農大日記

2018年10月19日

作物コース実習風景(10月中旬)

1. 玉掛け技能講習
 10月9日から11日の3日間、作物コースの1年生4人が玉掛け技能講習を受講しに行きました。資格取得は強制ではありませんが、農業大学校では学生の資格取得を推奨しており、資格取得による授業の欠席には特別な配慮がなされています。作物コースの1年生4名は11月上旬にも小型移動式クレーン運転技能講習の受講を申し込んでおり、積極的に資格を取得しています。
   

2.収量調査開始
 2年生が取り組んでいるプロジェクト学習水田の各試験区から収穫した約3.3平方メートル分の イネが乾燥したので、試験区ごとに脱穀、籾摺りし、1.85ミリのふるいにかけてそれぞれの収量を調査しました。それぞれの区のサンプルが途中で混ざってしまうなどのトラブルがあると約半年間の努力が無駄になってしまうので、担当者もそれを手伝う学生も真剣です。事前に作業手順をしっかり説明し、作業に取り掛かりました。作業は無事終了したので、今後は調査で得られたデータを分析し、結果をとりまとめていきます。
 
 

3.ヤンマーアグリジャパン(株)のコンバイン試乗体験
 農業機械メーカーは複数あります。農業大学校では(株)クボタのコンバインで実習しています。 コンバインの操舵方式はメーカーによって異なり、クボタはレバー式、ヤンマーはハンドル式を採用しています。10月17日にヤンマーさんのご厚意によりハンドル式のコンバインに試乗させていただくことができました。最初に操縦方法について説明を受け、一人ずつ交代しながら稲刈りを行いました。普段実習で使用するコンバインよりひと回り大きく、ハンドルでの操舵ということもあり、最初は戸惑うところもありましたが、操作性の違いを体感することができました。ヤンマーアグリジャパン株式会社の皆様、ご協力ありがとうございました。
 
 

4.コンプレッサーのカバー作成
 白ネギの皮むき機用のコンプレッサーを屋内に設置しているのですが、時間帯によっては直射日光が 当たる状態でした。そこで、直射日光が当たらないように角材やコンパネを使ってカバーを作成しました。コンプレッサーの大きさに合わせて枠を作り、コンパネを貼り付け、正面にスダレを掛けるだけの簡単な作りですが、学生は初体験です。設計図を作成し、角材の長さを測ってノコギリで切断、コンパネは電動ノコギリで切断。電動ドリルも初めてでネジを打ち込むのも慣れるまでにしばらくかかりました。その後、ペンキを塗って完成。若干ペンキが足りず、スダレがマダラ模様になりましたが、満足のいく出来になりました。
 
 
 
 

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