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議員派遣の状況(平成19年度)

中国吉林省訪問団

1 派遣期間

平成19年11月11日~16日

2 主な日程

11月11日(日)
米子空港発-仁川空港着
11月12日(月)
仁川空港発-延吉空港着、延辺朝鮮自治州外事弁公室主催昼食会、琿春進出企業訪問、琿春市政府主催夕食会
11月13日(火)
長春市内視察、吉林省人民代表大会表敬訪問、吉林省人民代表大会主催夕食会
11月14日(水)
長春市内視察、長春空港発-上海浦東空港着、上海訪問団結団式
11月15日(木)
FHCチャイナ(食品見本市)視察、山陰合同銀行上海事務所と会食、市内日本食取扱百貨店等視察、食のみやこ鳥取県レセプション
11月16日(金)
上海浦東空港発-仁川空港着、仁川空港発-米子空港着

3 派遣議員

伊藤 保、森岡俊夫、福本竜平

4 随行者

鳥取県議会事務局 主幹 山本 登

5 報告

 鳥取県議会中国訪問団、団長伊藤保、副団長森岡俊夫、秘書長福本竜平の議員3名が、平成19年11月11日から11月16日の日程で行った調査活動について、御報告申し上げます。

 鳥取県は、環日本海交流を県の最重要施策に位置づけ、対岸諸国との交流を推進しており、中国吉林省と平成6年に「友好交流に関する覚書」を調印して交流を実施しているところであります。このたび、友好関係にある吉林省人民代表大会を表敬し、議会関係者同士での相互理解をさらに深めることはもとより、琿春市に日本から進出している企業の訪問調査を行い、現地の経済状況、環日本海航路の将来について意見交換をいたしました。

 また、上海市において行われた「食のみやこ鳥取県イン上海レセプション」に参加し、平井知事、中村境港市長、県内企業関係者等をはじめとする皆さんと一緒に中国の貿易商社・バイヤーに鳥取県の食材をPRする機会を持つこと、上海における日本の食材の流通事情を調査することができたことは、鳥取県の経済の活性化に向けて非常に有意義な訪問になりました。

 それでは調査の概要について報告いたします。

 まず、吉林省入りして最初訪問しましたのは、琿春市に現地法人を立ち上げておられる「小島衣料(琿春)服装有限公司」であります。ここでは、労働者の確保それも、日本語を理解し、日本に好印象をもっている人材の確保という観点からこの地を選定されたということであり、元境港市で国際交流員をされていた全 成哲 氏が現地の責任者として活躍しておられました。

 ここでは、先月末に行われた「北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミット」でもその取組みが合意された境港に寄港する環日本海圏域を結ぶフェリー航路の開設に関連して、中国東北地方と境港双方での具体的な方策について意見交換を行いました。その中で、今後は感度を高くして、情報を取っていくことが最重要課題であると痛感いたしました。

 次に、吉林省人民代表大会表敬訪問においては、常務委員会 唐 憲強 副主任から、歓迎の言葉に続いて吉林省の概要等について説明を受けるとともに、今回の訪問がさらなる交流促進につながると信じるとのあいさつがあり、私からも鳥取県議会も同様に今後も一層交流が深まることを祈念し、吉林省からの訪問団を心待ちにしていることを申し上げました。

 次に、上海市での活動についてご報告いたします。まず、「FHC(食品見本市)チャイナ2007上海」についてであります。上海浦東新国際博覧中心で世界各国から地域の特産品が出展され、その場で具体的な商談も行われており大変な賑わいを見せておりました。日本からは企業や自治体が全部で27ブースの出展をしており、わが鳥取県からは「中井酒造」さんが出展をされておりました。

 この見本市では、個別の企業の出展が中心でありますが、四国4県は自治体として連携した取り組みをしており、参考にすべき点もあるのかなとの感想を持ちました。

 また、上海では、日本食品の販売状況の現状について、日本式のいわゆるデパ地下を導入している「久光百貨」と住宅街でスーパーマーケット展開をしている「しんせん館」及び福島県のアンテナショップ「福島ギャラリー」を訪問調査いたしました。

 「久光百貨」では、日本からの輸入食品の割合は五割、日本人客は一割程度だが、日本人以外でも日本食になじみのある客が、値段のことは気にしないで買っていく。鳥取県の食材でいいものがあれば手続き的なことからでもサポートするとの話がありました。

 「しんせん館」はマンションの一階に店舗を構えており、コンビ二エンスストア程度の大きさで日本の食材は日本での価格よりわずかながら高めでありましたが、客足はとぎれることなく堅実なようすでありました。

 「しんせん館」はこのような業態からはじめて、直営店13店舗に加え、「久光百貨」などテナント5店舗まで展開しているとのことでありました。

 「福島ギャラリー」は中国における販路開拓拠点として2006年10月にオープン、宅配業者に運営を委託し、県産品の展示販売を行っておられましたが、規模も小さく、小売より紹介が中心であり工夫の余地があるものと思われました。

 上海総領事公邸で行われた「食のみやこ鳥取県イン上海レセプション」では、現地貿易商社、バイヤー等を招待し県内企業とともに、県産食材を共に味わいながら、そして知事自ら傘踊りを披露されるなどの意気に感じつつ鳥取県の特産品のPRに努めて参りました。 それでは以下、吉林省、上海市を訪問しての所感を述べさせていただきます。

 現在、中国は戦後のわが国ペースを上回る経済発展の渦中にあり、その状況は、吉林省や上海市の街を見れば一目瞭然でありました。 しかしながら、日本以上の格差社会であることも、深く感じることとなりました。学校と発電所が混在している街、高級車が入り乱れ渋滞している街路、環境問題もまたこの国の課題でありましょう。

 中国と鳥取県との経済交流促進については、環日本海航路の開設にしても、鳥取県産品の輸出にしても、その課題と解決策について今後さらに情報交換を活発に行い、検討をし、行動していかなければその道は開けない。

 また、経済発展にともなって引き起こされる環境問題についても、鳥取県も協力できることがいくつもあると確信しております。

 訪問した際に、鳥取県の美しさを褒め称えていただいた吉林省の方々の思いを裏切らないよう、対岸諸国との交流促進を図るとともに、持続的な県政の発展に寄与できるよう努めていく所存です。

 

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