
(令和元年7月29日締結式)
1 協定の概要
(1)協定の名称
船舶による輸送等災害応急対策に関する協定(令和元年7月29日締結)
(2)協定の目的
鳥取県内において大規模地震等が発生した場合において、鳥取県水難救済会から小型
船舶による輸送等の応援を受けることにより、海上における緊急輸送等の災害応急対策
を確保することを目的とする。
(3)協定内容
○地震等の発生時、県が当会に対して要請できる業務(協定第3条)
・災害救助に必要な生活必需品等の輸送業務
・災害応急対策の実施のために必要な資器材等の輸送業務
・その他県が必要とする船舶による応急対策業務(海に流された被災者の救助等)
○費用の負担(協定第6条)
救難所員が業務に要した費用(燃料代など)は、協議の上、県が負担する。
○救難所員への補償(協定第7条)
・補償対象は、人的損害(死亡・負傷・疾病・障害)のみ
・県が補償するのは、人的損害額のうち、他法令による給付・補償、損害保険契約(船
員保険等)による給付、事故原因の第三者からの補償では不足する部分
2 協定の効果
○大規模地震等の災害時に、道路の寸断等で陸上からの輸送が困難となり、海上から緊急輸送を行う際、被災地の最寄りの港が、境海上保安部等の巡視船艇が着岸できない小規模の港の場合、小型船舶への積み替えが必要となるのが課題だった。
○今回の協定により、当会の救難所員が所有する小型船舶(漁船、プレジャーボート等)に積み替えすることで、小規模の港にも輸送することが可能になる。
3 協定締結式
(1)日時 令和元年7月29日(月) 午前11時15分から11時45分
(2)場所 知事公邸 第1応接室
(3)出席者
(鳥取県)鳥取県知事 平井 伸治 氏
(鳥取県水難救済会)会長 西村 博文 氏、副会長 景山 一夫 氏
(立会人)境海上保安部 部長 佐名 信治 氏
第八管区海上保安本部 救難課長 小笠原 靖 氏