普及担当では林業に関係する方々への様々な支援、助言を行っています。主だったものを紹介します。
【施業の集約化への支援】
「施業の集約化」とは、複数の所有者さんの森林をとりまとめ、グループのようにして山林での作業の効率化と作業にかかる経費の低減を目指すことです。普及担当では集約化を進めようとする方々に対し、情報の提供や制度の説明などを行っています。
□施業集約化のイメージ図


写真:住民の方々へ森林経営計画についての制度説明を行っています。
【特用林産物生産者への支援】
特用林産物とは「きのこ」や「木竹炭」など森林から産出される生産物のことです。普及担当ではこれらの生産者の皆さんに対し、栽培技術の助言や先進的な取り組みの紹介などを行っています。
□原木しいたけ生産者への助言


写真左:しいたけを育てるほだ場についての勉強会の様子です。
写真右:しいたけが生える原木について管理方法の助言をしているところです。
【路網開設への支援】
山林での作業を行うためには現場に向かうための道(作業道)が必要になります。普及担当では山に道をつけるための技術的な支援や安全なルート設定のための支援を行っています。
□作業道の開設への助言


写真:作業をされた方と一緒に作業道をチェックし、安全に作業を行うために必要なポイントをお伝えしています。
【人材の育成、支援】
林業の活性化のために必要な地域のリーダーとなる人材への支援や、新しく林業の世界へ参加された方への研修の案内などを行っています。また、普及担当職員が先進地などで学んだ情報を必要とされる方へ伝達しています。
また、上記以外にも森林計画(地域森林計画、市町村森林整備計画、森林経営計画)、労働安全関係(研修、講習)など様々な事柄についての相談も受け付けています。