の上昇、第3四半期は▲5.3%の低下、第4四半期は0.5%の上昇となった。
 在庫は第1四半期が7.8%の上昇、第2四半期は▲3.0%、第3四半期は▲5.6%と2期連続して低下した後、第4四半期は3.3%の上昇となった。
 品目別生産の動きは、紡績糸が▲47.1%、その他(ニット染色、整理など)が▲15.0%と大幅に低下した他、ニット製品が▲5.3%、織物製品が▲2.9%低下した。
                                             (品目別生産:第25表参照)


その他工業の推移

その他工業の動き

(11)食料品・たばこ工業

 食料品・たばこ工業の前年比は、生産が1.5%の上昇、出荷が▲6.2%の低下、在庫が▲4.9%の低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が1.9%の上昇、第2四半期は▲4.3%、第3四半期は▲1.3%と2期連続して低下した後、第4四半期は4.3%の上昇となった。
 出荷は第1四半期が10.8%と大幅に上昇した後、第2四半期は▲5.9%の低下、第3四半期は3.5%、第4四半期は2.3%と2期連続の上昇となった。
 在庫は第1四半期が8.5%、第2四半期が4.5%と2期連続して上昇した後、第3四半期は▲4.2%、第4四半期は▲11.0%と2期連続して低下となった。
 品目別生産の動きは、冷凍水産食品が11.9%、生菓子が11.7%と大幅に上昇した他、肉製品が2.6%、健康食品が0.4%、乳製品が0.1%上昇した。一方、その他の食料品(配合飼料など)が▲9.4%、惣菜が▲8.3%、清酒が▲7.6%、ブロイラー加工品が▲1.6%低下した。
                                            (品目別生産:第25表参照)


    その他工業の推移

  その他工業の動き

(12)その他工業

 ※情報通信機械工業を平成20年第3四半期から秘匿としたことにより、生産・出荷の平成20年第3四半期以降を秘匿としました。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期期が▲6.0%、第2四半期が▲0.5%と2期連続して低下した。
 出荷も生産と同様に、第1四半期が▲5.0%、第2四半期は▲2.1と2期連続して低下した。
 在庫は第1四半期が▲5.8%の低下、第2四半期が8.5%の上昇、第3四半期が▲7.7%の低下、第4四半期が12.3%の上昇となった。
 細分類業種の生産の動きは、家具工業が15.4%上昇した。一方、木材木製品工業が▲10.9%と大幅に低下した他、輸送機械工業が▲4.8%、ゴム製品工業が▲4.3%低下した。
                                            (品目別生産:第25表参照)

    その他工業の推移

  その他工業の動き

(ア) 輸送機械工業
 輸送機械工業の前年比は、生産、出荷ともに▲4.8%の上昇となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲3.6の低下、第2四半期は8.4%の上昇、第3四半期は▲15.3%、第4四半期は▲6.5%と2期連続して低下した。
 出荷も生産と同様に、第1四半期が▲3.5%の低下、第2四半期は8.4%の上昇、第3四半期は▲15.3%、第4四半期は▲6.5%と2期連続して低下した。
                                             (品目別生産:第25表参照)


輸送機械工業の推移

輸送機械工業の動き


(イ)ゴム製品工業
 ゴム製品工業の前年比は、生産が▲4.3%、出荷が▲4.2%とそれぞれ低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期は▲4.9%の低下、第2四半期は8.7%と上昇、第3四半期は▲13.5%、第4四半期は▲7.0%と2期連続して低下した。
 出荷は、第1四半期は5.3%、第2四半期は1.9%と2期連続して上昇した後、第3四半期は▲11.8%、第4四半期は▲12.0%と2期連続して大幅に低下した。
                                             (品目別生産:第25表参照)


ゴム製品工業の推移

ゴム製品工業の動き


(ウ)家具工業
 家具工業の前年比は、生産が15.4%、出荷が13.3%の上昇、在庫が▲4.4%の低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲18.0%と大幅に低下した後、第2四半期は25.4%、第3四半期は81.6%と2期連続で大幅に上昇し、第4四半期は▲54.8%と大幅に低下した。
 出荷も生産と同様に、第1四半期が▲21.0%と大幅に低下した後、第2四半期は8.4%、第3四半期は114.5%と大幅に上昇し、第4四半期は▲58.1%と大幅に低下した。
 在庫は第1四半期が▲5.9%と前年から5期連続の低下、第2四半期は3.7%上昇した後、第3四半期は▲0.2%、第4四半期は▲1.7%と2期連続の低下となった。
 品目別生産の動きは、その他の木製家具が47.7%と大幅に上昇した。一方、木製机・テーブルが▲41.4%と大幅に低下した他、たんすが▲5.7%低下した。
                                            (品目別生産:第25表参照)


家具工業の推移

家具工業の動き


(エ)木材・木製品工業
 木材・木製品工業の前年比は、生産が▲10.9%、出荷は▲11.7%の低下、在庫は12.5%の上昇となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は第1四半期が▲8.4%と前年から4期連続の低下、第2四半期が2.4%上昇した後、第3四半期が▲3.0%、第4四半期は▲2.8%と2期連続して低下した。
 出荷は第1四半期が▲5.0%、第2四半期は▲5.6%と2期連続して低下した後、第3四半期は0.3%の上昇、第4四半期は▲9.8%の低下となった。
 在庫は第1四半期が▲4.0%の低下、第2四半期は6.0%の上昇、第3四半期は▲6.3%の低下、第4四半期は15.6%の上昇となった。
 品目別生産の動きは、一般製材が▲17.9%と大幅に低下した。
                                            (品目別生産:第25表参照)


木材・木製品工業の推移

木材・木製品工業の動き


(別掲)品目別生産の推移(Excelファイル)

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5 財別の動向

(1)最終需要財

 鉱工業製品を用途別に分類した特殊分類の動きをみると、最終需要財では、生産が前年比▲6.8%、出荷が同▲9.3%、在庫は同▲4.5%とそれぞれ低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、最終需要財については、生産は第1四半期が▲1.6%、第2四半期が▲10.1%と2期連続で低下した後、第3四半期は6.2%と上昇し、第4四半期は▲4.6%の低下となった。
 出荷は第1四半期が▲4.2%、第2四半期は▲10.7%と2期連続で低下した後、第3四半期は9.8%と上昇し、第4四半期は▲6.7%の低下となった。
 在庫は第1四半期が7.6%の上昇、第2四半期が▲1.0%、第3四半期は▲6.5%、第4四半期は▲2.1%と3期連続での低下となった。

最終需要財の推移

最終需要財の動き


(2) 生産財

  生産財については、生産が前年比▲5.7%、出荷は同▲1.3%の低下となり、在庫は同22.6%と大幅に上昇した。
 四半期別の推移を前期比で見てみると、生産は第1四半期が0.9%の上昇、第2四半期が▲1.0%、第3四半期が▲3.7%、第4四半期は▲11.0%と3期連続して低下した。
 出荷は第1四半期が3.3%、第2四半期が5.7%と2期連続して上昇した後、第3四半期は▲3.0%、第4四半期は▲13.4%と連続して減少した。
 在庫は第1四半期が8.9%の上昇、第2四半期が▲2.0%の低下、第3四半期が5.0%、第4四半期は9.4%と2期連続で上昇した。


生産財の推移

生産財の動き


(3) 個別の財の出荷動向

 最終需要財を構成する個別の財の出荷動向についてみると、資本財は▲11.4%、建設財は▲8.3%、耐久消費財は▲12.8%、ウエイトで最終需要財全体の約4割を占める非耐久消費財は▲6.1%と、すべての分類で低下となった。

最終需要財(出荷)の推移

最終需要財(出荷)の動き


 次に生産財を構成する個別の財の出荷動向についてみると、鉱工業用生産財が▲2.0%の低下となり、その他用生産財は27.8%の上昇となった。


生産財(出荷)の推移

生産財(出荷)の動き

  

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