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学習障がい(LD)児等の理解と指導

学習につまずきのある子ども、落ち着きのない子ども、注意や集中が難しい子どもたちがいます。その中には、学習障がい(LD)や注意欠陥/多動性障がい(ADHD)のある子どもたちがいることがあります。このような子どもの障がいについて理解するとともに、一人一人の学習や活動におけるつまずきや困難に対する具体的な支援を考えましょう。
  

学習障がい(LD)、注意欠陥/多動性障がい(ADHD)、高機能自閉症とは

学習障がい(Learning Disabilities)
 (LD)ってなあに?
 
 『学習障がい』とは、聞く・話す・読む・書く・計算する又は推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示すさまざまな状態を指します。
 『学習障がい』の原因は、中枢神経系の何らかの機能障がいと推定されています。したがって、視覚障がい・聴覚障がい・知的障がい・情緒障がいなどの障がいや環境的な要因(育て方やしつけ方など)が直接の原因となるものではありません。
   
 
注意欠陥/多動性障がい(Attention Deficit /Hyperactivity Disorder)
 (ADHD)ってなあに?
 
 『注意欠陥/多動性障がい』とは、米国精神医学会の精神障がい診断基準による正式な名称です。不注意、多動性、衝動性の三つを特徴とし、学習障がいとは異なります。
 こうした行動の特徴は、『注意欠陥/多動性障がい』のない子どもにも見られる場合があるので、この診断については、しかるべき専門家が行うものです。子どもの実態によっては治療が必要な場合もあり、学校では、専門家との連携を密にしながら対応することが必要です。
 
  ※ 学習障がいと注意欠陥/多動性障がいの2つの障がいを併せ有する子どもたちもいます。
 
 
高機能自閉症ってなあに?
 
 高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、他人との社会的関係の形成の困難さ、言葉の発達の遅れ、興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障がいである自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいいます。
 また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定されます。
 
*アスペルガー症候群とは、知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わないものをいいます。

  

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