材料(2人分)
イノシシ肉(ローススライス)…150g
塩・こしょう…各少々
りんご…1/2個(皮つきで厚めのいちょう切り)
さつまいも…120g(蒸して皮付きのまま一口大に切る)
オリーブオイル…小さじ2
バルサミコ酢…大さじ3
本みりん…大さじ2
パセリ(みじん切り)…適量
作り方
(1)イノシシ肉(ローススライス)は3cm幅に切り、強めに塩こしょうをする。りんごは皮付きのまま、厚めのいちょう切りにする。さつまいもは蒸して、一口大に切る(肉やりんごと大きさを揃える)
(2) フライパンにオリーブオイルを入れ、イノシシ肉を両面焼いて、(1)のりんごとさつまいもを加える。
(3) バルサミコ酢とみりんを加え、具材にからめる。ある程度、調味料を詰める。
(4) 盛り付けの際、パセリのみじん切りを散らす。
アスリートのための栄養と調理のポイント
イノシシ肉は夏と冬で脂質含有量が大きく異なります。冬場のイノシシ肉は脂が多いのですが、サクサクとした食感で、見た目ほど重たくありません。ただ、油脂を控えている方や、脂が苦手な方は、脂身を取り除いてかまいません。
秋から冬においしい、りんごとさつまいもを脂の乗ったイノシシ肉と組み合わせました。
さつまいもにはビタミンCが含まれます。イノシシ肉に多く含まれる鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収が高まります。また、仕上げに散らすパセリからもビタミンCが摂れます。パセリは一度に食べる量は少ないですが、チリも積もれば山となるので、いろいろな料理に「ちょい足し」しましょう。彩りもよくなりますよ。他にもパセリを仕上げに足すレシピをいくつか紹介しています。
運動後は、体の回復のために必要な糖質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを摂ることが必要です。運動後1時間以内に、主食、主菜、副菜、牛乳・乳製品、果物がそろったバランスのよい食事を摂るのが理想です。
この「イノシシ肉とさつまいもとりんごのソテー」は、主菜ですが手軽に作れて、運動により失われた糖質(炭水化物)も補給できます。献立にうまく取り入れてみてください。
バルサミコ酢の酸味は加熱で飛ぶので、お酢が苦手な人も食べやすいと思います。
栄養量(猪肉とさつまいもとりんごのソテー 1人分)
エネルギー 399kcal
たんぱく質 15.0g
脂質 19.4g
炭水化物 42.4g
鉄 2.5mg
ビタミンC 21mg
食塩相当量 0.4g
※栄養計算についての注意点
ジビエ肉は加熱の違いや部位ごとの成分値が公表されていません。ここに記載する成分値は、ジビエ肉をはじめ、すべて生の材料(正味重量)から計算したものです(日本食品標準成分表2020年版(八訂))。また、ジビエ肉は個体差が大きいため、食品成分表の値から大きく異なる場合があります。上記は参考値として活用ください。