
平成20年度第2回目となる第16回妻木晩田遺跡発掘調査委員会をさる平成20年12月13日(日)に開催しました。
当日は、渡邊貞幸委員長(島根大学教授)ほか3名の委員の方々に、前回(9月26日)の委員会で指導・助言をいただいた調査結果を現地で職員が説明したあと、事務所に戻って今年度の調査結果の報告と、平成21年度の調査計画について協議していただきました。
今年度の調査成果では、ゴルフ場開発に伴う第一次調査以来今年度の調査まで、松尾頭地区の尾根南側斜面地に間断をもちながらも総延長約200mにわたって確認されてきた「溝状遺構」について、踏み固められた面など直接それと分かる証拠は得られなかったものの、等高線に沿ってほぼ水平に延びていることや、竪穴住居など主要遺構がこの遺構から一定の距離を保って配置されていることなどから、集落内の「道」状遺構と考えてよいのではないか、という結論をいただきました。
また、来年度の調査計画では、この「道」状遺構がどのような用途で作られたものかをさらに確認することや、今年度調査に及ばなかった8区で見つかった竪穴遺構とみられる窪地の調査を行うことが了承されました。
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