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2018年8月 タイ王国及び東南アジア諸国の動向

タイ王国及び他の東南アジア諸国の経済・産業動向、社会動向報告書

 こんにちは。鳥取県東南アジアビューローの辻です。

 8月9日から12日まで4日間の日程で第23回TITF(タイ国際旅行博 Thai international travel fair)が開催されました。今回も鳥取県は鳥取県観光PRブースを出展し、日本への旅行を計画しているタイの方々に県内の観光スポットや宿泊施設についてのPR活動を行いました。今回は当ビューローを受託しているAsia Alliance Partnerにインターン生として研修に来ていた、島根大学法文学部3年生の梅木太郎さんにもブースのお手伝いをしていただきました。今月の当レポートでは、梅木さんによるTITFに関するレポートをお送りします。

1.タイにとってTITFとは

鳥取県ブース

 アウトバウンドが年々高まっているタイ(図1参照)にとってTITFは魅力あるイベントと言えます。JNTOの調査(図2 参照)によると、日本へのタイ人訪問者数は全国と比較して第四位に位置しています。TITFには毎年多くの航空代理店、航空会社、ホテル、自治体がブースを出展するため日本への関心が高い人たちにとって有益な情報を得ることのできる絶好の機会であると考えられます。また、TITFには日本以外にもマレーシア、中国などタイ人訪問者がよく訪れる国のブースも出展されていました。そのため、日本以外の諸外国に旅行に行きたいと考えている一般消費者にとって必要な情報、特典を入手できる機会であると考えられます。そして、一般消費者以外にも旅行商品を提供する航空会社、旅行代理店などの企業側もタイ人訪問者をターゲットとした情報、商品を提供できるため自社の認知度を高めるこることができ、利益を得ることのできるイベントとも言えます。

表:タイにおけるアウトバウンド推移、及び世界各国・地域へのタイ人訪問者数の推移(2011年~2015年)

2.東北の自治体のPR 活動

 鳥取の観光PRをすると同時に他の自治体の活動もヒアリングしました。第2章では東北観光推進機構様にヒアリングして得られた情報をまとめます。

 東北観光推進機構とは東北観光の認知度向上と、国内・海外観光客の誘致等を推進し、観光産業の振興と東北経済の発展に寄与することを目的とし、東北広域観光推進協議会と東北六県観光推進協議会を統合し、官民の力を結集して2007年6月に設立した一般社団法人です。東北地方の認知度は全国と比較しても低く、それに加えて、外国人延べ宿泊者数の推移を見るとその数は全国の1%しか満たない状態です)。そのため、東北地方は県という独立した形ではなく、東北とした形で訪日外国人を受け入れる体制を作り費用対効果をあげたいとヒアリングした結果分かりました。

 当日のブースでは東北観光推進機構は東北の観光PRとしてフルーツ狩りを積極的にPRしているとヒアリング調査の結果分かりました。タイは全国と比較して自然景勝地観光、自然体験の需要が高いです。(図3参照)そして三井住友銀行の訪日外国人旅行者の動向の調査結果を見ると、モノ消費からコト消費へのニーズが高まっていることが分かります。(図4)そのため東北観光推進機構はフルーツ狩りのPRに力を入れており、フルーツ狩り可能な農家との協力体制を整えています。

 また、東北観光推進機構はSNS活用による情報発信も積極的に行っています。国土交通省官公庁の調査から、日本を旅行するための情報をSNSから取得している割合が21.4%と割合を多く占めています。そのため、東北観光推進機構は韓国、中国、英語圏、イスラム圏を対象としたコンテンツを作り情報を発信して観光誘致とともにマーケティング活動もしています。

図:訪問先で行った活動(自然・文化体験)
図:訪日外国人旅行者の動向

3.鳥取のPR 活動からの学び及び感想

細かな質問にも対応するスタッフ

 最後に鳥取県のPR 活動からの学び及び感想についてまとめます。一つ目は鳥取県の認知度は私が想像している以上に高かったということです。鳥取県はTITFにブース出展をして今年で5年目となります。観光客の方も鳥取県はどこにあるのかという質問から鳥取県では何ができるか、鳥取県へのアクセスはどうしたらいいかなど、鳥取県を認知したうえでの質問が年々増加しており、大阪や東京からのアクセス方法などについて聞かれることが多かったです。そのため鳥取県の観光PRを発信するとともにどこの空港から、どのように鳥取県にアクセスするかを伝えることの必要性を感じました。

 二つ目は鳥取の観光名所の中でも鳥取砂丘と青山剛昌ふるさと館の関心が高かったことです。鳥取砂丘のパネルを観光客の方々に提示したところ興味を持っていただきました。第2章東北の自治体のPR活動の図3にもある通り、タイ観光客は他国の観光客よりも自然景勝地観光の需要が高いため、地方ならではの自然は鳥取のインバウンドにおいて大きな役割を果たしていると考えられます。また、タイにおいて名探偵コナンは日本漫画の人気キャラクターの一人です。タイ訪日客は鳥取県観光交流局観光戦略課によると平成29年時には11,665人でそのうち3,932人が青山剛昌ふるさと館を訪れています。他の観光地よりも訪問数が多いことから青山剛昌ふるさと館は高い支持を得ていることが分かります。そして、タイだけではなく韓国や中国からも観光客数が伸びているため今後はコナンの家米花商店街、迷路などのコンテンツを増やし観光客のニーズを満たすことが求められると感じました。

 三つ目は二次交通の課題です。鳥取県は電車の運行本数が少ないとともに費用が高く乗り換え時間に時間がかかることが課題として挙げられています。この問題解決のために鳥取東部の各圏域内を周遊するバスに対し、運航経費の補助を行っており、観光客が3時間の間2,000円で利用できるタクシーが活動しています。行政と民間が協力して二次交通の課題に取り組む活動に注目すると同時に積極的に観光客に情報発信する必要性を感じました。

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