【社会的ひきこもりとは?】
「ひきこもり」というと、全く家から外に出ない状態を想像されるかもしれませんが、コンビニエンスストアやレンタルビデオ店など、人とコミュニケーションをほとんどとる必要のない場所には出かけることのできる人もいます。
厚生労働省の定義では、「6ヶ月以上自宅にひきこもって社会参加しない状態が持続しており、統合失調症(幻聴、妄想などの陽性症状、意欲の低下などの陰性症状)などの精神疾患を有する者ではないと考えられる者」とされています。
この定義については、いろいろな事情で学業や仕事に就けず社会参加できない人もいますし、「6ヶ月」という期間も特段の根拠があるわけではありません。
ですから、「精神疾患が原因ではなく、学業や仕事に就かないで日常生活の大部分を自宅で過ごし、家族以外の人とコミュニケーションをとることができない状態が長期間にわたって続いている人」と考えるとよいかもしれません。
【ひきこもりになる原因は?】
ひきこもり状態は、いろいろな要因が複合的に絡み合って生じるとされ、その原因は百人百様と言えます。
また、ひきこもり状態にある人の性格は一定の傾向にあると考えられがちですが、実際にはさまざまな人たちがひきこもり状態になっており、不登校と同様、社会的ひきこもりも誰にでも起こりうることだと言えるかもしれません。
近年、鳥取県においても社会的ひきこもりに関する相談件数が増加傾向にある中、ひきこもり状態にある人の社会参加を支援するため、主に以下の事業を実施しています。
鳥取県では、ひきこもりに特化した専門的な第一次相談窓口としての機能を有する「とっとりひきこもり生活支援センター」を平成21年度からNPO法人に委託して設置し、以下の取組を実施しています。
※(4)の職場体験は、県の独自事業です。
(1)ひきこもりに特化した第一次相談窓口(相談窓口の明確化)
(2)地域における関係機関とのネットワークの構築(連絡会の開催や参加など)
(3)ひきこもりに関する普及啓発(ひきこもり問題の普及啓発、地域の関係機関・事業紹介)
(4)本人の事業所等における職場体験(社会参加の推進)
目的:事業所における職場体験を実施することにより、社会参加を支援します。
機関:一人あたり原則30日間
実施方法:体験先は参加者の希望も考慮して決定します。
(例:農業、陶芸、介護、旅館、レストランなど)
※ 家族教室(家族のつどい)の実施や、とっとりひきこもり生活支援センターの設置のほか、ひきこもりに関する研修会や連絡会、精神科医による随時相談等も行っています。
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詳細はこちらをクリックしてください。 ⇒ とっとりひきこもり生活支援センター
【中止】令和2年度ひきこもりサポーター養成研修会のご案内
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大のため、中止とします。※
令和2年度ひきこもりサポーター養成研修会の申し込みについてお知らせします。
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参加申込書はこちらをクリックしてください。 ⇒ 
2.家族教室(家族のつどい)の実施 ※詳細は、各実施機関にお問い合わせください。
【機関名】 実施日・連絡先
【鳥取市保健所】
心の健康支援室
奇数月 第3火曜日 午前10時~正午
電話 0857-22-5616
URL : https://www.city.tottori.lg.jp/www/contents/1520920754610/index.html
【中部総合事務所福祉保健局】
心と女性の相談担当
原則、毎月第3木曜日 午後1時30分~ 午後3時
電話 0858-23-3147
URL : http://www.pref.tottori.lg.jp/175140.htm
【西部総合事務所福祉保健局】
心と女性の相談担当
原則、毎月第3水曜日 午後1時30分~午後3時30分
電話 0859-38-2250
URL : http://www.pref.tottori.lg.jp/71030.htm
鳥取県では、今後の市町村及び県におけるひきこもり対策の基礎資料とすることを目的に、県内のひきこもり状態にある方の状況を調査しました。
>>>実態調査報告書(pdf 764KB)
>>>実態調査結果(概要版)(pdf 145KB)