パブリックコメント「みんなで考えよう!鳥取県の将来ビジョン」の実施結果

  • 「将来ビジョン」の策定に当たり、県民の皆様の御意見を広くお聞きするため「みんなで考えよう!鳥取県の将来ビジョン」と題して、パブリックコメントを実施しましたので結果を報告します。
  • 今回のパブリックコメントや、県内3地区で実施した「鳥取県の将来を共に考えるタウンミーティング」等でいただいたご意見を踏まえ、今後、鳥取県の将来ビジョンの策定作業を進めることとしています。 


パブリックコメントの応募状況

(1)意見募集内容

「鳥取県の将来ビジョン」について
 ・鳥取県が概ね10年後にこうなるであろう将来の姿、こうであって欲しい将来の姿
 ・あるいはこれらを実現させるための方策など
 ・「鳥取県の将来ビジョンの骨子の作成に向けての検討資料」に対する意見

(2)意見募集期間

平成19年10月29日(月)~12月7日(金)

(3)周知・応募方法

■周知方法

 報道機関への資料提供、新聞広告、ホームページ、タウンミーティング等での周知

■応募方法

郵便、ファクシミリ、電子メール、県民室・県民局の意見募集箱への投函

(4)応募件数

27件 (19名)

1 将来ビジョン策定に反映、及び参考とさせていただいたご意見。(22件)

  • 作成中の「将来ビジョンの骨子(たたき台)」に反映して記述しました。(一部反映したものも含む)
主な意見 対応結果
ビジョンはリーダーが示すもの。ビジョンは目的で計画は手段。分野にいろいろ分けてあるがこれらはビジョンを達成するための手段。鳥取県の今の問題点を解決し県民が夢を持てるビジョンを掲げる必要がある。 目的と手段とを区別して将来ビジョンを作成します。
「質の高い人材確保」「技術・経営に関する情報の得やすさ」を確保し、企業誘致を進める。そのために企業と大学等との連携を強化。 県内産業の活性化を支える質の高い人材の育成を、各機関が連携して取り組むということについて、将来ビジョンに記述します。
産業活動を活発化させ、元気で明るい、ますます暮らしよいふるさとにしなければならない。 高齢化の進行等の現状を踏まえ、鳥取県の特性を活かしつつ、ご意見にあったような鳥取県の将来像を将来ビジョンに記述します。
鳥取県の10年後は次のようになっているでしょう。
新産業やシルバー産業が誕生し、世界各地から移住者が増加。
「70歳まで生涯現役」の仕組みが出来、皆が力を合わせて働く社会を実現し、医療費の少なさ、健康長寿社会を実現。
市内どこでも短時間で結ばれるコンパクトなコミュニティ社会を形成。
世界一の液晶ランドとして産官学金が連携して発展。
観光産業は関わる産業の裾野が広く、経済効果が大きい。県の最重要産業と位置づけ力を入れるべき。 観光は鳥取県の重要な産業と考えています。また、NPOを始め関係機関等、多様な主体による連携についても重要な視点と考え、将来ビジョンに記述します。
観光の発展には、観光施設、宿泊施設、交通機関、物産業者、イベント業者(体験プログラム含む)など、県内外との人的ネットワークを構築、継続しなければならない。具体的な活動を行っているNPOに権限を委譲した方がよいのではないか。
鳥取が魅力のある県になれば定住者が増える。人口が増加すれば知恵を出し雇用の場を提供する者も現れる。 魅力があり、人が増え、産業が活性化するような鳥取県の将来像を将来ビジョンに記述します。
高速道路にのみ重点を置いている、鉄道やバスといった公共交通機関、地域の足の確保を全県一帯で取り組んで欲しい。 生活道路や、地域の実情にあった公共交通機関の維持等について将来ビジョンに記述します。
限界集落の増加が予想されており、中山間地に暮らす人々にとって、集落の自治、農道・林道・生活道の管理、冠婚葬祭など、共同体としての機能低下は、重要な課題。 中山間地域が置かれている厳しい現状、課題を踏まえ、将来像を将来ビジョンに記述します。
中山間地の農村集落は半減していくと予想され「コンパクトな町づくり」が必要ではないか? 集落から町部への移転を、特に高齢者に対して勧めるべきである。 地域の特性に応じたコンパクトなまちづくりの実現等について、将来ビジョンに記述します。
林野・農地保全、山村風景の保全等の役割を担う中山間地の集落存続のために、高齢化の進んだ集落や世帯数が少ない集落等には、特別の支援策を行う必要がある。 将来ビジョンの内容を具体化する中で検討していきます。
無料の高速道路と関西圏・中国・韓国等へ近いという立地を活かし、境港、鳥取港を日本海の物流拠点の一つとなるよう目指すべき。 境港、鳥取港、米子空港を北東アジアのゲートウェイとしての国際物流拠点とし、物流の活発化を目指すことについて将来ビジョンに記述します。
快適な生活環境をつくるためには、大量生産・消費・廃棄に支えられたライフスタイルを見直すことが大切。 将来ビジョンの環境分野の部分に記述します。
障害者の自己負担が多くなり、将来的には民間、行政とのグループホームなどが自立的に必要となる。 グループホーム等の生活基盤整備について、将来ビジョンの福祉分野の部分に記述します。
「福祉・医療」のネットワークづくりが大切で、そのためにも幼少の頃より高等教育、社会人までの中でボランティア(心の教育)、精神の昂揚に力を入れることが大切。 学校教育において、社会の一員として社会を支える人材を養成を目指すことについて将来ビジョンに記述します。
人口流出防止、自然増を目的とした「子育て支援」「新築住宅支援」などを図って欲しい。 「子育て」に関する分野を設け、安心して子育てできる社会環境を整備することについて将来ビジョンに記述します。
重要テーマに「子育て」について全くないというのはおかしい。
賑わいのある地域づくりのためには、子どもの減少を食い止める必要がある。
少子化ではあるが、子育てしやすい環境をつくることによって、スローライフの中で鳥取だからこそ出来る子育てがあり、IターンやUターンにもつながると思う。
高齢化社会を迎え、農業、水産業も頭打ちの当県に新たな「産業」を創生する必要。
提案するのが「高齢者保養地域」への転換。全国から高齢者が保養又は移住できる地域を目指す。
豊かな自然と土地代の安さ、空気の良さなど良質な地理的要因を挙げ、専用の区域や恩恵制度を設ける。
医療設備が整い、安心して暮らせるイメージを全面に出す。
鳥取県の将来像を考えるうえで参考とするご意見としてお受けしました。
「邪馬台国山陰説」など古代史論争を巻き起こす仕掛け作りや、「東アジアと日本」などの歴史文化観光商品を作り大量集客を図ってはどうか。
若い人に自分たちで簡単な住宅でも建て家賃を低くして事業所得を多くするようにすれば、生活しやすくなり、県内で生活したい人も増えてくる。生活のしやすさ、若者へのサービスを県外に広報することが大切。
『子育ては鳥取県で』全国一の手厚い施策で子育て世代の移住を推進。そのためには仕事があること。姫鳥線開通で、関西圏への通勤も可能となる。
子供たちが遊べる、鳥取らしい観光施設、遊戯施設が少ない。鳥取が活気づく事を祈っています。私たち若者や高校生に楽しめる場所をください。

2 既に盛り込み済みのご意見(1件)

  • パブリックコメントで提示した「鳥取県の将来ビジョンの骨子の作成に向けての検討資料」に既に盛り込み済みの内容と同じご意見。
主な意見 対応結果
二地域居住、グリーンツーリズム、 観光、体験旅行等、様々な形で県外の人々を鳥取県に誘い、消費を期待。訪れて、鳥取県の素晴らしさを知って頂き、移住を促し、交流などを通じて賑わいをつくる。 観光、自然環境などの鳥取県の特性を活かし、移住や交流が盛んな将来像について将来ビジョンに記述します。

3 その他のご意見(4件)

  • 個別の要望など、将来ビジョンの策定作業とは別に処理すべきご意見。
主な意見 対応結果
ごみ袋の値段を上げすぎて不法投棄などにつながり逆に環境悪化を招くように思う。もういちどゴミ袋の値段について考慮してほしい。 県内の全市町村に対しご意見の内容を伝えました。
県の助成で社会教育主事を地区公民館に配置し地域の活性化を図って欲しい。 公民館活動については、地域活性化のためにも各市町村において活発に進めていただきたいと考えています。県が社会教育主事を配置するための助成を行う予定はありませんが、公民館職員等の資質向上を図るための研修の実施などを通じて引き続き支援を行っていきたいと考えています。
米子-ソウル便の為に何故航空会社に補助金を支払うのか? 関係課に対しご意見の内容を伝えました。
永住外国人地方選挙権付与法案に反対。 永住外国人への地方参政権付与については、それぞれの立場や歴史認識等により、様々な考え方があると承知しています。最終的には、国民の代表で構成される国会において、透明性の高い十分な議論を尽くして、結論を出すべき問題だと思われます。
  

最後に本ページの担当課
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