平成20年度議事録

平成20年11月12日~14日・所管事項に係る県外調査

1 調査日時・調査箇所
11月12日(水)
・鹿児島市立病院
11月13日(木)
・鹿児島県地球温暖化防止活動推進センター
・宮崎県立都城西高等学校
・宮崎県自殺対策センター
11月14日(金)
・宮崎県庁
2 調査委員
藤縄委員長、浜崎副委員長、澤委員、松田委員、廣江委員、村田委員、山口委員、横山委員
3 随行者
鳥取県議会事務局議事調査課 野川主幹、前田副主幹
4 調査内容
鹿児島市立病院
・コスト意識の徹底による黒字経営の継続と地域医療への貢献について
鹿児島県地球温暖化防止活動推進センター
・「地球環境を守るかごしま県民運動」の取組状況について
宮崎県立都城西高等学校
・都城西高等学校における「補習科」の取組について
宮崎県自殺対策センター
・「みやざきこころ青Tネット」の取組みについて
宮崎県庁
・県立高校における「補習科」の取組について
・県立高校における中高一貫教育の取組について
5 調査報告

 今回の県外調査では、福祉・医療分野で「鹿児島市立病院」「宮崎県自殺対策センター」を、環境分野で「鹿児島県地球温暖化防止活動推進センター」を、教育分野で「宮崎県立都城西高等学校」「宮崎県庁」を、それぞれ調査した。
 各調査先の状況を踏まえ、本県における現状と課題についての認識を深めることができた。

 「鹿児島市立病院」では、長年の黒字経営の根幹にあるのは、決して合理主義ではなく、顧客満足度の追求と組織・人の力を引き出すことにある旨、話を伺った。
 病院のおかれた環境にもよるが、鹿児島市立病院の場合、昨今全国的な問題となっている医師不足とは無縁で、患者の受入体制の充実には目を見張るものがあった。特に、我々が病院を訪ねる途中、市中で偶然に出くわした新生児専用ドクターカー「こうのとり号」は、まさしく今の病院の状況を象徴するものとして、大変印象深いものがあった。

 「鹿児島県地球温暖化防止活動推進センター」では、500名の推進員とこれらを支援するインストラクター制度のもと、県民との協働により地球温暖化防止に向けた機運の醸成、活動の展開を行っている旨、話を伺った。
 地球温暖化防止の具体化に向けて、住民一人ひとりの意識を高めることは最も重要であり、県民との協働は、効果的且つ必要不可欠。
 鳥取県においても、こうした活動を支える仕組みの構築に向けて、今後議論していく必要がある。

 「宮崎県自殺対策センター」では、宮崎県の高い自殺率を踏まえ、医師、看護師、に加え薬剤師も含めた横の連携を構築するとともに、病院にかかる程でもない人などへの地域における支援、更には自死遺族や未遂家族からも貴重なお話を聞き取るなど、本腰を入れて対応されていた。また、東国原知事が自らCMに出演し、自殺防止の呼びかけを行うなど、全県をあげての取組みを展開しており、今年度はその成果が数字になってあらわれているとのことであった。
 自殺率の増加は、昨今、報道でも取り上げられているとおり、全国的に増加傾向にあるため、センターの取り組みの中から、効果的な手法を見出し、鳥取県における自殺対策に繋げていきたいところである。

 「宮崎県立都城西高等学校」及び「宮崎県庁」では、補習科の取り組み及び中高一貫教育について話を伺った。
 補習科については、鳥取県の場合と異なり、その運営費用は全て授業料で賄われていた。浪人生の再チャレンジに向けて、PTAや保護者も自ら運営に当たるなど、その責任を自ら果たそうと取り組まれており、大変感銘を受けたところである。
 中高一貫教育については、単なる受験対策校をつくるのではなく、大前提として地域に密着した、或いは地域の諸課題に対応できる人材育成を行う旨の理念をそれぞれに定めており、まさにこれこそ、今後の公による中高一貫教育に求められていることであると認識を新たにした。

 今回の県外調査の訪問先は、その全てが県政にとって非常に参考となる内容であり、今後、効果的な福祉・医療、環境、教育行政が展開されるよう、県議会として政策提言していくための貴重な材料とさせていただく。

 

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