みなさんこんにちは、新人文化財主事Yです!
今回は、私がマネージャーをつとめる「むきばんだ女子考古部」で7月中旬に行った苧麻(ちょま・からむし)採取についてレポートします!
苧麻とは、茎から丈夫な繊維が採取できる植物で、古代から衣料素材などとして用いられていました。むきばんだ史跡公園には女子考古部員のみなさんがお世話している苧麻畑があり、ここから苧麻を収穫していきます。
まず、長さ150cm弱、根元の径5~7mmほどに成長した苧麻を刈って葉を取り、茎だけにします。
↓苧麻収穫の様子

収穫した苧麻は、しばらく水に漬け、繊維を取りやすい状態にします。繊維は皮の内側の部分にあるので、茎から皮をはぎ、はぎとった皮から、金属へらや木べら、貝殻などの道具をつかって表皮を取り除き、繊維だけの状態にしていきます。
↓表皮の除去の様子



試しにいろいろな道具を使って表皮の除去をしてみたところ、Yは貝殻が一番表皮を取り除きやすいと感じました。古代の人々も、このような道具を使っていたのでしょうか…?
最後に、採取した繊維を干して今回の作業は完了です。
しばらくの間、「弥生の館むきばんだ」のデッキに干していますので、ご来訪の際はぜひチェックしてみてくださいね!
↓繊維を干している様子

今回は、長さにばらつきはありますが、長いもので100cm弱の繊維をとることができました。繊維はまだテープ状にくっついている状態です。
これらの繊維は、あと一か月ほど干したのち保管し、細く裂いて、来年2月ごろに部員のみなさんがものづくりに使用する予定です。これまではアクセサリー制作などに用いていたようですが、今回はどのようなものづくりをされるのでしょうか?
次回は女子考古部で行う土器づくりの様子についてレポート予定です。お楽しみに!