令和4年度むきばんだ女子考古部

第5回活動 2月12日(日)

第5回 染色 ※令和4年度むきばんだ女子考古部活動最終回

10時00分から15時00分まで

第5回のテーマは、「染める」です。

今回の担当部員さんは、弥生時代の人々はどうやって衣を染めていたのか考える中で「温泉による自然発生的な染めもあったのではないか」という仮説をたてられました。

そこで、湯の花をお湯に溶かしたものを媒染液とし、染めを行ってみることになりました。

実験の結果、温泉による染めは大成功。

色味の違いもはっきりと分かる結果となりました。

各地に湧き出る温泉の成分の違いが、人々の衣服の色に地域ごとの違いを生んでいたのかもしれない…。

今回は、弥生時代の染色の世界に思いをはせる興味深い体験となったようで、今後も温泉実験を続けてみたいという思いを強くした皆さんでした。

梅の花 媒染液に使用の温泉

今回の染材は梅の枝、媒染液に使用した湯の花は奥飛騨温泉と別府明礬温泉の2種です。

素材1

はじめに、持参した麻、綿、絹などを輪ゴムや糸、割りばしで括って模様付けをしました。下処理は各自で事前に行っています。

素材2

撚糸、織物、編物での染めに挑戦した方もおられました。

染液に投入

染液に投入、30分間煮ていきます。

取り上げて水洗い

染液から取り出し、水洗いします

媒染液に浸す

媒染液(奥飛騨温泉)に浸します。

媒染液に浸す

こちらは媒染液(別府明礬温泉)に浸しているところ。媒染液に浸した後でまた水洗いします。

今回は、染液→水洗い→媒染液→水洗いの工程を多い人で3ターン繰り返しました。

布干し

お天気がよくて、外での干し作業もはかどります。

完成

素材による色味の違いはありますが、奥飛騨温泉よりも別府明礬温泉のほうが灰色味の強い発色となりました。

記念撮影

記念撮影。皆さん嬉しそうですね!

第4回活動 12月4日(日)

第4回 岡山史跡巡り(園外活動)

9時00分から17時30分まで
第4回は、園外活動日です。
今回は、岡山県の墳丘墓と古墳を中心に史跡を巡り、古代吉備と山陰の関わりについて学びました。
行程は
造山古墳(岡山市)※ガイド案内→楯築遺跡(倉敷市)※ガイド案内→岡山県古代吉備文化財センター・中山茶臼山古墳(岡山市)※自由見学です。

バス内

バスに乗り込み出発です。
担当部員さん作成の、見学予定の史跡にまつわるクイズ10問が出されました。
全問正解はおられませんでしたが、優勝者は3名(同点)も!
しっかりと事前勉強もできて、いよいよ造山古墳に到着です。

 

【国史跡・造山古墳】

解説の様子

造山古墳ビジターセンターと造山古墳では、ボランティアガイドさんに解説をお願いしました。部員の皆さん、聞き漏らさないように前傾姿勢で聞いていますね。

前方から上る

造山古墳の陪塚についてガイドさんの話を聞きつつ、前方部から造山古墳を上っていきます。

後円部に上る

いよいよ後円部へ

現地説明会の成果について説明

後円部では、今年行われた発掘調査の成果をふまえながらの解説をお聞きでき、現地説明会資料もいただくことができました。

 

【楯築遺跡】

楯築遺跡の説明

部員の皆さん大興奮の楯築遺跡です。
なんと、今回は管理者の方のご厚意で、いつもは収蔵庫の窓越しにしか見ることができない「亀石」(伝旋帯文石)を特別に見せていただくことができたのです。御神体ですので、きちんとご挨拶してから、じっくり観察させていただきました。

楯築遺跡の説明2

楯築遺跡でも、ボランティアガイドさんに解説をお願いしました。墳丘墓の解説では、妻木晩田遺跡や西谷墳丘墓のお話も出てきて、皆さん熱心にメモをとっていました。

温羅伝説についての説明

「桃太郎伝説」の生まれた地と言われる吉備の伝説について、ガイドさんからしっかりとレクチャーを受けました。楯築遺跡から鬼ノ城や鯉喰神社・矢喰宮・血水川方面を見渡しながら全身を使って語られる「温羅」と「吉備津彦命」の物語に聞き入る部員たちです。

 

【岡山県古代吉備文化財センター】
予定時間より到着が遅れ、今回は中山茶臼山古墳に行くことができませんでした。
最後に、岡山県古代吉備文化財センターの展示室を急いで見学し、今回の行程を終えました。

第2回活動(続き)11月9日(水)-11日(金)

第2回(続き) 土器づくり【焼成】

新型コロナウィルス感染症の拡大のため、今年の女子考古部の土器づくりは集まっての製作がかなわず、残念ながら野焼きもできませんでした。そこで、部員の皆さんは各自で自主学習し、土器・埴輪・土笛などを製作。むきばんだ史跡公園の電気窯で焼くことになりました。
このたび、製作された作品が十分乾燥しましたので、いよいよ窯入れの日を迎えました。

電気窯を開けます

電気窯を開けます

窯内に並んだ作品たち

窯の中に並んだ作品たち

火入れ

部長さんによる火入れ(スイッチオン)

焼き上がり

火入れから一昼夜経過、窯を開けてみました 

作品1

まだ熱いので触ることはできません

作品2

破裂したり割れたりした様子はないようです

翌日、じゅうぶんに冷えましたので窯から出してみました

部員の皆さんの力作、完成です!

第3回活動 10月9日(日)

第3回 弥生土器deクッキング

10時00分から15時00まで
第3回のテーマは「弥生時代の食」について学ぶこと。
弥生時代に食べられていたモノにこだわりたいという強い思いのもと、クッキング担当の部員さんたちがメニューを考え、準備されました。
新型コロナウィルス感染症対策をしっかりとりながら、弥生土器を使った炊飯やどんぐりクッキーづくりなどを体験しました。
献立は
古代米・猪汁・焼き魚・山菜の煮物・どんぐりクッキーです。

火おこし

まずは火おこしからスタート

土器炊飯

土器炊飯スタートです

栗ご飯

少ない薪でゆっくり炊飯をすすめました

40分ほどかけて完成です

えごま

どんぐりクッキーにいれたエゴマは、弥生のムラの畑で育てたものです

シイノミを叩く

炒ったシイの実の皮をむき、石で叩いてつぶします

どんぐりクッキーの成形

どんぐりクッキーの成形

どんぐりクッキーを焼く

溶岩プレートを使ってクッキーを焼き上げました

猪汁

猪汁も上手くできました

本日の献立

完成です

試食

竪穴住居の中で食べることは控えましたが、弥生のムラの中で試食をすることができました

第2回活動 9月11日(日)自主活動

第2回 土器づくり【製作】

新型コロナウィルス感染症拡大のため、第2回は集まっての活動は控え、自主活動となりました。今回の活動内容は、土器づくり(埴輪・土偶・土笛も可)です。事前に作りたい遺物について調べ、各自で製作することになりました。博物館へ何度も足を運んで観察したり、製作方法について調査した部員もおられました。

第1回活動 6月16日(日)

第1回 むきばんだ女子考古部へようこそ!オリエンテーション・考古学入門~その1・2

10時00分  オリエンテーション~むきばんだ女子考古部の活動について~
10時10分  プロフィール作成&自己紹介
11時00分  考古学入門その1「考古学の世界へ」
12時00分  ~昼食~
13時00分  考古学入門その2「遺物のミカタ」
13時45分  休憩
14時00分  5期生でやってみたい活動についてのディスカッション、プロフィール写真撮影
15時00分  解散

 

オリエンテーションと考古学入門の講義を聞いた後、部員の皆さんで話し合われて、今年度の活動内容と担当が決まりました。また、プロフィールカードの記入とプロフィール写真を撮影し第1回の活動を終えました。

 

オリエンテーション

オリエンテーション

講義 考古学入門

考古学入門その1

考古学入門その2

考古学入門その2

土器を触る

考古学入門その2 本物の出土品を触ってみます

活動内容について話し合い

まずは、今年の部長・副部長・書記を決め、その後、全員で意見を出し合って今年の活動内容と担当を話し合いました

 

部長

今年の部長さんです

副部長

副部長

今年の副部長さんはこのお二人

書記

今年の書記さんです

プロフィール帳

第1回で書いたプロフィールカードと撮影した写真は、プロフィール帳にまとめて部員に配る予定です

 
  

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