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平成24年6月27日午前11時
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「しぜんの宝箱」自然保護監視員だより

    清らかな水、深い緑、露に輝く花々…。鳥取県日野郡の自然はまるで宝箱のようです。
 ここには、大山隠岐国立公園、比婆道後帝釈国定公園、奥日野県立自然公園、神戸上県自然環境保全地域があり、とても自然豊かな地域です。また、サクラソウやブッポウソウ等、希少な動植物も多く生息しています。
 自然保護監視員の藤原文子が、活動を通して魅力いっぱいの日野郡の自然を楽しく紹介していきます!
  

2019年2月4日

雪の中で赤い実を見つけたよ

 この冬は例年に比べ、雪があまり降っていません。
 雪が積もっていても、落葉した木々の間からは赤い果実がよく見えます。その幾つかをご紹介します。
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 カンボク(レンプクソウ科:鳥取県準絶滅危惧)の赤い果実が雪を被っています。白い雪と赤い果実のコントラストはとても美しいです。
野鳥にとって美味しくないのか、この時期にも果実が残っています。秋にこの果実を食べてみましたが、苦くて美味しいものではありませんでした。

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   目線の高い位置に、赤い果実が房状にたわわに実っています。これはイイギリ(ヤナギ科)です。
 果実がナンテンに似ているので、別名ナンテンギリとも言われています。こんなにたくさんイイギリが生育していたのかと思うほど、この冬赤い果実が目立っています。これも食べてみましたが、美味しくありませんでした。野鳥も食べないから残っているのでしょうか?色々と調べてみたら、ヒヨドリは好んで食べるみたいです。
 赤い果実をつけたイイギリは山の中でも目立って見えます。運転しながらでも見えますよ。

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 他の樹木などに巻き付いている蔓になった植物が見えます。これはツルウメモドキ(ニシキギ科)です。熟すと黄色の果皮(かひ:果実の表面を覆う外皮)が3つに裂けて、中から赤い果実が見えます。動物や野鳥が食べるようです。食べてみましたが、それほど美味しくありませんでした。

 果実が枝から落ちにくく長期間楽しめることから、観賞用、生け花、フラワーアレンジメント等に人気があります。

 雪の中を散歩すると、もっと色んな赤い果実を発見できるかもしれません。ちょっと出かけてみませんか?

日野振興センター 2019/02/04

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