スタッフが綴る日々の出来事

作成日:2024年02月12日
ススキの収穫

むきばんだ史跡公園の洞ノ原地区にはススキが生えています。このススキ、実は復元建物の屋根の材料になっているのです(ススキを使って屋根を葺く方法については、企画展示「むきばんだの仕事 復元建物の屋根修理 逆葺きで屋根を葺く」で紹介しているので、もしよろしければご来園ください。会期は2月末までです)。
今回は、このススキの収穫についてお話しします。
ススキの収穫は、いつも雪が降る前の12月上旬頃までに行うのですが、今年は遅れてしまい年が明けてしまいました。収穫の方法はいたって簡単で、根元を鎌で刈り取り、穂先を同じ方向にして集めていきます。一抱えほど(直径約30cm)の量になるまで集まったら紐で束ねていきます。この作業をひたすら続けていきます。全部手作業なので、結構、時間と体力を使います。今は、よく切れる鎌があるので何とかできますが、弥生時代の人たちはどうやって刈っていたのでしょうか…今度復元した道具で実験してみようと思います。
作業は午前中いっぱいつづき、100束以上を収穫しました(このぐらいの量だと、小型の復元高床倉庫の屋根を半分ぐらい葺けます)。屋外で乾燥させて、修理に使えるようにしていきます。今年の秋か来年には修理に使えるようになるかなぁ。

ススキを刈り取っているところ

ススキを刈り取っているところ

刈り取ったススキを束ねているところ

刈り取ったススキを束ねているところ

ススキの束

ススキの束

ススキを干しているところ

ススキを干しているところ

 

【休園日】

  • 5月の休園日
    5月27日(月)
  • その次の休園日
    6月24日(月)
  • 年末年始の休園日
    12月29日~1月3日

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000