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本会議で決定した議員派遣について、その概要等を掲載します。(結果報告については、派遣終了後に掲載いたします。

  

議員の派遣状況(23年度)

韓国江原道訪問団

1 派遣期間

平成23年10月18日(火)~21日(金)

2 主な日程

10月19日(水)
 江原道議会との「産業振興」に関する意見交換
 江原情報文化振興院調査
 江原テクノパーク調査
 春川バイオ産業振興院調査
10月20日(木)
 江原道FTA対策関連施策調査
 江原道口蹄疫対策関連施策調査
 韓国農協中央会江原地域本部調査
 江原道教育庁調査
10月21日(金)
 クレアソウル事務所等との意見交換

3 派遣議員

小谷議員〔団長〕、福間議員〔副団長〕、野田議員〔秘書長〕、伊藤(保)議員〔団員〕、広谷議員〔団員〕

4 随行者

議会事務局 福田次長、山根主幹

5 報告

イ・ヨンドク(李永徳)江原道議会日韓国際交流協会長 面談
【イ・ヨンドク(李永徳)江原道議会日韓国際交流協会長 面談】






江原テクノパーク調査
【江原テクノパーク調査】






韓国農協中央会江原地域本部調査
【韓国農協中央会江原地域本部調査】




 去る10月18日から21日までの4日間の日程で行いました鳥取県議会韓国訪問団の調査交流活動について、御報告申し上げます。
当訪問団は、私と福間議員、野田議員、伊藤保議員、広谷議員の5名であります。
今回の韓国訪問は、昨年10月20日に江原(カンオン)道(ドウ)議会と締結した「友好交流に関する合意書」を受け、両県、道議会間の初めての本格的な交流事業を行うことと韓国における自由貿易協定(FTA(エフティーエイ))や口蹄疫対策の現状、高校教育の現状等について調査することを目的に実施いたしました。
まず、両県、道議会間の初めての本格的な交流事業につきましては、「産業振興」をテーマに、江原(カンオン)道(ドウ)の産業経済概況の説明、それに関する両県・道議員の意見交換、関連施設の視察等を行いました。
江原(カンオン)道(ドウ)の先端産業の概要を申しますと、3つの軸を中心に発展してきております。春川(チュンチョン)圏域のプラズマ素材・バイオ製薬・アニメーション、原(ウォン)州(ジュ)圏域の医療機器、江(カン)陵(ヌン)及び東海岸の海洋バイオ、深層水、ファインセラミック素材産業を中心に、主力産業を形成していること、東海(トンヘ)市には、自由貿易地域(FTZ(エフティーゼット))が1カ所造成され、活発な投資の誘致が続いており、さらに、新たに経済自由区域(FEZ(エフイーゼット))の指定を受け、造成する予定であることなどの説明を受けました。
鳥取県側から、セラミックセンサー生産の世界的企業が鳥取県にあることを紹介したところ、江原(カンオン)道(ドウ)が韓国国内最大の医療機器の研究生産拠点であり、医療機器の核心部がセンサーであることから強い関心を示され、産業交流等の要望もございました。
先日、日本海側拠点港に境港が選定されたところであり、DBS(ディービーエス)クルーズフェリーも活用しながら東海(トンヘ)市の経済自由区域(FEZ(エフイーゼット))などと連携することにより、両地域のさらなる発展の可能性を強く感じた次第であります。
また、春川(チュンチョン)市では、戦略産業としてアニメーション産業の振興に力を注いでおり、今回訪問いたしました江原(カンオン)情報文化振興院では、アニメーション創作企業のための広大な賃貸事務所を備えた施設を建設しており、企業の誘致により将来的に千人の雇用を目指すと伺いました。鳥取県も来年国際マンガサミットを開催し、「まんが王国とっとり」として地域づくりや観光誘客に取り組んでいるところであり、この分野でも江原(カンオン)道(ドウ)との連携の重要性を感じました。
次に、韓国におけるFTA(エフティーエイ)や口蹄疫対策の現状について、江原(カンオン)道(ドウ)庁の担当部局や農協中央会江原(カンオン)地域本部からお話を伺いました。日本よりはるかに貿易依存度の高い韓国では、国家経済のためにはFTA(エフティーエイ)もやむを得ないと受け止められているものの、大きく影響を受ける農業のために、代表生産品目を選定しブランド化を図るなど競争力強化のための施策等が実施されており、また、農協としては、開放対象からの主要農産物の除外や実施時期を遅らせることなどにより農業への被害を少なくするよう要望しているということでした。先日、韓国とアメリカとのFTA(エフティーエイ)が韓国の国会で批准されたところでありますが、韓国国民の間で大規模な反対集会も開催されたという報道もございました。これからも韓国のFTA(エフティーエイ)の状況やそのプラスとマイナスに着目しながら、注視してまいりたいと考えております。
なお、農協中央会江原(カンオン)地域本部からは、鳥取県の農協との交流希望の意向が示されました。境港を通じて輸入された江原(カンオン)道(ドウ)産のパプリカが県内のスーパーに並ぶなど両県・道間の取引が活発になっているところであり、このたびの訪問を契機に農協間の交流に発展するように願っているところです。
また、韓国では昨年から今年にかけて韓国全土で口蹄疫が発生し、約348万頭を殺処分するなど大きな被害のあったとのことであり、アジア諸国では依然として口蹄疫が発生している現状や国を超えて人や物の動きがますます活発になっていることを考えると、各国、地域が正確な情報を共有し、それぞれ万全の体制をとることの重要性を改めて感じました。
次に、高校教育の現状について、江原(カンオン)道(ドウ)教育庁を訪問しました。医療機器マイスター養成校を開設し、江原(カンオン)道(ドウ)の戦略産業への専門的人材を育成するなど地域の特性に合致した人材を育成されていることに江原(カンオン)道(ドウ)の政策の一貫性と就職先も視野に入れた能力開発への情熱を感じました。
最終日にはクレアソウル事務所を訪問し、日韓交流の状況についても説明を受けましたが、今後の日韓関係を考えるに当たり、クレアソウル事務所での日本国大使館の上原一等書記官のお話が印象に残りました。ビジネスの世界では、グローバルな競争に勝ち抜くため日韓の緊密な連携関係が深化しており、日韓企業が一緒に作り上げた製品でグローバルビジネスを展開している例も多い。日韓はひとつの経済圏に向かっており、協力関係をさらに強化するフレームを検討する必要性を強調されていました。今後の日韓関係を考える上で忘れてはならない現状と日韓交流の重要性に改めて気づかされました。
最後に、鳥取県議会と江原(カンオン)道(ドウ)議会との交流は、緒についたばかりではありますが、地域住民の代表である議会同士が相互に訪問しながら、各県・道議会議員が共通する課題を検討し、解決に向けた方策について意見交換することにより、お互いの地域のさらなる発展につるながるものと確信しております。
以上をもちまして、鳥取県議会韓国訪問団の調査交流活動報告を終わります。
 

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