材料(2人分)
シカ肉(ロースかたまり)…250g
玉ねぎ…1/2個(すりおろす)
りんご…1/4個(すりおろす)
塩・こしょう…各少々
にんにく…ひとかけ(みじん切り)
オリーブオイル…大さじ1
A★
★オレンジマーマレード…100g
★しょうゆ…50ml
★水…50ml
パセリ(みじん切り)…適量
黒胡椒(あらびき)…適量
つけあわせとして、にんじん、じゃがいも、ブロッコリーを蒸して、添える。
(1人分目安 にんじん30g、じゃがいも(小)1/2個、ブロッコリー2房)
作り方
(1)シカ肉(ロースかたまり)は一口大(一切れ20g程度)に切り、玉ねぎとりんご(ともにすりおろす)に30分浸けておく。
(2) (1)のたまねぎとりんごをぬぐい取り、塩こしょうをする。
(3) 鍋にオリーブオイルとにんにく、(2)のシカ肉を入れ、表面に焼き色をつける。
(4) A★と(2)の玉ねぎとりんごを加え、ふたをして中火にかける。煮立ったらごく弱火にして10分程度煮る。途中で一度、肉の上下を返す。
(5) 火を止めて、煮汁に浸けたまま置いておく。食べる時、煮汁ごと温める。
(6) 盛り付けの際、パセリのみじん切りを散らし、黒胡椒を挽く。
アスリートのための栄養と調理のポイント
シカのかたまり肉は加熱しすぎると硬くなりますが、下ごしらえで玉ねぎのすりおろしに浸けることで硬くなりくくしました。
玉ねぎとりんごのすりおろしは、ソースとして使うので無駄がありません。
味付けはシンプルであっさり。オレンジマーマレード、りんご、玉ねぎの甘みを効かせました。
シカ肉に豊富に含まれる鉄の吸収を高めるため、付け合わせとしてビタミンCを含む野菜を合わせました。パセリ、ブロッコリー、じゃがいもにビタミンCが含まれます。野菜(ブロッコリー、じゃがいも、にんじん)は蒸して、味付けはせず、マーマレード煮のソースで食べるのがお勧めです。ビタミンCを含む旬の野菜を季節ごとに組み合わせてみてください。
実は、この「シカ肉のマーマレード煮」はなかなか納得いく仕上がりにならず、何度も試作をしました。ガイナーレ鳥取の選手の方々に食べてもらったら、とてもうれしい感想が聞けました。ぜひそちらもご覧ください。
栄養量(シカ肉のマーマレード煮 1人分(つけあわせの野菜を含む))
エネルギー 388kcal
たんぱく質 34.6g
脂質 9.6g
炭水化物 47.7g
鉄 6.6mg
ビタミンC 79mg
食塩相当量 4.7g
※栄養計算についての注意点
ジビエ肉は加熱の違いや部位ごとの成分値が公表されていません。ここに記載する成分値は、ジビエ肉をはじめ、すべて生の材料(正味重量)から計算したものです(日本食品標準成分表2020年版(八訂))。また、ジビエ肉は個体差が大きいため、食品成分表の値から大きく異なる場合があります。上記は参考値として活用ください。
ガイナーレ鳥取の選手による試食の感想
この「シカ肉のマーマレード煮」はガイナーレ鳥取の5人の選手に実際に試食してもらいました。選手の感想を紹介します。
福留健吾選手 |
鹿肉にしっかりと食感がある上に、やわらかくて食べやすかったです。マーマレードの味ととても合っていました |
鈴木順也選手 |
鹿肉の繊維を感じた。獣の感じが全然なかった |
杉井颯選手 |
初めて食べる味で、すごくおいしい |
横川旦陽選手 |
マーマレードの甘み、鹿肉のかおりがマッチして、おいしかったです |
石田侑資選手 |
(5品試食した中で)これが一番おいしかったです。何の臭みもなく、やわらかくて、さっぱりとした味でした |