1.概況
平成24年11月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は65.2で前月比3.3%の低下、出荷指数は63.4で7.3%の低下、在庫指数は85.2で1.3%の上昇となった。
内訳については、生産では、食料品・たばこ工業、鉄鋼業、電気機械工業などが低下し、一般機械工業、金属製品工業、電子部品・デバイス工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、電気機械工業、食料品・たばこ工業などが低下し、木材・木製品工業、金属製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇した。
在庫は、電気機械工業、プラスチック製品工業、一般機械工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、木材・木製品工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、健康食品、冷凍水産食品、その他の食料品などが低下し、前月比6.3%の低下となった。
電子部品・デバイス工業では、その他の電子部品などが上昇し、前月比3.5%の上昇となった。
電気機械工業では、開閉制御装置、その他の電気機械器具などが低下し、前月比1.9%の低下となった。
一般機械工業では、金属工作機械などが上昇し、前月比19.2%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は2か月連続で、出荷は4か月ぶりに低下、在庫は2か月ぶりに上昇した。
原指数では、前年同月比で、生産は10か月連続、出荷は9か月連続で低下し、在庫は8か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
65.2 |
▲3.3% |
72.8 |
▲25.2% |
食料品・たばこ |
96.7 |
▲6.3% |
101.2 |
6.2% |
電子部品・デバイス |
61.5 |
3.5% |
63.9 |
▲6.7% |
電気機械 |
41.2 |
▲1.9% |
52.7 |
▲16.3% |
一般機械 |
67.6 |
19.2% |
70.6 |
▲51.5% |
出荷指数 |
63.4 |
▲7.3% |
67.6 |
▲29.1% |
在庫指数 |
85.2 |
1.3% |
87.3 |
18.3% |