材料(2人分)
イノシシ肉(バラスライス)… 50g(2cm幅に切る)
ごぼう…20g(縦半分に切ってから斜めの薄切り)
大根…80g(5mm厚さのいちょう切り)
にんじん…20g(5mm厚さのいちょう切り)
とうふ…30g(さいのめ切り)
油揚げ…15g(油抜きし、細切り)
青ネギ…少々(小口切り)
ごま油…小さじ1
だし…300ml(昆布だしや煮干しだしが合う)
味噌…大さじ1
七味唐辛子…適宜
作り方
(1) 鍋にごま油を入れ、イノシシ肉を炒める。油揚げを加えて炒め、続けて、ごぼう、大根、にんじんを軽く炒める。
(2) だしを加えて野菜がやわらかくなるまで煮る。
(3) 豆腐、味噌を加えて、青ネギを加える。
(4) 好みで七味唐辛子をかける。
アスリートのための栄養と調理のポイント
我が家のジビエ料理で一番人気がこの猪汁。
サトイモやこんにゃくなど下ごしらえが必要な具材は入れていないので、ふだんのみそ汁を作る感覚ですぐに作れます。ジビエ肉が苦手な人の最初のチャレンジにお勧めの一品です。
簡単に作れて旨みが強くて、また作りたくなりますよ。
イノシシ肉を煮るので、硬いと感じる方もいるかもしれませんが、肉の味が濃く、食べ応えがあり、脂が甘いです。
そのため、我が家でふだん作る豚汁より味噌の量を少なくできました。
イノシシ肉は豚肉に近い味わいなのですが、豚肉をイノシシ肉に置き換える場合、味噌やしょうゆを少し減らすことができて、減塩につながると思います。
減塩を心掛けている方は、イノシシ肉を使い、味噌を控えめにして作ってみてください。
猪汁は朝食にもお勧めです。アスリートは消費エネルギーが多いので、一日で摂取すべきエネルギーや栄養素量が多くなります。そのため、朝食もしっかり食べる必要があります。
猪汁は汁物ですが、1杯で野菜が約70g摂れます。一日の野菜の目標摂取量350gの1/5が摂れるので、このような具だくさんの汁物を献立に取り入れるといいですね。
レシピは細かい分量を出しましたが、肉も野菜も多少、分量が違っても大丈夫です。気軽に作ってみてください。
栄養量(長島家の猪汁 1人分)
エネルギー 149kcal
たんぱく質 9.0g
脂質 10.1g
炭水化物 8.3g
鉄 1.7mg
食塩相当量 1.5g
※栄養計算についての注意点
ジビエ肉は加熱の違いや部位ごとの成分値が公表されていません。ここに記載する成分値は、ジビエ肉をはじめ、すべて生の材料(正味重量)から計算したものです(日本食品標準成分表2020年版(八訂))。また、ジビエ肉は個体差が大きいため、食品成分表の値から大きく異なる場合があります。上記は参考値として活用ください。