1.概況
平成24年9月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は68.3で前月比0.4%の上昇、出荷指数は66.0で0.5%の上昇、在庫指数は90.1で4.9%の上昇となった。
内訳については、生産では、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、電子部品・デバイス工業などが上昇し、金属製品工業、輸送機械工業、鉄鋼業などが低下した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、電気機械工業などが上昇し、食料品・たばこ工業、金属製品工業、木材・木製品工業などが低下した。
在庫は、金属製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業などが上昇し、窯業・土石製品工業、鉄鋼業、電気機械工業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、その他の食料品、冷凍水産食品、健康食品などが上昇し、前月比11.2%の上昇となった。
電子部品・デバイス工業では、その他の電子部品、液晶素子などが上昇し、前月比5.9%の上昇となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具、その他の電気機械器具、開閉制御装置などが上昇し、前月比3.7%の上昇となった。
一般機械工業では、その他の一般機械などが上昇し、前月比6.9%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月連続で、在庫は2か月ぶりに上昇した。原指数では、前年同月比で、生産は8か月連続、出荷は7か月連続で低下し、在庫は6か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
68.3 |
0.4% |
70.5 |
▲17.9% |
食料品・たばこ |
101.5 |
11.2% |
96.2 |
6.8% |
電子部品・デバイス |
55.7 |
5.9% |
60.8 |
▲16.6% |
電気機械 |
56.2 |
3.7% |
65.0 |
8.0% |
一般機械 |
71.5 |
6.9% |
68.6 |
▲3.1% |
出荷指数 |
66.0 |
0.5% |
67.8 |
▲26.3% |
在庫指数 |
90.1 |
4.9% |
90.4 |
22.3% |