平成30年度に行ったイベントの記録

平成30年イベント実施情報

2019年03月18日 特別講座「古代の占い~骨卜と亀卜~」を開催しました!

3月10日(日)、特別講座「古代の占い~骨卜と亀卜~」を満員御礼で開催しました。
講師に、大江篤教授(園田学園女子大学)と北浦弘人課長補佐(鳥取県埋蔵文化財センター)を招き、鹿や猪の骨を使った骨卜(こつぼく)と亀の甲羅を使った亀卜(きぼく)について、トークセッションと実演という構成で、古代の占いについて探求しました。

会場の様子

前半のトークセッションでは骨卜については北浦課長補佐から、亀卜については大江教授に解説していただきました。弥生時代に日本へ伝わった骨卜と、やや遅れて伝わった亀卜が、当時の社会でどのような役割を果たしたのか、セッションを通してその実像に迫りました。
参加者の皆さんは、講師の話に引き込まれたようで、興味深く聴いておられました。

骨卜の解説

トークセッションの後には、青谷上寺地遺跡から出土した本物の弥生時代の卜骨を展示しました。皆さん、本物の迫力にくぎ付けです。

 骨卜の解説2

後半の実演では、まず、むきばんだ職員による猪の肩甲骨を使った骨卜の実演を行いました。それに続いて、大江教授から亀卜について解説していただき、参加者による亀卜体験のスタートです。

骨卜の実演

亀卜の実演

参加者の皆さんにとって、亀卜はもちろん初めての体験です。まず、甲羅を約1.5mmの薄さに削った部分に、電動工具で「卜」と刻み、その部分に燃えた桜の枝を押し付け息を吹きかけながら焼いていきます。「ピキッ」と音がしてヒビが入れば成功です。

亀卜の焼灼を体験

亀卜の占い体験 

ヒビを見てどのように占うのか、実はその部分が謎なのです。だからこそ、さらに興味が掻き立てられます。参加者の皆さんは、自分が作ったヒビを見て、きっといろいろな想像をしたことでしょう。

 

【休園日】

  • 5月の休園日
    5月27日(月)
  • その次の休園日
    6月24日(月)
  • 年末年始の休園日
    12月29日~1月3日

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000