重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

ダニが媒介する感染症にご注意ください

春にかけてマダニの活動が活発化するため、注意が必要です。

「ダニによる感染症に注意しましょう!」のパンフレット(PDF:769KB)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

ダニがウイルスを媒介する新しい感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が国内で報告されました。SFTSは、中国では2009年以降症例が報告されており、 2011年に原因は、SFTSウイルス(ブニヤウイルス科フレボウイルス属)と特定されました。

症状は、発熱と消化器症状(嘔気、嘔吐、下痢など)が中心で、血液検査所見として血小板減少や白血球減少などがみられます。

現在のところ、有効な薬やワクチンはありません。人はウイルスを持ったマダニ類(フタトゲチマダニ、オウシマダニ)に刺されて感染すると考えられています。

■予防■
野山や田畑でダニに刺されないことが重要です。
特にダニの活動が活発な4月~12月は要注意です。
○長袖、長ズボン、手袋などで肌の露出は避けましょう。
○虫よけスプレーを利用しましょう。
○地面には直接寝転んだり、座ったりせず、敷物を敷きましょう。
○野山に行った後や畑作業をした後は、すぐに体を洗い、着替えましょう。
○ペットをつれて野山に行った後は、ペットにダニが付着していないかを確認しましょう。(ペットには、専用のダニ予防薬があります。)

SFTSの国内発生について

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、平成25年3月4日から四類全数把握疾患となりましたので、診断した医師は、最寄の保健所に届出が必要です。
届出基準

 2013年3月4日以降に届け出られたSFTS患者の報告数は298件で、そのうちの59件*が亡くなられています(2017年8月30日現在)。
 また、これまで国内で患者発生報告のあった地域は、西日本の23府県(石川県、福井県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)です。

 

詳細な情報は、厚生労働省や国立感染症研究所の以下のリンクをごらんください。

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について(厚生労働省)
 重症熱性血小板減少症候群(SFTS) (国立感染症研究所)

 
*死亡は感染症発生動向調査の届出時点の情報であり、届出後の死亡は報告されてない可能性があるため、自治体による公表情報とは異なる場合がある。

SFTSウイルス媒介するダニについて

SFTSウイルスは、マダニによって感染すると考えられます。

マダニとは、部屋に生息したり、食品に発生する「ダニ」とは異なり、山野に生息する大型のダニです。

英語では、マダニを「TICK」と、一般的なダ二「MITE」とは区別しています。

感染するマダニとしては、中国の事例から、フタトゲチマダニやオウシマダニと考えられますが、それ以外のマダニが媒介している可能性もあります。また、すべてのマダニがこのウイルスをもっているものではありませんが、マダニのウイルス保有率は現在のところ不明です。

マダニは、SFTSの他にも、日本紅斑熱を起こすリケッチア、Q熱を起こすコクシエラ、ライム病を起こすボレリアを媒介します。

このうち、県内では、日本紅斑熱が発生しています。

詳しくは、「日本紅斑熱、つつが虫病」のページをごらんください。
 日本紅斑熱 (鳥取県感染症情報センターホームページ内)