　がんの死亡率は75歳未満年齢調整死亡率（人口10万対）が多く用いられます。
　鳥取県のがんの75歳未満年齢調整死亡率は、増減を繰り返しながら年々減少傾向にあります。（図１）これを男女別でみると、女性はほぼ全国平均並みで推移していますが、男性は全国より高い位置にあります。（図2）
　過去10年の都道府県別の75歳未満年齢調整死亡率を低い順に並べたものが全部位・部位別データ（エクセル）になります。

　鳥取県では、第４次鳥取県がん対策推進計画において、75歳未満年齢調整死亡率61.0未満（男性：74.0未満、女性：46.0未満）とすることを目標に定め、様々ながん対策を行っています。

（図１）

（図２）

（全部位データ）　全部位(xls:116KB)

（部位別データ）　部位別 (xls:450KB)

「年齢調整死亡率」とは…

　死亡数を人口で除した死亡率（以下「粗死亡率」という。なお、人口動態統計月報（概数）や人口動態統計年報（確定数）などでは単に「死亡率」という。）を比較すると、各都道府県の年齢構成に差があるため、高齢者の多い都道府県では高くなり、若年者の多い都道府県では低くなる傾向があります。このような年齢構成の異なる地域間で死亡状況の比較ができるように年齢構成を調整しそろえた死亡率が年齢調整死亡率です。この年齢調整死亡率を用いることによって、年齢構成の異なる集団について、年齢構成の相違を気にすることなく、より正確に地域比較や年次比較をすることができます。人口10万対で表します。