鳥取県のこて絵・なまこ壁

こて絵・なまこ壁とは

こて絵とは

 こて絵(こてえ、鏝絵)とは、日本で発展した漆喰を用いて作られるレリーフのことです。左官職人がこて(左官ごて)で仕上げていくことから名がつきました。題材は福を招く物語、花鳥風月が中心であり、着色された漆喰を用いて極彩色で表現されます。これは財を成した豪商や網元が母屋や土蔵を改築する際、富の象徴として外壁の装飾に盛んに用いられたからです。

こてえ

なまこ壁とは

 なまこ壁とは、土蔵などに用いられる、日本伝統の壁塗りの様式の一つです。壁面に平瓦を並べて貼り、瓦の目地(継ぎ目)に漆喰を蒲鉾形に盛り付けて塗る工法によるもので、目地の盛り上がった形がナマコ(海鼠)に似ていることからその名がつけられました。

  

こて絵・なまこ壁の意味

こて絵の意味

 左官職人の技能の披露の他、施主に対しての感謝の気持ち、家内安全などの祈りの意味が込められています。また、模様の意味としては、鏝絵で表現される鶴亀ウサギや松竹梅の模様には長寿や家業の繁栄といった人々の素朴な願いが込められています。左官職人によって得意な造形があったようです。   

なまこ壁の意味

 なまこ壁は元々、蔵の壁に大判のタイルのように貼った平瓦の目地(瓦と瓦の継ぎ目)から雨水の侵入の防止や火災から蔵を守るため、漆喰を塗り、盛り上げたものです。

  

鳥取のこて絵・なまこ壁について

鳥取県内に何故こて絵が描かれた蔵が多いのか

農業生産の高かった鳥取では米を保管する『蔵』は欠かせない存在であり、戦後の急激な開発などに晒されなかった鳥取では鏝絵やなまこ壁が施された蔵が取り壊されることなく保存されていること、また、蔵に投資する出来る豊かさ(農業生産性)があったこと、腕の良い左官職人がいたことなどが挙げられます。平成21年の調査では鳥取県全体で約1~1.2万件の土蔵があるとされ、そのうち約300件に鏝絵が施されています。(調査時に確認できたのが300件であり、本来はもっとたくさんあるかもしれません。)大山町、琴浦町、八頭町など県内各地の農村部に多く現存しており、現在でも腕の立つ左官職人によって装飾が施されています。

鳥取県のなまこ壁

 石州瓦の産地である島根県大田市周辺で盛んに行われていたこの技法が屋根瓦の流通と一緒に鳥取の現在の大山町、琴浦町あたりに伝わり、このあたりを中心に沢山の腕の立つ左官職人が沢山生まれ、鳥取は元来、米作りが盛んで、その米を保管するための蔵が農村部を中心に多く建てられたこともあって、左官職人の活躍する場が多かったのではないかと言われています。
 鳥取のなまこ壁(特に鳥取県中・西部地域)には独自の発展がみられ、昔の瓦の品質が均一でなかったこともあって、平瓦の代わりに漆喰に炭粉を混ぜた黒漆喰が使われるものが多くみられます。

 
  

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