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放射線科

診療内容・専門分野

 医療制度の大きな変革の中で、患者さんに質の高い医療を提供するためには、各分野の専門医が適切な診断・治療方針を協議し、決定していくことが重要です。
 地域がん診療連携拠点病院でもある当院においても、画像診断の専門家である画像診断医、そして悪性腫瘍治療の専門家である放射線腫瘍医が大切な役割を果たしています。

1. 画像診断

 画像診断をもっぱらに行う放射線科医を画像診断医と呼ぶようになり、その需要は近年急速に高まっています。Evidence-based Medicine(EBM)に裏付けされた安心で安全でそして最適な治療を行うためには、確かな診断が必要です。
 このような現状の中、当院では、CT装置は最新鋭の64列および320列のCT装置が整備され、さらにMRI装置は1.5T(テスラ)および3T(テスラ)のMRI装置が整備されています。また、最適な診断を行うための最新鋭の画像診断支援装置が7台整備されており、3名の放射線診断専門医が良質な画像診断を提供しています。

2. IVR(インターベンショナルラジオロジー:画像下治療)

 IVR(インターベンショナルラジオロジー:画像下治療)は、画像診断装置を用いて、画像誘導下に、低侵襲的に治療を行う手技のことを指します。血管内治療、画像支援治療あるいは低侵襲治療とも呼ばれ、治療効果に比較して治療に伴う侵襲が少ないという特徴があります。外科の領域でも侵襲の大きな手術をすることは減ってきています。
 IVR(インターベンショナルラジオロジー:画像下治療)は、画像診断装置を用いて、画像誘導下に、低侵襲的に治療を行う手技のことを指します。治療効果に比較して治療に伴う侵襲が少ないという特徴があり、従来は血管内治療あるいは低侵襲治療とも呼ばれていましたが、現在は画像下治療と呼ばれています。外科の領域でも侵襲の大きな手術をすることは減ってきています。
 IVRの代表的な手技としては、古典的には肝細胞癌に対する肝動脈塞栓術が挙げられますが、その他にも管腔臓器の狭窄閉塞を改善するステント挿入術や、がんによる体腔液貯留に対する経皮的ドレナージ術等があり、QOLが重視されるがん治療における応用範囲が広く、外科療法、放射線療法および化学療法とならぶがん診療の4本目の柱となり得る治療です。
 当院では、IVRに特化した血管撮影装置とCT装置とが一体となった最新鋭の装置であるIVR-CT/Angioシステム(IVR-CT)が整備されており、IVR学会専門医が高度な治療に当たらせていただきます。

3. 放射線治療

 放射線治療の特徴は、苦痛が少なく、臓器の機能や形態の温存ができ、低侵襲であることと、外来通院で治療が可能であり、仕事や日常生活を維持しながら治療できることがあげられます。
 さらに、技術の進歩の結果、がん細胞をピンポイントで狙える高精度放射線治療が可能となり、部位によっては手術に匹敵する局所制御が得られるようになり、根治性が向上しています。一方で、がんによる圧迫や浸潤に伴う種々の苦痛や症状を緩和することが可能であり、緩和医療としての役割も重要です。
 当科では、イメージガイド下放射線治療装置が整備されており、放射線治療専門医が良質な治療を提供させていただきます。

医師のご紹介

医師名(役職) 藤原 義夫(画像診断室長)
専門分野 画像診断
専門医・認定医・その他 ・日本医学放射線学会 放射線診断専門医・研修指導者
・日本核医学会 核医学専門医・PET核医学認定医
所属学会 ・日本医学放射線学会
・日本核医学会
医師名(役職) 中村 一彦(部長)
専門分野 IVR、放射線治療、緩和ケア
専門医・認定医・その他 ・日本医学放射線学会 放射線治療専門医・研修指導者
・日本インターベンショナルラジオロジー学会 専門医・代議員
・日本がん治療認定医機構 認定医
・鳥取大学医学部 臨床教授
・日本DMAT隊員
所属学会 ・日本医学放射線学会
・日本インターベンショナルラジオロジー学会
・日本放射線腫瘍学会
・日本緩和医療学会
・日本肺癌学会
・日本核医学会
医師名(役職) 松末 英司(部長)
専門分野 画像診断
専門医・認定医・その他 ・日本医学放射線学会 放射線診断専門医・研修指導者
・日本核医学会 核医学専門医・PET核医学認定医
所属学会 ・日本医学放射線学会
・日本神経放射線学会
・日本脳神経病理学会
・日本脳腫瘍病理学会
・日本核医学会
医師名(役職) 井上 千恵(医長)
専門分野 画像診断
専門医・認定医・その他 ・日本医学放射線学会 放射線診断専門医
・日本核医学会 核医学専門医・PET核医学認定医
所属学会 ・日本医学放射線学会
・日本核医学会
・日本磁気共鳴医学会
医師名(役職) 牧嶋 惇(医師)
専門分野 放射線診断(IVR)
専門医・認定医・その他
所属学会 ・日本医学放射線学会
・日本IVR学会

○施設認定

・日本医学放射線学会専門医修練機関(画像診断、IVR、核医学)
・日本IVR学会専門医修練認定施設

放射線科臨床統計

1. 放射線治療

(1)原発

 

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

脳・脊髄

3

5

3

2

3

頭頸部(甲状腺を含む)

19

16

16

17

5

食道

7

11

2

3

3

肺・気管・縦隔

20

17

13

27

23

 うち肺

16

16

12

22

23

乳腺

16

15

29

15

14

肝・胆・膵

2

6

6

3

5

胃・小腸・結腸・直腸

5

5

8

7

8

婦人科

8

4

6

4

4

泌尿器系

7

17

24

5

9

 うち前立腺

6

13

19

4

5

造血器リンパ系

6

11

25

11

10

皮膚・骨・軟部

4

2

4

3

0

その他(悪性)

3

3

0

0

1

良性

0

0

0

0

0

15歳以下の小児例

1

0

1

0

0

(2)転移

 

2012

2013

2014

2015

2016

脳転移

17

18

17

12

27

骨転移

24

37

44

26

45

その他

9

0

12

10

15

(3)特殊治療

 

2012

2013

2014

2015

2016

ストロンチウム内用療法

2

4

4

0

0

ゼヴァリン内用療法

 

 

0

2

2

全身照射

2

 

1

4

2

術中照射

 

 

0

0

0

IMRT

 

 

0

0

0

放射性ヨウ素内用療法(アブレーション治療)

 

 

14

6

4

放射線治療合計

155

171

229

157

180

2. IVR

血管造影(診断のみ)


 

2012

2013

2014

2015

2016

(1)肝

14

6

2

1

1

(2)その他動脈

7

8

1

2

3

(3)その他静脈

0

0

3

1

3

血管造影合計

21

14

6

4

7

IVR

(1)vascular

 

2012

2013

2014

2015

2016

動注療法

19

9

27

11

4

動脈塞栓術

 

 

 

 

 

 動脈瘤

3

1

1

1

0

 内腸骨動脈

11

11

13

7

9

 血管奇形

0

0

0

3

0

 出血

4

7

18

15

17

 血流改変

1

0

4

4

8

TACE

37

37

50

32

41

リザーバ留置術

1

0

3

2

1

PSE(部分的脾動脈塞栓術)

0

1

0

0

3

肝内門脈枝塞栓術(PTPE)

0

0

0

1

1

経皮経肝静脈瘤塞栓術(PTO)

0

0

0

0

0

バルーン閉塞性逆行性静脈瘤塞栓術(BRTO)

2

0

2

3

2

同時性バルーン閉塞性塞栓術(DBOE)

0

0

0

0

0

静脈瘤塞栓術

0

0

0

1

0

血栓溶解療法

0

2

1

0

0

下大静脈フィルター留置術

0

1

0

1

1

血管拡張術(PTA)

0

0

0

0

0

経皮的硬化療法

0

0

0

0

0

静脈サンプリング

0

0

0

0

0

血管内異物除去術

1

9

1

8

2

中心静脈ポート埋め込み術(四肢)

 

16

26

25

28

中心静脈ポート埋め込み術(頭頚部その他)

37

26

3

0

0

中心静脈カテーテル留置術(PICC)

0

7

3

0

0

その他

2

0

0

3

1

(2)non-vascular

 

2012

2013

2014

2015

2016

ステント留置術

 

 

 

 

 

 胆道

0

0

0

1

0

 食道

0

0

0

0

0

 気管.気管支

1

0

0

0

0

 その他

0

0

0

0

0

経皮経胆道ドレナージ(PTBD)

0

0

5

1

0

経皮的エタノール注入療法(PEIT)

0

0

0

0

0

ラジオ波凝固療法(RFA)

0

0

0

0

0

経皮的胃瘻造設術(PEG)

0

0

0

0

0

経皮的椎体形成術(PVP)

0

0

0

0

0

(3)CTガイド

 

2012

2013

2014

2015

2016

CTガイド下肺生検

57

61

58

80

51

CTガイド下生検(その他)

 

7

12

12

18

CTガイド下マーキング

1

0

0

5

2

CTガイド下ドレナージ

9

7

15

5

7

CTガイド下治療(その他)

3

0

0

0

2

合計

IVR合計

189

202

242

221

198

血管造影&IVR合計

210

216

248

225

205

3. 画像診断

 

2012

2013

2014

2015

2016

CT

14279

15517

16005

16581

16623

MRI

4032

4137

5061

5217

4830

RI

710

601

1110

989

935

画像診断件数合計

19021

20255

22176

22787

22388