鳥取砂丘レンジャー日記

2009年5月22日

ハマヒルガオと外来種

ハマヒルガオは至る所で開花していますが、第一砂丘列の辺りで変わった光景を目にしました。

ハマヒルガオはピンク色のような花を咲かせますが、その中に鮮やかな黄色が混じっていたのです。
2009.5.22
ハマヒルガオの群落(第一砂丘列周辺)   中央辺りに黄色のものがあります。



なんだろうと思い近づいてみました。すると・・・
2009.5.22
なんだか細くて黄色のものが、ハマヒルガオに巻きついているようです。




2009.5.22
近景 針くらいの太さで、くるくると巻きついています。
蜂が一生懸命に蜜を採取していました。
2009.5.22
ハマゴウにも寄生していました。


黄色の正体は、アメリカネナシカズラという外来植物でした。北アメリカ原産の植物で、全国的に繁殖しているようです。
つる性の一年生草本で、分岐して他の植物に吸盤で絡みつき長さ0.5mになります。
いろいろな在来植物に寄生して、生育を阻害する植物なので防除が望まれています。
除草を試みてみました。簡単にちぎれましたが、しっかりと巻きついているので完全に取り去るのは難しかったです。
この他にも在来種を脅かす外来植物があります。また紹介したいと思います。(松尾レンジャー)


砂丘事務所 2009/05/22

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