材料(作りやすい分量)
イノシシ肉(ひき肉)…50g
ごぼう…100g
にんじん…50g
ごま油… 大さじ1
調味料A★
★酒…大さじ1
★しょうゆ…大さじ1
★みりん…大さじ1
★はちみつ… 大さじ1/2
すりごま…適量
一味唐辛子…少々
作り方
(1)ごぼうは斜め薄切りにしてから、千切りにする。にんじんもごぼうと長さを揃えて千切りにする。
(2)フライパンにごま油をひき、イノシシ肉を入れ、細かくほぐすように炒める。
(3)肉に火が通ったら、(1)のごぼうとにんじんを加えて炒める。
(4)調味料Aを加えてさらに炒める。
(5)盛り付ける際に、すりごまと一味唐辛子をかける。
アスリートのための栄養と調理のポイント
きんぴらごぼうにイノシシ肉(ひき肉)を加えて、白いご飯がすすむ副菜(小さなおかず)にしました。
イノシシのひき肉は手軽に調理でき、きんぴらは冷めても食べやすく、お弁当にも向きます。冷蔵庫で2~3日保存も可能です。
ジビエの調理経験のない方や、ジビエに抵抗感がある方はこんな料理から取り入れてみるのがお勧めです。
イノシシ肉は、たんぱく質が豊富です。
たんぱく質は、筋肉や骨を作るのに必要な栄養素です。アスリートは、運動をしていない一般の人よりも多くのたんぱく質を必要とします。運動により筋肉をはじめとした体内のたんぱく質分解量が多くなることと、筋肉を修復する時に、筋肉のたんぱく質量が運動前より増えることにより、その分のたんぱく質量も必要になるからです。
たんぱく質が不足すると、筋肉量が低下する、病気に対する抵抗力が低下する、けがの治りが遅くなるなどの問題が出てきます。
ただし、摂りすぎても、体脂肪として蓄えられたり、肝臓や腎臓の機能を低下させる可能性もあるので注意しましょう。
また、イノシシ肉には、アスリートに不足しがちといわれる鉄が豊富です。
イノシシやシカに含まれる鉄は「ヘム鉄」という吸収率が高い(高いといっても鉄は総じて吸収率の低いミネラル)ものです。
鉄が不足すると、持久力が低下し、運動を長く続けることができなくなります。また、疲れやすく、疲労回復も遅れます。
まずは、ふだんの食事にジビエを使った小鉢料理をひとつ足してみませんか。
食事は、バランスよく食べることがもっとも重要です。野菜とうまく組み合わせて、野菜も積極的に摂りましょう。
栄養量(猪肉入りきんぴらごぼう 全量)
エネルギー 417kcal
たんぱく質 13.4g
脂質 22.6g
炭水化物 38.9g
鉄 2.5mg
食塩相当量 2.7g
※栄養計算についての注意点
ジビエ肉は加熱の違いや部位ごとの成分値が公表されていません。ここに記載する成分値は、ジビエ肉をはじめ、すべて生の材料(正味重量)から計算したものです(日本食品標準成分表2020年版(八訂))。また、ジビエ肉は個体差が大きいため、食品成分表の値から大きく異なる場合があります。上記は参考値として活用ください。
ガイナーレ鳥取の選手による試食の感想
この「猪肉入りきんぴらごぼう」はガイナーレ鳥取の5人の選手に実際に試食してもらいました。
選手の感想を紹介します。
福留健吾選手 |
いのしし肉の食感がしっかりあって、くせもなく食べやすかったです |
鈴木順也選手
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自分が今まで食べていたきんぴらは肉が入っていなかったので、比較があまりできませんが、いいアクセントとなっていて美味しかった |
杉井 颯選手
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イノシシとにんじんとごぼうがすごくマッチしていて、おいしい |
横川旦陽選手 |
今まで食べてきたきんぴらと変わらない味で、おいしくいただけました |
石田侑資選手
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今まで食べてきたきんぴらの中で一番おいしかったです。いのししの肉とごぼうがマッチしていて、くさみもなく食べやすかったです
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