3連休の初日。本日の鳥取砂丘はよく晴れて暑かったです。お昼頃になると、しだいに観光客の方々も増えはじめました。皆さんは、暑さのためか、・・砂丘階段の上から遠くに見える「馬の背」を、木の陰から眺めている方も多くおられました。
今日は北東の風で、馬の背頂上はひんや~り!した風も吹いていました。昨日の方がもっと暑かったかも?
・・とは言え、振り返ると、ため息が出そうな帰り道の約400m。
帰り道は急がず、ゆっくりと。
夏の炎天下では、砂の表面温度は50度を超えます。今日は正午頃で57度のところもありましたよ。サンダル履きのみなさんからは、「暑い、熱い!」の声が聞かれましたが、なんとか・・無事に帰られました。(この時期はスニーカーや靴がお勧めです。)
そんな光景を目にしていると、足元をツツーッと滑るように素早く走って行く昆虫、「カワラハンミョウ」を発見しました。
「カワラハンミョウ」は体長16mm、背中に褐色の斑紋(はんもん)があるのが特徴です。色模様が砂と似ており細く長い足で砂の上を忍者のごとく移動します。
夏から秋にかけてよく目にしますよ!特に秋は彼らの繁殖期です。他にも、「ハラビロハンミョウ」 「エリザハンミョウ」と3種類のハンミョウが生息しているようです。
この時期に!この砂丘の中で!・・素早く走る!跳ぶ!・・彼らの適応行動に頭が下がりますが・・私達は、無理をせず自分のペースで歩きましょうね。
☆ちなみに環境省のレッドリストに絶滅危惧2類として掲載されているので貴重な昆虫です。
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/07/16