作成日:2017年10月25日
松尾頭(まつおがしら)地区の発掘調査が進行中です

8月23日(水)から、松尾頭地区で第33次発掘調査を行っています。松尾頭地区は妻木晩田遺跡に人々が最初に住み始めた場所の一つです。集落の最盛期には首長層の居住域になりますが、衰退期には居住域の一部が墓域へと変わります。
今年度の発掘調査は、平成25年度の調査で新たに確認された墳丘墓の形態と築造時期を明らかにすることと、居住域に墳丘墓が築造されて墓域に変わる過程を明らかにすることを目的としています。

9月29日(金)に、妻木晩田遺跡の発掘調査の方法と計画について専門的な検討を行う、「平成29年度とっとり弥生の王国調査整備活用委員会第2回調査研究部会」を開催しました。会を欠席された委員にも後日お越しいただき、発掘現場で墳丘墓に掘られたトレンチ(試掘坑)の土層断面を観察しながら、墳丘盛土と周溝埋土の層序の解釈、そして今後の調査方針と優先順位について御指導と御助言をいただきました。


現在は土層断面を確認しながら慎重に表土層を掘り下げ、墳丘の形と、黒い土で埋まった周溝の範囲を検出しているところです。
今後は周溝内の埋土を掘り下げて、周溝を含めた墳丘墓全体の形態と、出土する土器を手掛かりにして築造時期を明らかにしていきます。 
 
 

【休園日】

  • 4月の休園日
    4月22日(月)
  • その次の休園日
    5月27日(月)
  • 年末年始の休園日
    12月29日~1月3日

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