9月27日(土)に、むきばんだジュニア考古学教室コース3「遺跡の発掘調査に挑戦しよう!」を開催しました。
今回の活動で参加者の子どもたちがいちばん楽しみにしているのはもちろん発掘調査です。有意義な発掘調査体験ができるよう、始めに事前の学習を行いました。
まず「発掘調査を知ろう ~発掘の心がまえ~」と題して、遺構の見つけ方、土の重なり(土層)の基本ルール、試し掘りの意味など、発掘調査に関わる基本的な事柄について学習しました。

次に「出土品について知ろう」と題して、妻木晩田遺跡から見つかった土器や石器、鉄器などの生活道具について、展示されている本物の出土品を見ながら学習しました。

室内での学習が終わったら、いよいよお待ちかねの発掘調査体験です。現在、発掘調査を行っている妻木新山地区の発掘調査現場まで歩いて行きます。

発掘調査現場に着いたら、発掘調査を担当する職員から作業方法や注意点などについて説明を聞き、いよいよ発掘調査体験です。「同じ場所ばかり深く掘り下げないようにすること」「まわりの人と同じような深さで掘り下げていくこと」「土器が見つかってもすぐに取り上げないこと」といったことに注意しながら作業を進めていきました。


作業を進めていくうちに、土の色の違いに気づく人も出てきました。遺構を見つけるには、土の色の違いを見分けることが大事です。土の色の違いについてみんなで共有しました。

発掘調査体験の合間に、調査区内で確認している竪穴住居跡の見学・説明も行いました。

初めての発掘調査体験でしたが、事後のアンケートで9割以上の人が「楽しかった」と回答するなど、大満足の活動になったようです。
次回コース4は11月22日に「たたいて延ばして鉄のナイフをつくろう!」という活動を行います。参加者募集中(締切りは10月22日(水)午後5時まで)ですので、興味がある方は申し込んでくださいね。