防災・危機管理情報



 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2026年8月4日

山は危険がいっぱい その2 New!

 二十四節気の1つ大暑(たいしょ)を過ぎ、1年で最も暑さが厳しく感じられる頃になりました。

 さて、今回も山の危険についての話題です。

 

スズメバチの巣

 

 この写真は、過去に使われていたスズメバチの巣です。ハチがいないのでじっくり観察してみました。

※ハチの巣を見つけても、ハチがいる場合は絶対に近寄らないでください。

ここでクイズです。このハチの巣には、出入口があります。何ケ所あるでしょう?正解は最後に書いています。

 この巣は、ラグビーボールに似た縦長の形でした。まず気になったのが、巣の下側にある白い縞模様です。ハチは、朽ち木や木の皮を材料にして唾液と混ぜて巣を作りますが、色んなハチがそれぞれ違う材料を採ってくるので、このような縞模様になります。

 もう1つ気になったのが、巣の上側の色が黒いことです。これは、巣が落ちないようにコンクリートとの接合部が何度も補強されているからです。


 私自身、ハチには苦い経験があります。2年連続、パトロール中に刺されました。1度目は、スズメバチに頭と肩を刺されました。ナタで切りつけられたような激しい痛みでした。原因は、巣があることを知らずに東屋の点検をしたことです。
2度目は、アシナガバチに手を刺されました。原因は、巣があることを知らず倒木を点検したことです。複数人で点検していたのですが、1人目が倒木を通過した時に巣を刺激し、2人目の私が刺されました。それ以来、「山の中のどこかにハチの巣があるかもしれない!」と意識するようにしています。

(クイズの正解は1ケ所です。出入口が1ケ所しかないのは、敵の進入を防ぐ効果があります。)
主な参考文献
・フィールドベスト図鑑17 危険・有毒生物 篠永哲、野口玉雄/監修 学研 2013年
・スズメバチの真実 中村雅雄/著 八坂書房 2018年
・世の中への扉 おどろきのスズメバチ 中村雅雄/著 講談社 2018年
・日本産有剣ハチ類図鑑 寺山守、須田博久/著 東海大学出版部 2016年
・ずかん 虫の巣 見ながら学習調べてなっとく 岡島秀治/監修 技術評論社 2015年

中部総合事務所環境建築局 2026/08/04



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

  
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