７月２９日（土）、「虫から探る！森が支えた弥生の暮らし」を開催しました。
募集開始直後から大人気であっという間に定員に達した今回の講座に４０名をこえる方々が参加してくれました！
夏休みを利用して里帰りをしていて、親子３世代で参加された方もおられました。
南部町の講師２名に、夜行性昆虫の見つけ方や、観察をする上での注意点などの話をしてもらいました。みなさん面白そうに聞いていました。また、むきばんだ職員から昆虫が集まってくる樹木の説明や、弥生人たちはその樹木をどのように利用していたかの説明を聞き、昔の人の知恵や技術について理解を深めました。
さあ、いよいよ昆虫観察です。出発してすぐに、ミミズの死骸にアリが集まっている様子が見つかりました。最近、アリはいろいろと話題になっていますが、アリは決して悪者ではなく、森の掃除屋として大切な生物だと教えてもらいました。
続いて、セミの羽化が見られるスポットに移動して羽化を間近に控えた幼虫を探しました。木の幹や葉の裏で、少しずつ成虫になる姿を発見することができました。参加者のみなさんはその貴重な瞬間を写真に収めていました。
カブトムシやクワガタムシが集まってくることを期待して設置したバナナトラップには、目的の昆虫はいませんでしたが、珍しいガがとまっていました。驚いて逃げないように遠くから懐中電灯で照らして観察しました。
屋外観察の道中では３０種類以上の昆虫を見つけることができました。そしてそれらの昆虫について、講師から詳しく説明をしてもらい、昆虫観察初心者から専門家の域に達していそうな方までみなさん思い思いに楽しんでおられました。
