令和2年6月8日、鳥取県内で重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の症例が、県内で初めて確認されました。

 報道発表資料(PDF:184KB)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

2011年に中国において新しい感染症として流行していることが報告された病気です。
病原体は、SFTSウイルスです。

潜伏期間は6~14日で、発熱、消化器症状(食欲低下、吐き気、おう吐、下痢)などの症状が見られ、
重症化して死亡することもあります。

日本では、2013年1月、SFTSの患者が国内で初めて確認されて以降、
毎年60名~90名前後の患者が報告されています。
  

感染経路

多くの場合、ウイルスを有するマダニに咬まれてSFTSウイルスに感染すると考えられますが、
マダニに咬まれた痕が見当たらない患者もいます。

また、SFTSウイルスに感染し、発症している野生動物やネコ・イヌなどの動物の血液からSFTSウイルスが検出されています。
そのため、SFTSウイルスに感染した動物の血液などの体液に直接触れた場合、SFTSウイルスに感染することは否定できません。

 ※健康なネコなどから人がSFTSウイルスに感染することはないと考えられています。
 ※屋内のみで飼育されているネコについては、SFTSウイルスに感染する心配はありません。

県民の皆様へ

マダニからSFTSウイルスに感染しないようにするためには、マダニに咬まれないように気を付けることや、動物との触れ合いについても注意することが重要です。

特に、マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニにかまれる危険性が高まりますので、以下のことに注意しましょう。

また、野山などに出かけた後、身体にマダニに刺されたと疑われる刺し口がみられ、発熱や倦怠感、消化器症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。

<野山や畑に入る際に注意するポイント> 

  • 長袖、長ズボン、手袋などを着用し肌の露出をしないようにしましょう。

 (シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用のスパッツを着用するなど)

  • 肌が出る部分や服の上からダニ忌避剤(ディート剤)を噴霧しましょう。
  • 服はダニの付着が目立つ白い色にしましょう。
  • 地面に直接、寝転んだり座ったりはせず、敷物を敷きましょう。
  • 服にダニが付いている可能性があるので、車や自宅に入る前に服をはたき、帰った後はすぐ入浴し、体をよく洗い、新しい服に着替えましょう。
  • ペットを連れて野山に行ったあとは、ペットにダニが着いていないかを確認しましょう。

マダニ対策、今できること(国立感染症研究所作成リーフレット)

<動物と触れ合う際に注意するポイント> 

  • 動物との過剰な触れ合い(口移しでエサを与える、動物を布団に入れて寝るなど)は避けましょう。
  • 動物に触った後は、必ず手洗いをしましょう。
  • 動物のマダニを適切に駆除しましょう(駆除剤等の使用)。
  • 動物の健康状態の変化に注意し、体調不良の際は早めに医療機関を受診しましょう。
  • 体調不良の動物等を取り扱う際には、手袋や防護衣を着用しましょう。
  • 野生動物との接触は避けましょう。
  

<問い合わせ先 >


保健所名 電話 FAX
鳥取市保健所 電話:0857-30-85320857-30-8532 FAX:0857-20-39620857-20-3962

中部総合事務所福祉保健局(倉吉保健所)

電話:0858-23-31450858-23-3145 FAX:0858-23-48030858-23-4803

西部総合事務所福祉保健局(米子保健所)

電話:0859-31-93170859-31-9317 FAX:0859-34-13920859-34-1392

  

最後に本ページの担当課    鳥取県 福祉保健部 感染症対策局 感染症対策課
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