
新しく見つかった大型竪穴住居
9月9日に、今年度実施している松尾頭地区の発掘調査成果について検討する、第17回発掘調査委員会(委員長 渡邊貞幸 島根大学名誉教授)を開催しました。
当日は渡邊委員長のほか、酒井龍一委員(奈良大学教授)、深澤芳樹委員(奈良文化財研究所都城発掘調査部副部長)に出席いただき、平成21年度調査結果、平成21年度調査成果、平成22年度調査計画について検討しました。
委員会では今年度の発掘調査成果で、3区東側の丘陵先端部で終末期と思われる窪地多数が存在すること、さらにその中で大型竪穴住居と思われる大きな窪地が存在すること、その付近で床面積がある大型竪穴住居跡(SI119)が確認できた意義は大きいとの意見をいただきました。
報告1 平成21年度調査報告
現地指導の時にいただいた課題に対する調査結果について検討しました。
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窪地1(SI115)
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北東側丘陵
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9区


議事1 平成21年度の調査成果
平成21年度の発掘調査成果について、以下の5項目を検討しました。
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3区から東側丘陵にかけての遺構分布
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竪穴住居埋土の堆積状況について
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8区から伸びる溝状遺構について
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3区南側の丘陵と小真石清水地区周辺との関係
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竪穴住居の分析


議事2 平成22年度の調査計画
墳墓域の実態解明、谷部の実態解明を目的に、平成22年度は仙谷1号墓の調査、妻木新山地区と妻木山地区の間の谷部のボーリング調査を行うことについて、委員会で承認を得ました。


発掘調査委員会当日資料
発掘調査委員会当日資料はこちらのPDFをご覧ください。
>> 発掘調査委員会当日資料1(PDF;10KB)
>> 発掘調査委員会当日資料2(PDF;39KB)
>> 発掘調査委員会当日資料3(PDF;1,239KB)