現代によみがえった当公園自慢の弥生のムラにおいて、毎年恒例の竪穴住居の燻蒸(くんじょう)作業を行いました。
普段から内部を見学できる竪穴住居の中で火を焚き、煙で充満させて茅などをいぶすことで、室内に潜んでいる虫やカビを追い出し、快適な状態を保ちます。弥生時代には室内で日常的に火を焚いていたでしょうから、わざわざこのような作業をする必要はなかったと思います。一方、普段は全く火の気のない復元竪穴住居では、この燻蒸作業を安全かつ定期的に行うことで、建物を長持ちさせることにつながるのです。
今月下旬にもう一回燻蒸作業を行って、竪穴住居にお泊りできる来月3日・4日の「なりきり弥生人生活2023」には、万全の体制で皆さんを「おもてなし」します。5月25日の応募締め切りまで、まだまだ申し込み受付中です!弥生のムラの竪穴住居も、皆さまのご宿泊を心よりお待ちしていますよ!

何度やっても、燻蒸作業中は室内に緊張感が漂います