1.概況
平成24年8月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は68.0で前月比5.1%の上昇、出荷指数は65.7で5.0%の上昇、在庫指数は85.9で8.2%の低下となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、一般機械工業、食料品・たばこ工業などが上昇し、電気機械工業、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下した。
出荷は、金属製品工業、木材・木製品工業、一般機械工業などが上昇し、パルプ・紙・紙加工品工業、電気機械工業、鉄鋼業が低下した。
在庫は、パルプ・紙・紙加工品工業、一般機械工業、金属製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、食料品・たばこ工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、その他の食料品などが上昇し、前月比1.7%の上昇となった。
電子部品・デバイス工業では、その他の電子部品などが低下し、前月比6.7%の低下となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具、その他の電気機械器具、開閉制御装置などが低下し、前月比10.4%の低下となった。
一般機械工業では、その他の一般機械などが上昇し、前月比11.5%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は3か月ぶりに上昇し、在庫は4か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で、生産は7か月連続、出荷は6か月連続で低下し、在庫は5か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
68.0 |
5.1% |
63.8 |
▲26.7% |
食料品・たばこ |
91.3 |
1.7% |
87.3 |
▲3.0% |
電子部品・デバイス |
52.6 |
▲6.7% |
54.4 |
▲25.6% |
電気機械 |
54.2 |
▲10.4% |
51.6 |
▲20.5% |
一般機械 |
66.9 |
11.5% |
67.7 |
▲10.3% |
出荷指数 |
65.7 |
5.0% |
63.5 |
▲32.2% |
在庫指数 |
85.9 |
▲8.2% |
87.3 |
19.8% |