自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2019年12月20日

冬の風景

 二十四節気の1つ冬至 (とうじ) の頃となり、1年中で最も昼間が短い時期になりました。打吹山では、ヤブツバキの花が咲いています。

ヤブツバキの花

ヤブツバキの花

 琴浦町の山間部を歩くと、落ち葉が雪の中に垂直に突き刺さっていて、まるで髪飾りのように見えました。

 まだ誰も歩いていない新雪だったため、人工的なものではなく自然現象です。木から落ちたコナラの葉が、ひらひらと舞った後、葉柄から雪の中に突き刺さった様子が想像できます。コナラの葉柄は長さ約1cmですが、雪に刺さるのに丁度良い長さだと思います。

 こちらの写真は、落葉についた霜を撮影したものです。霜を間近に観察すると綺麗です。霜は、空気中の水蒸気が冷えた葉に触れて氷の結晶となったものです。

 こちらの写真は、山道の水たまりに張った氷です。

 冬の寒さの中にも、自然の中では雪や氷の芸術を楽しめます。

主な参考文献
・四季のお天気かんさつ (科学のアルバム 別巻) 塚本治弘/著 あかね書房 1976年

中部総合事務所環境建築局 2019/12/20



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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