スタッフが綴る日々の出来事

作成日:2024年02月08日
雪のむきばんだで感じたこと

先日、山陰地方に今年一番の寒気が入った影響で、妻木晩田遺跡にも約30cmの積雪がありました。今季初、文字通り辺り一面の銀世界。妻木山(むきやま)地区の弥生のムラも、仙谷(せんたに)地区や洞ノ原(どうのはら)地区のお墓も、白いテーブルクロスを掛けられたようになりました。
翌日、雪が止んだのを見計らって、園内の安全確認のために各エリアを回ることにしました。すると、真っ白な地面の上には、色んな方向からたくさんの「スタンプ」が押されているではないですか(写真1)。

写真1 様々な足跡が見える妻木山地区

写真1 様々な足跡が見える妻木山地区

普段、園内では動物たちの様々な「落とし物」を見ますし、野ウサギやイタチ、タヌキなどに直接遭遇することもあります。また、夕方以降になると、そう遠くない方角から彼らの声が聞こえてきたり、獣特有のニオイが漂ってきたりもします。このため、普段から近くにいながら認識しにくい彼らの動きを目の当たりにしてみると、それこそ弥生時代から、彼らとこのように「共生」しているんだなぁと感じました。
そのうちの一つを紹介しましょう(写真2)。誰の足跡か、お分かりですか。少なくとも同じ動物3頭(親子?)が、この場所を「飛び跳ねた」ようですね。昨年の干支だった彼ら、『古事記』にも「稲羽(因幡)の素(しろ)兎」として登場する親しみのある動物です。今年も園内で、何度かお目にかかれそうですね。

写真2 野ウサギの足跡

写真2 野ウサギの足跡

 

【休園日】

  • 5月の休園日
    5月27日(月)
  • その次の休園日
    6月24日(月)
  • 年末年始の休園日
    12月29日~1月3日

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000