毎年、国(内閣府)においては、日ごろから防災思想の普及又は防災体制の整備に尽力し、又は災害時における防災活動に顕著な功績のあった個人又は団体を防災功労者として内閣総理大臣が表彰しており、令和3度は、防災思想の普及に多大な貢献をされたとして、米子市・上後藤二区防災会が防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞されました。
[受賞者・功績等]
(1)受賞者:上後藤二区防災会(会長 西本 洋二 氏)
(2)受賞区分:団体・防災思想の普及
(功績の概要)
本会は、平成12年10月6日に発生した「鳥取県西部地震」の被災経験から、地域住民による主体的な自主防災活動の必要性を感じ、1年をかけて住民の合意形成を図り、翌平成13年に設立した。
結成以降これまで、災害図上訓練、緊急避難訓練などの防災訓練や防災研修会の実施に積極的に取り組み、この内、防災訓練においては、特に災害時要援護者の支援に力を入れ、個別事例ごとの図上訓練や実際に車いす等での搬送訓練を行うなど、地区内の各班において災害時要援護者の協力支援体制を構築している。
更に、本会では「火災からの逃げ遅れゼロ、安全で安心して暮らせる地域づくり」を目指し、会の中に「女性防火クラブ」を結成。住宅用火災警報器設置の取り組みでは共同購入や設置説明会、高齢者宅への取り付けサービス等により会員の9割を超える世帯の設置に尽力したほか、一人暮らしの高齢者宅の訪問や声かけ等を行うふれあい活動により平時の支え愛の輪を広げ、有事には災害時要援護者支援に繋がるように取り組んでいる。このように、女性のならでは視点等も取り入れながら高い防災意識を継続し、地域防災力の向上に努めている。 |
10月6日米子市伝達式(米子市総務部防災安全課HP)
https://www.city.yonago.lg.jp/35900.htm