材料(2~3人分)
イノシシ肉(バラスライス…200g
(食べやすい大きさに切り、下味A★に浸ける)
下味A★
★酒・しょうゆ・コチュジャン…各小さじ1
★塩・こしょう…各少々
白菜キムチ…100g
絹ごし豆腐…300g(さいのめに切る)
にら…1束(4cm長さに切る)
えのきだけ…1袋
(石づきを除き、長さを2等分に切る)
ごま油…小さじ1
酒…大さじ1
出汁(だし)…500ml
(昆布だしまたは煮干しだしがよい)
味噌…大さじ2
作り方
(1)イノシシ肉(バラスライス)は食べやすい大きさに切り、下味A★に浸ける。
(2) 鍋にごま油をひき、(1)を焼く。白菜キムチを加えて炒め、酒とキムチの汁も加え、全体にからめる。
(3) 出汁とえのきだけを加えてふたをして煮る。煮立ったら、弱火にして7~8分煮る。
(4) 豆腐を加え、味噌を煮汁で溶いてから加える。にらを加え、さっと煮る。
<アレンジ>
イノシシ肉とキムチは相性が抜群です。いろいろアレンジしてみてください。
猪肉のキムチ炒め
<猪キムチそうめん(温かい麺です)>
アスリートのための栄養と調理のポイント
キムチ鍋は身体が温まるので、寒い日に特にお勧めです。
煮込むので、イノシシ肉が硬いと感じる方もいるかもしれませんが、肉の味が濃く、食べ応えがあり、脂が甘いです。
イノシシ肉はキムチや味噌と相性がよいです。
キムチ鍋は、豆腐も入るので、動物性と植物性のたんぱく質の両方を摂取できます。
イノシシ肉に含まれるビタミンB1、B2は糖質、脂質、たんぱく質の代謝を助けます。どちらも不足するとエネルギーを充分に作ることができなくなります。運動量の多いアスリートは不足しがちな栄養素です。
(イノシシ肉にビタミンB1、B2が含まれますが、特別多いわけではありません。いろいろな食品を食べる中にうまく取り入れましょう。)
にらはスタミナ野菜の代名詞で、ビタミンC、β-カロテンを含みます。にらに含まれるビタミンCが、鉄の吸収を助けます。また、β-カロテンは油脂と一緒に摂ると吸収が高まるので、イノシシ肉との組み合わせは味だけでなく栄養的にもお勧めです。
栄養量(猪肉のキムチ鍋 1人分)
エネルギー 370kcal
たんぱく質 27.9g
脂質 22.9g
炭水化物 18.8g
鉄 5.4mg
ビタミンA 131㎍RE
ビタミンB1 0.54mg
ビタミンB2 0.50mg
ビタミンC 14mg
食塩相当量 4.1g
※栄養計算についての注意点
ジビエ肉は加熱の違いや部位ごとの成分値が公表されていません。ここに記載する成分値は、ジビエ肉をはじめ、すべて生の材料(正味重量)から計算したものです(日本食品標準成分表2020年版(八訂))。また、ジビエ肉は個体差が大きいため、食品成分表の値から大きく異なる場合があります。上記は参考値として活用ください。