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中部地区タウンミーティングの概要:平成19年11月4日開催

中部地区タウンミーティングを開催しました。

  • 鳥取県では、中長期的な県政の進むべき方向について、財政的前提や克服すべき課題なども付記した「持続可能な近未来ビジョン」である「将来ビジョン」を県民の皆様とともに策定することとしています。
  • この策定に当たり、鳥取県の将来について平井知事と県民が語り、意見を交換する「鳥取県の将来を共に考えるタウンミーティング」を鳥取県中部地区で開催しましたのでその概要を報告します。

■開催日時
 平成19年11月4日(日) 午前2時~4時30分
■開催場所
 新日本海新聞社中部本社 ホール
■参加者数
 32名
■県側の出席者
 知事、企画部長、総務部長、中部総合事務所長 他関係部局長 等


中部地区タウンミーティングの様子

タウンミーティングの概要

1 知事あいさつ

  • 10年後の鳥取県がどうなっているのか、県民が共通の理解をもっているべき。これが、将来ビジョンにつながっていければと思う。
  • このタウンミーティングで得られた意見により、将来像が描かれていくようお願いする。

2 意見交換 ~主な意見~

  • 国は医療体制を整備したと言うが後退してきている。県内には透析のできる病院がなくなってきている。臓器移植法も10年経つが、鳥取県はほとんどできていない。透析患者としては、国を動かし、安心できる福祉・医療体制を望む。

⇒(知事)医療の人的スタッフの不足で、透析が不十分になっている。国に対し、いたずらな報酬改定等をすべきではないと言っている。臓器移植法において、県内では米子医療センターをキーステーションにしてやらなければいけないと思う。現在、県庁のみにコーディネーターがいるが、そういうことも改めていきたい。

  • 病院の避難訓練等で、長時間医療を受けている患者(透析等)が訓練を受けられるように考えてほしい。

⇒(知事)災害時に対応した訓練は必要であり、充実していきたい。障害者の視点での訓練は、到達点に至っていない。避難誘導の仕方、自宅に帰るときの手立て等、防災体制を障害者の視点で考えていきたい。

  • 障害者施設に関し、財政を理由に削減等されているケースがある。社会福祉という領域に限らず、障害者が自立しにくくなっている。自立ができる施設を考えてほしい。

⇒(知事)障害者の対応について、財政論に偏っている感がある。障害者自立支援法の件でも国に意見を言っているところ。

  • 阪神淡路大震災のとき、障害者の避難所が無かったため、安否を確認しようとしたところできなかった。地震情報も「皆さんに」と言いながら、障害者には届いていないケースがある。「皆さん」とか「我々」といった表現の中に障害者や病気の人が抜け落ちていることが間々あるので、この意識の落とし穴をどう埋めるか考えてほしい。

⇒(知事)県も抜け落ちた穴を埋めていきたい。
⇒(福祉保健課長)医療関係において、関係各所とのネットワークを築くように、一つずつ話をつめている段階。災害訓練について、どういう支援が必要か皆さんの意見を聞きながら考えていきたい。(一方的に何が必要か決めるようなことはしない。)障害者が参加できるような防災訓練ができるよう実情を把握したい。

  • 中部の聾学校の卒業生で、卒業後に仕事に就く人がほとんどいない。障害者の働く場がない。

⇒(知事)障害者の働く場がないことについて、10年あれば改善できるスパンであり、千代三洋工業のように最低賃金保障の事業所を位置づける必要がある。

  • 老人ホーム等に、聾唖者を受け入れる専門施設がない。障害者が高齢になったときの介護施設を考えてほしい。
  • UIJターンについて、Jターンとはどういうものか教えてほしい。

⇒(知事)Jターンは、地方出身者が都会で働いた後、また故郷とは違う地区に移住すること。多様なふるさとへの回帰について、紹介する事業を強めていくことは必要と考えている。市町村と連携した窓口をつくる。

  • 県内在住の外国人が増えている。外国人は住民としては捉えられているものの、県民・市民・町民としては捉えられていない。人口が減少している中、共に暮らす社会に外国人を入れ、県民・市民・町民として捉えるようにしてほしい。外国人の公的な救済機関はない。県民・市民・町民として保障していただけるようにすることで、鳥取県は住みよいところということになると思う。

⇒(知事)外国人の件については、行政として正面から取り組むべきと考えている。将来ビジョン骨子の中でも、在住者の増は交流の部分だけに書かれており、場所が悪い。共に暮らす社会の中にも入れるよう修正する。

  • 子どもたちを鳥取県に根付かせるためにも、郷土を思う気持ちを大切にする施策を行ってほしい。

⇒(知事)子どもたちが帰れる環境をつくっていきたい。

  • 学校の耐震強度において、県立学校は情報提供をいただき安心を与えてもらった。市町村立の小中学校にも波及していけばと思う。

⇒(知事)学校は災害時の非難所等にもなっており、耐震性も必要。市町村にも情報公開していただいて対策を立てていきたい。

  • 学校給食の牛乳パックは、コスト面で折り合いがつかないという理由でリサイクルに回っていない。環境教育のためにも、リサイクルの促進を考えてほしい。

⇒(知事)牛乳パックのリサイクルについて、リサイクルによりごみの減少が図られ、環境教育にもなる。

⇒(生活環境部長)TEAS(環境管理システム)を学校に取ってもらい、環境教育のシステム化を普及していきたい。市町村のリーダーシップも必要。ゴミの分別教育も重要だが、分別だけでなくトータルで環境を勉強してほしい。

  • インターネットの普及で、学校でもその技術を学ぶ機会が増えているが、低学年では、まず、相手との話し方などの基本的なことを教える場が必要ではないか。

⇒(知事)学童期の人との関わりは、しっかりと行う必要がある。メールなどではなく、生のコミュニケーションが必要だと思う。

⇒(教育委員会)インターネットの害から、小さい子どもを守るようなことを、条例化を目指してがんばりたい。

  • 子どもたちが自分たちで何かを運営していく機会がもてないかと思う。子どもたちが関わることで、その成功体験が将来のまちづくりにつながる。

⇒(知事)小さい時から役割を与えることについては、学校や地域社会で考える必要があること。社会の活動に参加させることは重要。

  • スローライフな社会には同感。そういう社会になればよいと思う。
  • 公民館長をしているが、「県政だより」や「市報」、地域情報誌など、様々な配布物がある。配布物を読まないという声もあるので、回覧とか、公民館での閲覧にしてはどうか。有料化を考えてはどうかとも思う。

⇒(知事)色々な意見があるところ。「県政だより」などの回覧については、現場を調べて担当の広報課で検討したい。

  • 補助金について、本当に必要なものなのかどうか見えてくる時期ではないか。よく考えて精査してほしい。

⇒(知事)補助金等の提案について来年度予算で考えていきたい。補助金をある程度取捨選択していかないと、財政的な目標が果たせない。

  • 県民の豊かさの中に「県民一人一人の心の落ち着きを取り戻す」を入れてほしい。県民一人一人が、子どもたちにとって良き指導者であるというメンタリングの精神を入れていただきたい。
  • 山陰道等の整備を早くしてほしい。

⇒(知事)北条湯原道路については、今後10年以内の完成を国土交通省に要請しているところ。完成すれば岡山の県境も倉吉の経済圏になってくると思う。

  • 高速道路を使って、多くの県外の方に来ていただけることを考えてほしい。来ていただいた方に鳥取県を気に入っていただき、移り住んでいただければと思う。
  • 1次・2次・3次産業の交流を考え、発展させて雇用の場の確保にももっていきたいと思う。このような施策を一元的にワンストップする場がほしいと思う。
  • 企業立地促進法において、鳥取県は県内50事業者の誘致と2,500人の雇用を計画されているが、大型企業や関連中型企業は東・西部に行きやすい。50事業者の東・中・西部の振り分けを教えてほしい。

⇒(知事)50事業者の誘致は、少し強めではあるが、アンケートによる積み上げからこういう目標を立てた。詳細なものはつくっていないが、京阪神への企業まわりもやっており、是非、中部地区への立地を目指したい。

⇒(商工労働部長)企業立地促進法では、中部の市町村が15の立地区域を設定しており、市町村と連携し、この地域に立地できるようにしていきたい。

  • 県が日本国内や世界で有名になるためには、人をつくることが必要。総理大臣を出すとか、都道府県知事になるような人材を育てるといったことで、教育が重要になってくる。

⇒(知事)リーダーとなるような人材育成について、NPO団体等の課題として道筋をつくるべきと思う。

  • アンテナショップについては、行商を行うぐらいのことを考えるくらいでないといけない。
  • 県の幹部は、退職後に地域の住民自治のリーダーになってほしい。
  • 県職員は、現役の間に各地域の役職を務めてほしい。そうすることで県の考え方が地域に伝わる。
  • 県の事業は、一つ一つを捉えれば良いものもあるが、自己満足で終わっている。良いことをしているので、情報発信をしっかりしてほしい。また、事業を行った後の検証も行う必要がある。

⇒(知事)情報発信と検証については、意見のとおりと思う。

  • 県議会や市町村議会の議員数が多すぎる。議員数の検討をしてほしい。
  • 県職員の数も多い。臨時職員で賄える仕事であれば、正職員はそんなに要らないのではないか。

⇒(知事)私の任期中に職員数の5%削減を行う。

  • なぜ、人口減か。職に就いていない人が多く、子どもを生んで育てる自信がない。大きな企業を誘致して、雇用を確保すれば、人口の減少は改善すると思う。
  • 県で子育て支援カードを配布されたが、これが政策なのか企業努力なのかわからない。よく考えてやってほしい。

⇒(知事)子育て応援パスポートは企業に協力をお願いしたもの。パスポートでの紹介で企業PRになると考えている。

  • 山陰道の完成で鳥取-米子間が1時間になるのはありがたいが、中間点はどのようにしていくべきか。単なる通過地点になってしまう。

⇒(知事)山陰道は無料道路で、どこでも自由に降りられる。地域の魅力で中部にいかに顧客を誘い込むかが課題。

  • 県内にあるたくさんの温泉を利用して、スローライフタウンづくりを行えば、環境を大切にした素敵な町になる。自然を有効利用して、人が住み続けてくれるようになればと思う。

⇒(知事)温泉等を利用したまちづくりで、憩いとか健康促進を図ることは、スローライフにもつながる。

  • 将来ビジョンは総花的で読む気がしない。人口100万人を目指すとか、県内自給率100%を目指すといった、分かりやすい目標を立てるべき。

⇒(知事)わかりやすい目標値を出すべきという提案は、そのとおりだと思う。

  • 鳥取県の将来を支える小学生の夢を政策に入れてほしい。

⇒(知事)東京とかで学生の声も聞いているところ。

  • 過去10年間で、地域内において顔が見えなくなっている現状であるのに、「顔が見えるまち」が目標なのか。現状をよく認識して、冷静に考える必要がある。
  • 地域の資源を利用することは良いが、そこに行くまでの移動手段がない。そこを考えてまちづくりをすべきである。

⇒(知事)交通弱者対策は大きなテーマ。

  • 農業所得を倍増するような施策を考えてほしい。
  • 道州制が10年後には現実味を帯びてくる。山陰と山陽の格差の問題もあり、鳥取県の良いところを打ち出し、売りにするような取組みを、早めに行う必要がある。

⇒(知事)所得格差、地域格差は大きな課題。大きな柱という位置付けになる。ただ、道州制は簡単には進まない状況ではあるが、仮にあるとしたら、これぐらいのことはするという整理をしておくことは必要。

  • 大山が日本の三名山に選ばれた。これは大変なことであり、利用しない手はない。にもかかわらず、一つも宣伝されていない。是非、大宣伝をしてほしい。

⇒(知事)三名山として、大山のPRが必要。

  • 岡野貞一や田村虎蔵という偉大な人物を輩出しているにもかかわらず、記念館一つないのはいかがなものか。
  • 交通安全の施策で、ガードレールが必要なところにガードレールが設置されていないところがある。よく点検し、必要なところにガードレールの整備をしてほしい。

(知事総括)

  • どんな方でも安心して暮らせ、医療・福祉等を受けられる地域にしていかなければならない。
  • ぬくもりのある社会でないといけないと思う。
  • セーフティーネットを張り巡らせた社会を構築していかなければならない。
  • 本日の意見を入れて、将来ビジョンをつくっていきたい。
  

最後に本ページの担当課
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