1.概況
平成25年2月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は66.5で前月比5.4%の低下、出荷指数は63.5で11.4%の低下、在庫指数は91.9で4.2%の上昇となった。
内訳については、生産では、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、一般機械工業などが低下し、電気機械工業、木材・木製品工業、プラスチック製品工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、一般機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが低下し、電気機械工業、木材・木製品工業、家具工業などが上昇した。
在庫は、食料品・たばこ工業、電気機械工業、プラスチック製品工業などが上昇し、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、鉄鋼業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、その他の食料品、肉製品、生菓子などが低下し、前月比0.2%の低下となった。
電子部品・デバイス工業では、液晶素子、その他の電子部品などが低下し、前月比9.2%の低下となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具、開閉制御装置などが上昇し、前月比27.6%の上昇となった。
一般機械工業では、その他の一般機械、金属工作機械などが低下し、前月比15.3%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月ぶりに低下し、在庫は4か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で、生産は13か月連続、出荷は12か月連続で低下し、在庫は11か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
66.5 |
▲5.4% |
60.6 |
▲25.6% |
食料品・たばこ |
100.6 |
▲0.2% |
93.1 |
12.7% |
電子部品・デバイス |
59.0 |
▲9.2% |
52.0 |
▲29.6% |
電気機械 |
65.7 |
27.6% |
53.0 |
▲5.2% |
一般機械 |
67.6 |
▲15.3% |
62.0 |
▲18.8% |
出荷指数 |
63.5 |
▲11.4% |
57.5 |
▲35.5% |
在庫指数 |
91.9 |
4.2% |
91.6 |
18.8% |