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1 鳥取県鉱工業指数の動向

 平成17年の鳥取県の鉱工業動向は、生産指数が対前年比▲16.4%低下、出荷指数も同▲7.6%低下し、在庫指数は同2.3%の上昇となった。
 鉱工業指数の四半期別推移をみると、生産のⅠ期が▲8.8%、Ⅱ期は▲7.1%、Ⅲ期は▲7.6%と3期連続で低下し、Ⅳ期は9.6%と上昇した。また、前年同期比ではⅠ期は▲11.0%、Ⅱ期は▲19.3%、Ⅲ期は▲20.5%、Ⅳ期は▲14.2%と4期連続で低下となっている。
 出荷は、Ⅰ期は2.7%の上昇となり、Ⅱ期は▲2.6%、Ⅲ期は▲12.3%と連続して低下し、Ⅳ期は3.9%と3期ぶりの上昇となった。前年同期比ではⅠ期は▲0.9%、Ⅱ期は▲7.2%、Ⅲ期は▲12.5%、Ⅳ期は▲8.9%と4期連続で低下となっている。
 在庫はⅠ期が4.6%の上昇となり、Ⅱ期は▲6.5%の低下、Ⅲ期は0.9%、Ⅳ期は5.0%と2期連続の上昇となった。前年同期比ではⅠ期は6.2%の上昇となり、Ⅱ期は▲3.8%の低下、Ⅲ期は4.0%、Ⅳ期は3.6%と2期連続の上昇となっている。
 本県の鉱工業動向は、主力である電気機械工業が平成17年前半から大幅な低下に転じ、低下傾向が続いている。


鉱工業指数の推移

鉱工業総合の動き

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2 生産・出荷・在庫の動き

(1)生産の動き

ア 概要
 生産指数(平成12年=100)は年平均69.5で、対前年比▲16.4%と低下した。
 主要13業種の対前年比をみると、一般機械工業が▲33.8%、電気機械工業が▲29.0%、窯業・土石製品工業が▲9.5%など9業種で低下した。一方、食料品・たばこ工業が3.8%、家具工業が2.7%、輸送機械工業が2.6%など4業種で上昇した。
 四半期別の推移を前期比でみると、Ⅰ期は▲8.8%、Ⅱ期は▲7.1%、Ⅲ期は▲7.6%と3期連続で低下し、Ⅳ期は9.7%と上昇している。業種別では、ウエイトで50%近くを占める電気機械工業がⅠ期からⅢ期まで大幅に低下した後、Ⅳ期で大幅に上昇した。


業種別生産指数の動き


イ 加工型業種と素材型業種
 加工型業種総合の年平均指数は57.3で、対前年比▲28.6%の大幅な低下となった。
 素材型総合業種は、年平均指数で75.4と、対前年比▲4.4%の低下となった。鉱工業全体では、年平均指数は69.5で、対前年比▲16.4%と3年ぶりに低下した。


加工型業種と素材型業種

加工型業種と素材型業種の動き


(2) 出荷の動き

 出荷指数(平成12年=100)は年平均88.3で、対前年比▲7.6%と低下した。主要13業種の対前年比をみると、一般機械工業が▲38.0%、電気機械工業が▲11.2%、窯業・土石製品工業が▲9.5%など8業種で低下した。一方、輸送機械工業が2.3%、家具工業が1.0%、鉄鋼業が0.6%など5業種が上昇した。
 四半期別の推移を前期比でみると、Ⅰ期は2.7%、Ⅱ期は▲2.6%、Ⅲ期は▲12.3%と2期連続で低下した後、Ⅳ期は3.8%と上昇となっている。業種別では電気機械工業がⅠ期は上昇、Ⅱ期、Ⅲ期は大幅に低下し、Ⅳ期は上昇している。


業種別出荷指数の動き


(3) 在庫の動き

 在庫指数(平成12年=100)は年平均75.7で、対前年比2.3%の2年連続の上昇となった。主要12業種の対前年比をみると、上昇したのはパルプ・紙・紙加工品工業が54.5%、金属製品工業が50.0%、鉄鋼業が5.2%など4業種であった。一方、一般機械工業が▲25.9%、家具工業が▲21.7%、電気機械工業が▲14.2%など8業種が低下となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、Ⅰ期は4.5%と上昇、Ⅱ期は▲6.5%と低下した後、Ⅲ期は1.0%、Ⅳ期は5.0%と2期連続で上昇している。業種別では電気機械工業がⅠ期からⅢ期までは低下し、Ⅳ期は上昇した。


業種別在庫指数の動き

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3 寄与度分析

(1)生産

 平成17年の生産指数は、前年比▲16.4%の大幅な低下であった。
 業種別の寄与度をみると、電気機械工業が▲13.9%、一般機械工業が▲2.0%、金属製品工業が▲0.4%など8業種がマイナスに寄与している。
 一方、食料品・たばこ工業が0.7%など5業種がプラスに寄与している。


生産寄与度

主要業種の寄与度


(2)出荷

 平成17年の出荷指数は、前年比▲7.6%の低下であった。
 業種別の寄与度をみると、電気機械工業が▲5.7%、一般機械工業が▲1.4%など6業種がマイナスに寄与している。
 一方、食料品・たばこ工業が0.1%など7業種がプラスに寄与している。


出荷寄与度

主要業種の寄与度


(3)在庫

 平成17年の在庫指数は、前年比2.3%の上昇であった。
 業種別の寄与度をみると、パルプ・紙・紙加工品工業が9.4%、金属製品工業が1.5%、窯業・土石製品工業が0.1%など5業種がプラスに寄与している。一方、電気機械工業が▲7.2%、食料品・たばこ工業が▲0.7%、一般機械工業が▲0.4%など7業種がマイナスに寄与している。


在庫寄与度

主要業種の寄与度


(参考)鉱工業総合の在庫循環図


鉱工業総合の在庫循環図


(注)「意図した在庫増局面」需要が供給より多くなると、生産を拡大し、在庫を積み増して需要に対処する。
 「意図せざる在庫増局面」供給が需要より多くなると、生産の伸びが鈍化し、在庫が適正水準を超え、在庫の積み上がりが起きる。
 「在庫調整局面」適正水準を超えた在庫を減らすため、生産を抑え、在庫調整を図る。
 「意図せざる在庫減局面」需要の増加に生産が追いつかず、在庫が減少する。

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4 業種別の動向

(1)鉄鋼業

 鉄鋼業の前年比は、生産が▲8.2%と4年ぶりの低下となった。一方、出荷が0.6%と4年連続の上昇となり、在庫も5.2%と3年連続の上昇となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は、平成16年Ⅲ期以降低下に転じ、平成17年Ⅰ期は▲8.0%と低下となったが、Ⅱ期は0.3%、Ⅲ期は2.6%、Ⅳ期は0.2%と3期連続の上昇となった。出荷も生産と同様の傾向で、平成17年Ⅰ期は▲1.9%と低下となったが、Ⅱ期は4.0%、Ⅲ期は2.1%、Ⅳ期は0.4%と3期連続の上昇となった。在庫は、平成16年Ⅳ期に大幅の上昇となったが、平成17年Ⅰ期に▲1.3%と低下し、Ⅱ期は1.8%の上昇、Ⅲ期は▲2.0%、Ⅳ期は▲6.6%と2期連続 の低下となった。
 品目別生産の動きは、鍛工品が4.8%上昇した。


鉄鋼業の推移

鉄鋼業の動き


(2)金属製品工業

  金属製品工業の前年比は、生産が▲8.3%、出荷が▲3.0%とそれぞれ3年ぶりの低下となった。一方、在庫は50.0%と2年ぶりの大幅上昇となっている。
  四半期別の推移を前期比でみると、生産、出荷とも平成16年Ⅳ期の上昇から、平成17年Ⅰ期で生産が▲8.3%、出荷が▲5.0%とそれぞれ低下し、Ⅱ期は生産が2.0%、出荷は3.2%の上昇を挟んでⅢ期は生産が▲5.5%、出荷は▲4.3%の低下となり、Ⅳ期は生産は▲1.8%で2期連続の低下、出荷は1.2%と2期ぶりに上昇した。在庫は平成17年Ⅰ期が7.0%と上昇し、Ⅱ期は▲0.3%、Ⅲ期は▲6.1%、Ⅳ期は▲1.3%と3期連続の低下となっている。
 品目別生産の動きは、その他(高圧容器など)が29.1%、作業工具が12.0%とそれぞれ2年連続上昇している。一方、プレス製品が▲37.4%、ガス機器が▲12.4%、電気めっきが▲9.9%などがそれぞれ低下した。


金属製品工業の推移

金属製品工業の動き


(3)一般機械工業

 一般機械工業の前年比は、生産が▲33.8%、出荷が▲38.0%とそれぞれ3年ぶりの大幅低下となった。一方、在庫は▲25.9%の大幅低下で6年連続の低下となっている。
  四半期別の推移を前期比でみると、平成17年Ⅰ期に生産が▲27.7%、出荷が▲36.3%とそれぞれ大幅低下した。その後、Ⅱ期は生産が▲5.8%、出荷が13.0%となり、Ⅲ期は生産が▲2.2%、出荷が▲9.9%とそれぞれ低下、Ⅳ期は生産が18.7%、出荷が36.0%とそれぞれ大幅上昇した。在庫は、平成16年Ⅳ期に続き、平成17年Ⅰ期は2.8%と上昇したが、Ⅱ期は▲16.6%、Ⅲ期は▲32.1%、Ⅳ期▲14.7%と3期連続で大幅低下となった。
  品目別生産の動きは、サービス用・民生用機械が▲58.9%、一般産業用機械が▲50.0%、金型が▲24.5%、金属工作機械が▲18.3%とそれぞれ大幅な低下となった。


一般機械工業の推移

一般機械工業の動き


(4)電気機械工業

 電気機械工業の前年比は、生産が▲29.0%、出荷が▲11.2%とそれぞれ4年ぶりの低下となった。在庫も▲14.2%の低下となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産は平成16年Ⅳ期に上昇したものの、平成17年Ⅰ期は▲15.1%、Ⅱ期は▲15.2%、Ⅲ期は▲17.8%と3期連続で大幅に低下し、Ⅳ期は再び25.6%の大幅な上昇となった。出荷は平成17年Ⅰ期が6.6%と上昇したものの、Ⅱ期は▲9.4%、Ⅲ期は▲19.9%と大幅に低下し、Ⅳ期は11.0%と上昇した。在庫は平成17年Ⅰ期が▲3.9%、Ⅱ期が▲10.2%、Ⅲ期が▲2.8%と3期連続で低下したが、Ⅳ期は7.2%の上昇となっている。
   品目別生産の動きは、電子部品・デバイス工業のうち液晶素子が▲53.9%、半導体素子が▲42.1%、電子・通信機器用部分品が▲29.9%と大幅に低下し、このほか、情報通信機械工業も▲23.5%と大幅に低下した。一方、開閉制御装置が19.2%、その他(乾電池など)が12.1%、民生用電気機械器具が11.9%の上昇となっている。


電気機械工業の推移

電機機械工業の動き


(5)窯業・土石製品工業

 窯業・土石製品工業の前年比は、生産が▲9.5%、出荷が▲9.5%の低下となった。一方、在庫は3.1%の上昇となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産、出荷は、平成16年Ⅲ期から上昇していたが、平成17年Ⅰ期に生産が▲16.0%、出荷が▲16.9%とそれぞれ大幅に低下し、Ⅱ期は生産が9.2%、出荷が13.4%、Ⅲ期は生産が1.0%、出荷は0.5%とそれぞれ上昇した。Ⅳ期は生産が▲2.5%、出荷が▲2.6%とそれぞれ低下となった。在庫は、平成16年Ⅱ期から上昇に転じ、平成17年Ⅰ期は2.6%と4期連続で上昇したが、それ以降のⅡ期は▲5.0%、Ⅲ期は▲1.3%、Ⅳ期は▲1.8%と3期連続で低下した。
 品目別生産の動きをみると、その他(石工品など)が▲35.0%、ファインセラミックスが▲12.4%とそれぞれ低下した。


窯業・土石製品工業の推移

窯業・土石製品工業の動き


(6)プラスチック製品工業

 プラスチック製品工業の前年比は、生産が▲3.2%、出荷が▲1.0%とそれぞれ4年ぶりの低下となった。在庫も▲5.9%と低下した。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産、出荷は平成16年Ⅳ期に低下したものの、平成17年Ⅰ期の生産は0.4%、出荷は5.4%、Ⅱ期の生産は1.2%、出荷は3.9%とそれぞれ上昇し、Ⅲ期の生産は▲3.2%、出荷は▲4.4%、Ⅳ期の生産は▲6.8%、出荷は▲6.8%とそれぞれ2期連続の低下となった。在庫も平成16年Ⅳ期に低下に転じ、平成17年Ⅰ期は▲8.1%、Ⅱ期は▲6.6%、Ⅲ期は▲2.4%、Ⅳ期は▲0.2%と5期連続の低下となった。
 品目別生産の動きは、フィルムが▲3.1%、発泡製品が▲2.8%、機械器具部品が▲0.8%とそれぞれ低下した。


プラスチック製品工業の推移

プラスチック製品工業の動き


(7)パルプ・紙・紙加工品工業

 パルプ・紙・紙加工品工業の前年比は、生産が0.4%、出荷が0.2%とそれぞれ2年連続の上昇となった。在庫も54.5%の大幅上昇となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産、出荷は上昇、低下を繰り返し、平成17年Ⅰ期は生産が3.0%、出荷が1.6%と上昇、Ⅱ期は生産が▲4.2%、出荷が▲1.9%と低下、Ⅲ期は生産が6.0%、出荷は5.3%と上昇、Ⅳ期は生産が▲4.0%、出荷は▲3.0%の低下となっている。在庫は平成16年Ⅲ期から上昇に転じ、平成17年Ⅰ期は14.8%、Ⅱ期が8.3%、Ⅲ期が8.6%、Ⅳ期は4.4%と6期連続して上昇となった。
  品目別生産の動きは、事務用紙製品の▲7.4%をはじめ、板紙が▲1.9%、紙が▲0.3%とそれぞれ低下し、段ボールが0.3%の上昇となった。


パルプ・紙・紙加工品工業の推移

パルプ・紙・紙加工品工業の動き


(8)繊維工業

 繊維工業の前年比は、生産が▲5.1%、出荷が▲7.2%、在庫が▲1.8%とそれぞれ低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産、出荷とも同様の低下傾向が続いており、Ⅰ期の生産は▲5.8%、出荷は▲5.5%と低下、Ⅱ期の生産は1.2%、出荷は0.2%と上昇、Ⅲ期の生産は4.6%、出荷は2.2%の上昇、Ⅳ期の生産は▲5.3%、出荷は▲8.4%の低下となった。在庫のⅠ期は▲6.6%低下した後、Ⅱ期は8.9%、Ⅲ期は0.3%と2期連続で上昇したが、Ⅳ期に▲3.5%と低下となった。
 品目別生産の動きは、その他(ニット染色・整理など)が▲39.0%の大幅低下をはじめ、紡績糸が▲8.0%、織物製品が▲4.9%、ニット製品が▲0.1%とそれぞれ低下している。


繊維工業の推移

繊維工業の動き


(9)食料品・たばこ工業

 食料品・たばこ工業の前年比は、生産が3.8%、出荷が0.4%とそれぞれ上昇となった。一方、在庫は▲4.8%の低下となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産、出荷は平成16年Ⅳ期に上昇に転じた後、平成17年は、生産のⅠ期は9.1%と上昇、Ⅱ期は▲5.4%、Ⅲ期は▲3.1%、Ⅳ期は▲0.8%と3期連続の低下となった。出荷はⅠ期が5.5%、Ⅱ期は6.3%で3期連続で上昇したが、Ⅲ期は▲10.5%、Ⅳ期は▲3.6%と2期連続の低下となった。在庫はⅠ期が4.3%の上昇、Ⅱ期が▲10.4%の低下、Ⅲ期は4.7%、Ⅳ期は9.0%と2期連続の上昇となった。
 品目別生産の動きは、その他の食料品(配合飼料など)が16.1%、めん類が11.3%とそれぞれ大幅に上昇したほか、惣菜が5.1%、生菓子が4.9%と上昇した。低下したのは、水産缶詰が▲74.3%と大幅に低下したほか、ブロイラー加工品が▲8.9%、清酒が▲8.4%、しょうゆが▲7.7%などそれぞれ低下した。


食料品・たばこ工業の推移

食料品・たばこ工業の動き


(10)その他工業

 その他工業の前年比は、生産が▲0.9%、出荷が▲0.9%とそれぞれ2年連続の低下となった。在庫は▲6.8%の低下となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産はⅠ期が1.9%、Ⅱ期は▲0.6%、Ⅲ期は7.7%、Ⅳ期は▲11.1%と上昇、低下を繰りかえした。出荷はⅠ期が▲1.5%低下し、Ⅱ期は3.9%、Ⅲ期は6.0%と2期連続で上昇した後、Ⅳ期は▲7.0%と低下した。在庫はⅠ期が7.1%と上昇し、Ⅱ期は▲6.9%の低下、Ⅲ期は0.4%の上昇、Ⅳ期は▲7.9%の低下と生産と同様の動きであった。
 細分類業種の生産の動きは、ゴム製品工業が▲8.2%、木材・木製品工業が▲4.9%とそれぞれ低下し、家具工業が2.7%、輸送機械工業が2.6%とそれぞれ上昇した。


その他工業の推移

その他工業の動き


(ア) 輸送機械工業
 輸送機械工業の前年比は、生産が2.6%、出荷が2.3%とそれぞれ上昇となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、Ⅰ期は生産が▲1.6%、出荷が▲2.9%とそれぞれ低下した後、Ⅱ期は生産が3.4%、出荷が5.6%となり、Ⅲ期は生産が16.1%、出荷が15.2%とそれぞれ大幅に上昇した後、Ⅳ期には生産が▲30.1%、出荷が▲30.5%と大幅な低下となった。
 品目別生産の動きは、自動車部品が4.4%と上昇した。


輸送機械工業の推移

輸送機械工業の動き


(イ)ゴム製品工業
 ゴム製品工業の前年比は、生産が▲8.2%、出荷が▲8.0%とそれぞれ低下となった。また、在庫も▲5.8%の低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産のⅠ期は▲10.0%、Ⅱ期は▲5.2%、Ⅲ期は▲2.1%と平成16年Ⅲ期から続けて5期連続の低下が続いた後、Ⅳ期は23.4%の大幅な上昇となった。出荷も生産と同様にⅠ期が▲10.0%、Ⅱ期は▲3.8%、Ⅲ期は▲7.4%と4期連続の低下が続いた後、Ⅳ期は33.2%と大幅に上昇した。在庫はⅠ期が0.6%の上昇となり、Ⅱ期は▲1.0%、Ⅲ期は▲0.6%、Ⅳ期は▲2.9%と3期連続して低下した。
 品目別生産では、工業用ゴム製品が▲3.1%と低下している。


ゴム製品工業の推移

ゴム製品工業の動き


(ウ)家具工業
 家具工業の前年比は、生産が2.7%、出荷が1.0%とそれぞれ上昇し、在庫は▲21.7%と大幅な低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産のⅠ期は31.0%と大幅に上昇したが、Ⅱ期は▲20.9%と大幅に減少し、Ⅲ期は10.6%、Ⅳ期は▲2.2%と一進一退となっている。出荷も生産と同様にⅠ期が28.3%、Ⅱ期は▲20.6%、Ⅲ期は7.6%、Ⅳ期は▲1.5%となった。在庫はⅠ期が▲2.6%、Ⅱ期は▲8.9%と平成16年Ⅲ期以降4期連続での低下の後、Ⅲ期は1.0%、Ⅳ期は8.1%と2期連続で上昇した。
 品目別生産の動きは、木製机・テーブルが11.9%と大幅に上昇し、たんすが▲15.9%と大幅に低下した。


家具工業の推移

家具工業の動き


(エ)木材・木製品工業
 木材・木製品工業の前年比は、生産が▲4.9%、出荷は▲5.5%、在庫も▲2.9%とそれぞれ低下となった。
 四半期別の推移を前期比でみると、生産のⅠ期は▲7.6%と低下し、Ⅱ期は4.3%と上昇の後、Ⅲ期は▲0.1%、Ⅳ期は▲2.7%と連続して低下した。出荷のⅠ期が▲10.6%と大幅に低下した後、Ⅱ期は5.2%、Ⅲ期は3.8%、Ⅳ期は4.2%と3期連続して上昇した。在庫のⅠ期が10.4%と大幅に上昇した後、Ⅱ期は▲7.5%、Ⅲ期は0.8%、Ⅳ期は▲13.2%と一進一退となっている。
 品目別生産の動きは、一般製材が▲12.1%と大幅に低下した。


木材・木製品工業の推移

木材・木製品工業の動き


(別掲)品目別生産の推移(Excelファイル)

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5 財別の動向

(1)最終需要財

 鉱工業製品を用途別に分類した特殊分類の動きをみると、最終需要財では、生産が前年比▲5.6%、出荷が▲8.2%と低下となり、在庫も同▲8.7%の低下となった。また、生産財については、生産が前年比▲25.8%、出荷が同▲6.8%とそれぞれ4年ぶりの低下となり、在庫も15.1%と3年連続の大幅上昇となっている。
 四半期別の推移を前期比でみると、最終需要財は、平成17年のⅠ期が▲0.6%、Ⅱ期が▲6.3%、Ⅲ期が▲9.2%と3期連続で低下し、Ⅳ期は13.1%の大幅な上昇となった。出荷は、Ⅰ期が6.9%と上昇、Ⅱ期が▲3.4%、Ⅲ期が▲21.5%と低下が続いた後、Ⅳ期は11.8%と大幅に上昇した。在庫も出荷と同様にⅠ期が0.5%と上昇、Ⅱ期は▲8.0%、Ⅲ期は▲0.8%と連続して低下し、Ⅳ期は8.2%と上昇した。


最終需要財の推移

最終需要財の動き


(2) 生産財

 生産財については、生産は平成17年Ⅰ期が▲15.9%、Ⅱ期が▲7.8%、Ⅲ期が▲4.4%と平成16年Ⅱ期から続けて6期連続で低下した後、Ⅳ期で3.0%の上昇となっている。出荷はⅠ期が2.2%の上昇、Ⅱ期は▲5.0%の低下、Ⅲ期は0.1%の上昇、Ⅳ期は▲6.2%と低下した。在庫はⅠ期が4.5%の上昇、Ⅱ期が▲1.6%の低下、Ⅲ期は3.6%、Ⅳ期は0.1%と2期連続の上昇となった。


生産財の推移

生産財の動き


(3) 個別の財の出荷動向

 最終需要財を構成する個別の財の出荷動向についてみると、資本財が▲27.9%と、平成16年(24.0%)から大幅な低下となった。建設財も▲6.4%と引き続き低下が続いた。
 耐久消費財も▲14.2%の大幅な低下となった。また、ウエイトで最終需要財全体の約4割を占める非耐久消費財は0.4%と2年連続で上昇した。


最終需要財(出荷)の推移

最終需要財(出荷)の動き


 次に生産財を構成する個別の財の出荷動向についてみると、鉱工業用生産財が▲6.7%と4年ぶりの低下となり、その他用生産財も▲8.7%と低下した。


生産財(出荷)の推移

生産財(出荷)の動き

  

最後に本ページの担当課    鳥取県 総務部 統計課
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