平成18年度会議録・活動報告

平成18年12月15日(金)(開会中)

出席者 委員長
副委員長
委員
生田 秀正
稲田 寿久
松田 一三
杉根 修
小玉 正猛
石黒 豊
石村 祐輔
広田 喜代治
前田 宏
 
 
以上 出席委員 9 名
欠席委員 0 名
 

説明のため出席した者
 上場企画部長、青木文化観光局長、田所県土整備部長、宮前企業局長
 ほか各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 議事調査課  金涌主幹  山口副主幹  吉川副主幹

 1 開  会   午前10時03分
 2 閉  会   午前11時57分
 3 司  会   生田委員長
 4 会議録署名委員  広田委員  松田委員
 5 付議案件及びその結果
    別紙日程表及び下記会議概要のとおり

 

◎生田委員長
 皆さん、おはようございます。
 ただいまから企画土木常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程表のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、本日は、日刊建設工業新聞の上月研二さん、並びに民団鳥取県本部のキム・テジュンさんから傍聴の希望が出されておりますが、御異議ございませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 異議がないようでございますから、傍聴を許可したいと思います。
 初めに、会議録署名委員を指名いたします。本日の会議録署名委員は、広田委員と松田委員にお願いします。
 それでは、ただいまから本委員会に付託されました議案に対する質疑、討論を一括して行っていただきます。

●小林文化政策課長
 文化政策課でございます。先般の予備調査のときにいろいろと御質問等ございまして、これは資料にしてせんだってお送りしたところでございますが、若干補足いたします。
 これは、総合芸術文化祭のプロジェクト事業を文化振興財団に委託するということにつきまして、さらにどこかから再委託とか下請とかということのお話が石村委員の方からございました。その場合に、総合芸術文化祭の実行委員会が主体となりますが、どのように文化振興財団をコントロールしていくのかというお話がございまして、その考え方を整理いたしました。委託契約を結ぶわけでございますが、その中にきちんと明文化いたしまして、文化振興財団がさらに再委託する場合、これには実行委員会の承認が要るという形できちんとコントロールしていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

◎生田委員長
 質疑、討論とも、いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 採決につきましては、議案ごとに採決するか、一括して採決するのがよろしいか、お諮りいたします。(「一括」と呼ぶ者あり)
 一括ということでございますが、それでは付託議案を一括して採決いたしたいと思います。
 原案に賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 全員賛成であります。したがいまして、原案のとおり可決または承認すべきものと決定いたしました。
 それでは、陳情の審査であります。
 今回は新規分1件です。それでは、陳情18年2号、鳥取県における「竹島の日」の制定について審査を行います。
 前回の委員会で正副委員長が陳情の提出者から願意の聞き取りを行い、その報告を行うこととされましたので、聞き取りの概要について稲田副委員長から報告を行っていただきます。
 なお、前回の予備調査で議題となりました陳情18年1号、竹島・北方領土返還要求運動鳥取県民会議の設立については、先日の本会議で取り下げが承認されております。

○稲田副委員長
 それでは、18年2号、鳥取県における「竹島の日」の制定について、陳情者の方からの聞き取りを正副委員長でさせていただきました。その際、いろいろと話が出ましたが、大まかに分けまして4点、この竹島の日の制定について意見がありました。また、我々の意見もそれに加味しつつ、この竹島の日の制定について、結論から先に申し上げますと研究留保という意見であります。
 その理由といたしまして、まず1点は、我が鳥取県としては既にもう島根県がこの竹島の日の制定あるいは竹島の領土返還、もろもろのことについて活動を行っておられますので、我が県としてはそれをサポートしていくという態度であります。2点目が、今この竹島の日の制定をするということについて、友好活動への影響でありますとか、経済水域、水産業の影響等を考えてみても、今本当に県民の皆さん方がこの条例の制定を望んでおられるのか、非常にそこのところの疑問がまだあるのではないかという話であります。3点目には、そもそもこういった竹島の日の制定ということについて、県民の意識の盛り上がりが果たしてあるのだろうか。今、鳥取県としてそういう盛り上がりが現実にあるのだろうかという点が3点目であります。そして以上、4点目はそれを総括したものでありますが、現在の段階で諸情勢を勘案した結果、竹島の日を制定できるというような状況にはないということであります。

◎生田委員長
 それでは、御意見を伺いたいと思います。御意見のある方は挙手をお願いします。(「なし」と呼ぶ者あり)(「副委員長の報告のとおり結構であります」と呼ぶ者あり)
 ただいま副委員長の方からその状況を報告願ったわけでございますが、研究留保という声がありましたが、研究留保とすることに賛成の方の挙手を求めます。(賛成者挙手)
 全員賛成であります。そういたしますと、陳情18年2号については、研究留保が全員でありますので、研究留保と決定いたしました。
 続いて、報告事項に移ります。
 なお、質疑については、説明終了後、一括して行っていただきたいと思います。
 議題1、平成19年度に向けた主な組織案(素案)の概要について説明を求めます。
 初めに、須藤企画部次長に説明を求めます。

●須藤企画部次長兼政策企画課長
 それでは、お手元の資料の別冊になっているかと思いますけれども、平成19年度に向けた主な組織案(素案)の概要、総務部・各部局、この資料について企画部関係について御説明いたします。
 来年度に向けた組織案に関しては、総務部の方とそれから各部局がいろいろと協議をしながら検討を進めておるところでございます。今後の予算の編成状況等がございますので、まだまだ変わり得るものでございますが、現時点での素案でございます。
 企画部関係でございますが、1つは、分権改革を推進する組織の設置ということで、現在、企画部の地域自治戦略課内にある市町村振興室、これを分権改革推進室に改組したいというように考えております。これは現在、政府の方で地方分権推進法も成立しまして、一層国から地方への権限移譲、これを検討していくということになると思います。あわせて県内におきましても鳥取県、県から市町村への権限移譲、これを一層推進していかなければいけないということで、議会の方からもたびたび御指摘いただいているところでございます。現在は市町村振興室の中にあります調整係などをもう少し機能強化、体制を強化しまして、分権改革推進室というふうにしまして分権改革、権限移譲の推進を強化したいということでございます。
 次に、子どもに関する施策の一元化ということで、総務部の中にあります教育・学術振興課、この中での私立幼稚園の方は子ども家庭課、福祉保健部の方と一元化するということでございますが、私学の振興関係、それから学術振興の業務、これを企画部の方に移管したいということでございます。あわせて、今、企画部の協働推進課の中に青少年の関係の業務と、それからNPOの関係の業務2つあるのですけれども、この協働推進課の青少年の関係の業務と私学・学術振興関係の業務を統合しまして、新たに青少年・文教課といった課を設けたいということでございます。なお、協働推進課の中にあるNPOの関係の業務につきましては、地域自立戦略課の方においてあわせて処理をしていただいて、NPOの強化、NPOの参加の推進をあわせて推進したいというように考えております。企画部関係は以上でございます。

◎生田委員長
 続いて、小林文化政策課長の説明を求めます。

●小林文化政策課長
 文化政策課でございます。同じ資料をはぐっていただきまして2ページ、下の方をごらんください。文化観光局の組織改正案(素案)でございます。4番目といたしまして書いてございます文化観光資源に関する総合調整機能の強化ということで掲げておりまして、地域資源振興室を設けようという案でございます。これはここに書いてございます鳥取砂丘、三徳山等々、その他本当にいろいろある県内の文化観光資源、これについて総合調整を行う本庁の機能を強化していこうということでございまして、当面鳥取砂丘の保全、活用策、そういったものを組織横断的に検討、総合調整してまいりたい。それから、三徳山の世界遺産登録に向けた戦略、保全、活用等を組織横断的にこれも検討して総合調整していきたい。それから、文化観光資源、いろいろございますが、そういったものの掘り起こしというものをやっていきたい。磨き上げの方につきましては、従前どおり観光課の方で、これは観光に直結するようなものについてはそちらでやっていきたいということでございます。ここでは市町村とか県民局とか総合事務所ですけれども、こういったところを実情に応じて適宜参画、サポートするような本庁機能を有するという形で考えております。

◎生田委員長
 続いて、横井管理課長の説明を求めます。

●横井管理課長
 管理課でございます。同じ資料の最後のページ、4ページをごらんいただきたいと思います。県土整備部関係の組織案の素案を御説明いたします。
 まず一番上の(8)、山陰道建設に関する現場体制を強化の部分でございます。これは東部総合事務所の中に新たに山陰道推進室を設けたいというふうに考えております。これは山陰道の早期供用開始というのは県政の最重要課題の1つでございまして、御承知のようにまだ事業未実施区間が残っております。このためには、国の重点的な予算配分を確保することが必要でございまして、そのためにはやはり用地の取得というのが大きなキーポイントになろうかと思います。事業主体であります国に協力をいたしまして、県といたしましても円滑な用地取得に汗をかくとともに、県事業で実施するアクセス道でありますとか河川事業等を推進するというようなことで、それらを一元化して実施することが機能的であるということから、新たに山陰道推進室を設けようとするものでございます。なお、西の方の区間につきましては、西部総合事務所の中に担当職員を置きたいというふうに考えております。
 それから、一番下の四角をお願いします。(12)のその他の組織整備でございます。丸がありますけれども、2つ目の項目、県民の声などでわかりにくいと指摘があった課の名称を変更しようとするものでございまして、1点は2つ目にあります管理課というのが、管理課という名前とやっている内容とが突合していないというようなことがございまして、管理課につきましては県土総務課に改称をしたい。それから、企画防災課というのが、防災局の方の名称と混同されやすいということで、こちらの方は技術をつかさどるということもございまして、技術企画課としたいということでございます。それから、丸2つ飛んでいただきまして、下から2つ目の丸でございます。県が受託してきました用地取得業務の収束、姫路鳥取線関係でございますけれども、用地業務というのがほぼ収束します。それに伴いまして姫路鳥取線用地事務所を廃止しようとするものでございます。なお、残用務が少し残りますけれども、これはさきに説明いたしました山陰道推進室の方に引き継いでいこうというものでございます。また、大規模の工事が完了いたします市瀬地区生活安定推進室、これにつきましては室を廃止いたしまして、引き続き治山砂防課内に担当職員を配置して残用務に当たろうというものでございます。

◎生田委員長
 続いて、議題2、第2次鳥取県男女共同参画計画の策定について松田男女共同参画推進課長の説明を求めます。

●松田男女共同参画推進課長
 それでは、企画部資料の別紙ということでつけさせていただいておりますが、お手元に出していただけたらと思います。
 男女共同参画計画につきましては、第1次が18年度まででありますことから、19年度以降の第2次について策定を進めているところでございます。11月29日に正式に知事から審議会へ諮問をし、昨日審議会を開催いたしましたので御報告をいたします。
 まず、計画素案の考え方でございますが、そこに3点上げさせていただいております。上の2点で、働き方の見直しであるとか地域社会や家庭での取り組みの推進ということに重点を置いた記述をさせていただき、3点目に示しておりますトータルな目標としての鳥取県が示す男女共同参画社会の姿を掲げることというふうなことにしております。この実現に向けて男女共同参画の視点での具体的なさまざまな見直しを行うことというふうにしております。
 今回の素案を作成するに当たっての留意点でございますけれども、今までともすれば役所の書架に眠ってしまうというふうな基本計画等のことがございましたので、県民の皆様の手元でいつも見ていただけるような指針にするというふうなことを目指しまして、わかりやすい言葉を使うということに心がけたところでございます。
 昨日の審議会の状況でございますが、計画の背景につきましては異論なく、委員全員の方が了解をされました。文言につきまして、たださまざまな御意見を承りましたので、多数の審議委員の提言をいただき、これは今後行われますパブリックコメントとともに整理をさせていただきたいと思っているところでございます。
 今後の日程につきましては、18日に次の審議会を予定しておりまして、実はきょうからパブリックコメントを実施をする予定でございますし、あわせて市町村さんあるいは事業者の方に意見照会を行っているところでございます。その結果を踏まえ、答申も受け、県でも整理をしまして、最終的には2月県議会に提案をさせていただく予定にしておりますので、御審議のほどをよろしくお願いします。
 具体的な多数の審議会の提言をいただいたのですけれども、別添に素案と、附属資料をつけさせていただいております。その中で、例えばテーマのCの1、素案の1ページ目でございますけれども、一番表でございますが、例えばテーマCのところの重点目標1の女性に対するあらゆる暴力をやめようというふうな言い回しにしておりますが、これをなくそうというふうな強い言葉に変えようというふうなことなどを、細かなテーマにつきまして審議会の中で御意見をいただいたところでございます。

◎生田委員長
 続いて、議題3、JR米子駅構内改良に伴う踏切改良等について、議題4、第4種踏切の安全対策について、及び議題5、米子市交通バリアフリーの推進について、平井交通政策課長の説明を求めます。

●平井交通政策課長
 企画部の資料の1ページをお願いいたします。JR米子駅構内改良に伴う踏切改良等についてでありますが、11月にJR西日本米子支社が新聞報道しておりましたが、その内容について確認いたしましたので御報告をいたします。
 現在、県とJRといろいろ意見交換の場を持っておりまして、そういう場でいろいろ情報を収集したものでありますが、主には津山街道踏切の改良と、それから車両の入れかえを従来東側中心であったものを西側中心にする、そういうことによって津山街道の踏切の幅が減少し、遮断時間の短縮が図られるというものであります。津山街道踏切の改良につきましては、踏切の長さが現在33メートル、路線本数が9本、これを短縮する。2ページに図をつけております。その中で訂正をお願いいたします。現行38メートルというふうになっておりますが、これは33メートルの間違いでありますので訂正をお願いいたします。さらに、障害物検知装置を新設すると。現在でも自動の場合もあるのですが、車両の入れかえの場合についてはいまだに手動であるということで、これによって安全性が増すということであります。事業期間は19年の1月末に着工し、21年3月完成予定であります。ここは通常あかずの踏切というふうに呼ばれておりますが、ピーク時、これは20時から21時であります。この間に40分以上、およそ47分ぐらいの遮断時間になるということであります。
 3のその他でありますが、境線の乗り継ぎ改善ということで、現在、境線は御承知のようにゼロ番乗り場で乗り継ぎをするわけですけれども、これをゼロ番に加えて4番乗り場も使用が可能になるということを今検討しておられます。4番乗り場が使用が可能になりますと、例えば5番乗り場に着いた方がそのまま同じホームで乗りかえをするということができるようになります。それから、19年春のダイヤ改正でありますが、現在ダイヤ改正に向けて作業中でありまして、今月の下旬に公表予定というふうに聞いております。
 それから、3ページをお願いいたします。第4種踏切の安全対策についてであります。県下の踏切数でありますが、378のうち第4種が39あります。これはJRが35、若桜鉄道が4であります。近年の踏切事故発生状況であります。18年につきましては11月末現在で事故は発生いたしておりません。これまでの安全対策ですが、鳥取県交通対策協議会というのがございまして、その中の踏切道改善促進部会、ここで、これは従来生活環境部にありましたものが企画部の方に所管がえになったものでありますが、17年の4月に現場点検等についての協議を行い、8月までに点検を実施しております。それから、改善状況でありますが、16年から17年にかけて廃止3カ所、1種への格上げを3カ所行っております。さらに17年度にJR米子支社がすべての4種踏切に人感センサーを設置しております。人感センサーにつきましては、そこに書いてありますが、歩行者が渡る際にセンサーが人を感知して左右を見て渡りましょうなどのメッセージが流れるシステムであります。さらに、定期的に雑草とか竹とかの伐採を、ほとんどはJR負担で、一部地元が負担しながらやっております。今後の取り組みでありますが、19年の1月から4月にかけて関係機関による再度の現地確認を実施いたしまして、その後、住民の意向等を踏まえながら廃止とか統合、格上げなどの対策を関係機関で協議をしてまいりたいというふうに思っております。
 4ページをお願いいたします。米子市の交通バリアフリーの推進についてであります。懸案でありました米子市の交通バリアフリーの基本構想の作成状況について御報告をいたします。参考でありますが、鳥取市、倉吉市は既に作成をしております。米子市は交通バリアフリー基本構想につきまして18年12月、今月作成委員会を設置いたしております。その中で米子駅及びその周辺、重点整備地区ですが、これについて基本構想を作成する予定であります。しかしながら、米子駅南北一体化基本計画と関連あるいは重複する部分があるために、そちらの方の進捗状況と関連するために、作成時期というのは未定になっております。
 その南北一体化基本計画でありますけれども、17年の10月に米子市は作成業務を外部委託しております。これは2カ年債務で19年2月末が完成予定となっております。その主な構成内容としましては、自由通路の基本計画、あるいは南口駅前広場の基本計画あるいは橋上駅の基本計画等といったものが構成になっております。これが案が固まりますと、米子市はそのパブリックコメントなり、それから議会承認を得て正式決定をしていくということになります。これもまだ時期は未定であります。これらのことをより進めていただくという意味もありまして、11月の29日に交通バリアフリー推進セミナーをコンベンションセンターで開催したところでありまして、実際に米子駅を利用される交通弱者の方の発表を中心に開催をいたしたところであります。交通バリアフリー基本構想については、参考にそこのところに書かれておるようなものであります。

◎生田委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑、御意見はありませんか。

○前田委員
 僕は残念でかなわないな。組織案の概要、いつごろか文化観光局長の方に言っておるけれども、まだまだ開通の見通しないな。4番目、文化観光資源に関する総合調整機能の強化、その次を読んでごらん。これを読んでごらん。何で浦富海岸を入れないのだ、何で。まだわかってないのだな、君らは。残念でかなわないわ。
 ちょっと時間をかけてしゃべるぞ。この間、スポレク大会があった。10月21日から24日までかな。僕は、スポレク大会は大変成功だったという話がいろいろあるが、いろいろな意味で大成功だったという一つに、岩美町では男女混合綱引き大会というのをやった。僕は連日行った。前の晩に綱引連盟というところの副会長、秋山さん、事務局長、林さんというのも来ていた。それで親しくなった。いろいろな話をした。翌日も行ったのだ、47都道府県みんな参加しているのだね。綱引きなんていうのはこんなに多くいるのかなと思ってびっくりしたのだけれども、加えて韓国からも来ておった。行ったら、会長と副会長は、町長の榎本君が今案内をして浦富海岸に行っておりますと。やがて帰ってくるだろうというので、そうしたら昼前に一緒に帰ってきた。食事を、あの弁当だ、弁当の話はしたからもう言わないけれどもね、一緒に食べながら二人が褒めて言ったのだよ。前田県会議員さん、浦富海岸というのは日本一ですね、すばらしいですねという話をしたのだよ。私たちは仕事柄、日本じゅういろいろなところを回っておると。こんないい海岸は見たことがありません。私もかねて浦富海岸は日本一だと思っているけれども、鳥取県も岩美町もPRが下手なものだから、今あなた方にそんなことを言われるようなことではだめだと。林さんという局長がこう言ったよ。日本ではナンバーワンだと。私は世界じゅうの海岸が好きなものだからあっちこっち行っておるけれども、浦富海岸に匹敵するところがありますよと。イタリアの「帰れソレントへ」というソレント海岸の上にポジターノ海岸というのがある。ポジターノ、そこと同じぐらいの価値がありますと。すばらしいですねと本当に感激していた。そういうふうに日本の中心地から来た人がこんな立派な海岸があるということを言ってくれるぐらいなのに、鳥取県の観光関係者はだめなのだよ。山陰海岸というのは75キロある、75キロ。京都の網野から鳥取砂丘までだ。75キロのうち12キロは京都府だ。50キロが兵庫県、鳥取県が13キロ。その13キロの浦富海岸が中心なのだ。昭和38年に国立公園になった。昭和48年に海中公園にもなった。昭和2年には名勝地として天然記念物。数々の、それは本当に日本一なのだよ。それなのに、こういうことなのだ。この間も言っただろう。だからこの間11月1日に、知事、副知事、総務部長、財政課長がいる席で今言った話をしたのだ。そうしたら、この具体的に行った皆さんはわかるけれどもね。僕があのとき知事に言ったのは、こんな立派な大自然があって、大財産があるのに、鳥取県のあなた以下職員が浦富海岸のすばらしさを認識していないと。これだけすばらしい宝があるということをなぜ知らないと。だから全員、観光に携わる者はもちろん、幹部は浦富海岸を見てくれと、海からもおかからも。というので18日に行くことになったのです、知事が全部長を連れて。そういうことなのに何だ、これは青木さん。鳥取砂丘、三徳山、大山・中海。何で浦富海岸を抜くのだ。これだけ大きな声で言っても浦富海岸のすばらしさをわかってないのだな。

●青木文化観光局長
 ちょっとよろしいですか。確かにおっしゃられるように、この資料をごらんになると今のような御指摘も、私正直言って御指摘いただくのではないかということも思って、きょうやむなく資料を出しているのですが、ちょっと聞いてください。この組織を考えるプロセスというのが実はあったのですけれども、そこで我々の現状認識というのがまずあったわけなのです。現状認識というのは何かというと、東部、中部、西部でそれぞれ現場機能を持つということで、砂丘室ができたというのは一つの象徴的なところなのですけれども、ややもすると砂丘、それから中部だと三徳・三朝、それから西部だと大山・中海というのをつくっていますから、そこのところについてはある程度機能をしているというところが多分あったのだと思うのです。
 ところが、よく県内の観光資源を見渡してみますと、もう前田委員の方から歴代の文化観光局、観光課の方で浦富に対する認識が薄いではないかということをずっと言われて、これも十分我々頭に置いて今回提案しているのですけれども、組織としてどうしても浦富海岸をしっかりフォローするところというのが今ないのです。例えば、東部総合でそういう機能があるかというと、多分きちっとフォローする組織というのはないのです、砂丘はあるのですが。
 あと小玉委員の方から先般御質問いただきましたけれども、例えば神話を題材にしたような観光地づくりができているのか、湖山池というような資源を本当に活用できているのか、そういうところについて従来、ここにちょっと書いていますけれども、東部、中部、西部で砂丘、三徳、大山・中海、これについては看板としてある程度やってきたところがありますけれども、それ以外のところがどうも、特に本庁において県民局との関係、あるいは市町村のところで十分できていない、こういう問題意識があったからこそ、この組織案というのを提案したのです。中でいろいろな議論をこれ当然総務部との間でかなり議論をした、知事のところでもかなり議論をしました。そのときの議論の中で、我々が機能として足らないというふうに認識した話として議論された中には、一つは浦富海岸というのが当然ありました。それから、先ほど言いました神話、それから湖山池、それから池田家、こういったような題材、この辺がどうも我々きちんとできていない。そういう現状認識のもとに今回、本庁機能としてこういうのをつくりました。ちょっとそういうのがあるものですから、従来やっていたところのものを持ってきて、その他という、その他という表現は今からちょっと反省しますけれども、その他扱いというのは淡々と書いたのですけれども、そういう趣旨ではなくて従来足らざるところという意味で使っていましたので、そういう議論の過程ということをぜひこの場で説明させていただくわけなのですけれども、意を御理解いただければ大変ありがたいと思います。御指摘は十分わかりましたので。

○前田委員
 大きな声で怒らなければいけないな。決して怒りたくないけれども、怒らなければいけないのは情けないな。君は知っているか。世界自然遺産の検討委員会で、浦富海岸はノミネートされたのだよ。岩美町や鳥取県で動いたわけではないのだよ、中央が動いたのだ、中央が。こんな立派なのがあるではないかと。三徳山のように、鳥取県と三朝がわあわあ言ってノミネートされたのではないのだよ、あれは。それぐらい価値があるということを中央の人はみんなわかっておりなさる。今いろんなことを聞いたけれども、答弁になっておらないでしょう。本当はもう少ししかりたいけれども、黙って入れなさい、ここに浦富海岸を。黙って入れればいいのだよ。

●青木文化観光局長
 これは先ほどの議論の経過でこういう資料になっておりますけれども、文化観光資源ということを現実に上げる際には、御指摘のようなことでさせていただきます。

○前田委員
 これに入れろというのだ、これに入れなさい。(青木文化観光局長「入れます」と言う)本当だ。
 それでこの間も言ったけれども、本当に文化観光局長、浦富海岸のよさをもっと知りなさい、本当に。澤田廉三先生が生きておったら泣くよ、本当に。いや本当に。だからずっと昭和2年から天然記念物に指定されてからずっと見てごらん。ないのだよ、こんなものは。最高級の指定がされているのだよ、ずっといろいろな場面で。それを今君が言ったように、何か過程の中で云々というのは問題にならない。だから上げますと言うのならわかるけれども、だからないというのはおかしいではないか、本当に。

●青木文化観光局長
 それで、もう余り言いわけみたいなことは申し上げませんけれども、要するにこの室をつくった趣旨というのは、例えば浦富を十分認識しているという……。

○前田委員
 これに落ちておるのは悪かったと言えばいいのだ。

●青木文化観光局長
 組織としてそういうことをきちんと系統的にやっていくという趣旨でございますので、ぜひそこだけ御理解ください。

○前田委員
 言いわけするではない。入れなければいけませんと、立派なところですと、こう言えばいいのだよ。

○小玉委員
 前田委員の言われることはごもっともだと思いますけれども、私の解釈は、実はこれのあれは、鳥取砂丘、三徳山、大山・中海というのは、これを明示されたのは、実は私もこの委員会で総合事務所のあり方の中でおかしいではないかと。こういう鳥取県を代表する観光地は何で総合事務所になるのですか。これは近県との関係や、本庁、中央との関係が非常に強い、そういう観光地であるのに、なぜ本庁から総合事務所に移管されたのですかと。それはちょっとおかしいのではないかな、そういうことの発想で私は、今回こういうことでされたけれども、だからそのときのあれが現在、総合事務所は鳥取は砂丘、倉吉は三徳山とか、西部は大山と中海、こういうことが主体で総合事務所の中に組織変更されたということ、その指摘の中でこういうことがあったわけですから、私は別に執行部を弁護することは全くありませんけれども、これは意見は前田委員と一緒ですが、浦富は非常にすばらしい、当然だと思います。がしかし、この説明の段階でもっと文化観光局長が的確に説明されてないと、私はそういうふうに理解しておるわけです。だからやはりその辺をもう少し現状の中でこれを、こういうことでこうだということだから、そういう説明をされたら私は納得されるのではないかなという思いがしておったわけですけれども、前田委員が言う浦富海岸は、これは当然入れるべきだし、そういうことでもうちょっと局長の方で、私はそういう説明があったら前田委員の方も理解されたのではないかなという思いがしました。
 そのほか。前田委員質問してもいいですか。

○前田委員
 どうぞ、どうぞ。

○小玉委員
 それで、一つは組織の問題ですけれども、私は組織の変更としては了としますけれども、ただ、今、企画部の市町村振興室から分権改革推進室ということに、こういう変更がされておるわけですけれども、逆に市町村振興室があれば市町村全体の中の振興ということで広くとらえられる。分権改革推進ということに変更すれば、何か権限移譲だけのそういうこと、もちろん関係があるわけですが、だけど考え方として狭まってくるのではないかな、そんな感じが私はするわけです。したがいまして、その辺のお考えを聞かせていただきたい、これが1つ。
 少なくともこの組織案を、私はこれは大事なことです、一番基本になる問題を、何で担当課長で説明されるのか。当然これは文化観光局長なり企画部長がされる問題ではないですか、これは。私はこれからやろうかという、そういうスタートラインに立って、何か意欲が全く伝わってこないです。何でそんなものが政策企画課長の説明になるのですか。その辺をちょっと聞かせてください。

●上場企画部長
 2点お答えを申し上げたいと思います。
 まず、何ゆえに部長がしなかったかということでありますが、先般の幹部会の折には、各部長から常任委員会で説明をということになっておりましたところ、どういう理由か知りませんが、それぞれの部の主管課長が報告をというのが総務部サイドの仕切りでございましたので、そういうことできょうは全庁的な仕切りで、各委員会ともそういうことで対応いたしました。それがいきさつでございます。
 企画部の市町村振興室と分権改革推進室の違いでございますけれども、業務の内容は狭まるということはございませんで、今やっています業務に加えて、もっと業務がふえるわけでございます。それは片一方では地方交付税の新型交付税の話もありますけれども、起債の話、いろいろな制度が変わっていく中で、19市町村の台所事情を全部詳細見たりした上で何を分権をするかという話し合いを続けることになりましたので、少し業務量がふえていくと思います。そのときに名前をどうするかということでございますけれども、今までどおりの市町村振興室というよりは、看板を少し変えた方がパフォーマンスとして前向きのイメージが出るのではないかということで名称を変えたということでございます。以上が状況でございます。

○小玉委員
 部長、ただそういう総務が課長で説明したということだけで、それだけでは答弁にならない。何で本来ならば部長なり局長が説明をすべきではないか。それだけの値打ちがあるのではないかということを言っているわけだから、それに対して答弁になっていない。あなたの考えは。

●上場企画部長
 ごもっともであります。

○杉根委員
 関連するけれども、分権改革というのは、権限移譲したらそれで仕事は済むのか。何を改革しないといけないのか。どういう意味合いだ。よくわからない。説明してみて。市町村に権限移譲するということだから、権限移譲したら、そこから先は何をするのか。改革するというのはどういう意味か。市町村に介入するということか。どういうことか。

●上場企画部長
 地方分権、権限移譲ということになるわけでありますけれども、それは介入するのではなくて、あくまで市町村と県とのお互いの話し合いでございますので、何を持っていくかというのは、これは市町村ごとに違ったことになっていくと思います。それでは、何を具体的にということになりますと、県庁の中での業務、全部持っていくわけではございませんので、何十%でなくて何%という数字になると思うのでありますけれども、それを見積もりをし、協議を進めていく中で、では何のためにということになりますと、住民のためにとってメリットがあるからするわけでありまして、その住民自治のありようと、加えて推進をしていくというイメージでございます。

○杉根委員
 分権するというのはそういう時間がかかることか。簡単に考えるのだけれども、権限移譲だけ見直すか、あとは受ける側が考えるべきことではないか。あくまでもそうしないと削ってやるぞ、になってしまう。非民主的だ、その態度というのは。まあいい、あなたとは後で話をする。
 もう一つ、東部事務所に山陰道の推進室というのは、どういうことが起こっているのか。山陰道というのは東・中・西に関係するだろう。それを東部事務所が管轄するということ。それから例えば313号線を含めて高速についても、そういう振興の姿というのは全くないのか、どういうことだ。

●田所県土整備部長
 今もあるのです、本庁に高速道路推進室があって動いております。実は今回、姫鳥の事務所がちょうどなくなります。今の姫鳥が順調に進んで、今山陰道は東は鳥取西、西は名和-淀江の延伸、そこがポイントなのですけれども、今どちらかといえば国と県と市町村の連携が非常にタイトなのが今、鳥取西になっております。幸い名和-中山、名和-淀江の延伸ですけれども、そこは今の西部の事務所でうまく機能して地元も了解をよく得てもらっているところであります。今の情勢を踏まえて、来年度からスタートさせるためには実務的に東部にきちんとしたスタッフを置きたい。これからの状況を見ながら、それはまた考えていくべき問題だと思います。

○杉根委員
 兵庫県の方に延ばすという意味で、重点的にそこをやるという意味か。

●田所県土整備部長
 山陰道ですので、鳥取から西と。

○杉根委員
 そっちの方だろう、西の方だろう。だったら、本庁だけでチェックできるのか。中部に313号線、推進室だってないのに。

●田所県土整備部長
 ある程度やむを得ないのですけれども、これは国の仕事なので、313号線とか、東浜居組や西の江府道路とか、これは県の仕事なのですよ。県の総合事務所の中にちゃんとスタッフを置いてきちんとやっているのです。山陰道は、そのスタッフが今いないのです、そこだけのための者が。だからそこを強化したい。

○杉根委員
 国だろうと世界だろうと市町村だろうと、県も一緒なのです、受益者は。そういう発想で、物の目線で考えると、そういうことを分け隔て、区別するからおかしいわけ。総合的な機能していく力を持つのだったら、組織をなぜこれを変えないといけない、毎年。わからない、県民はどこへ行っていいのだか。幹部会ではどんな話をしているのか、大体。名前は変わる、課の内容は変わる、県民はどこへ行って調べたらいいわけか。県会議員にしてもわからない、私達も。そんなわかりにくくしないで、もっとわかりやすく、現場なら現場主義を徹底した、そういう組織再編にしないといけない。何だか知らないけれどもわけがわからない。ひゅっと決まってさっと出てくるでろう。我々は議論しようがない。議論する余地がない。少しは親切にしてくださいな、お願いですから。

◎生田委員長
 そのほかありませんか。

○小玉委員
 男女共同参画、これは委員長の方にお尋ね、考え方を聞きたいと思いますけれども、第2次鳥取県男女共同参画計画の素案が出たわけですが、今後のあれから見ると2月に県議会にかけるということになるわけですけれども、これだけの資料が出ましたので、委員会としては私は議会に別の日に説明を聞いて、委員会としても勉強する必要がありはしないかなという思いがしますけれども、いかがでしょうか。

◎生田委員長
 小玉委員の方から、閉会中にやはり非常に分厚い資料も出されたわけですが、勉強する会を持った方がいいではないかという御意見でございますが、皆さんいかがでしょうか、委員の皆さん。
 それでは、閉会中に勉強の会を持つということでよろしゅうございますか。(「報告事項が終わってからにしよう」と呼ぶ者あり)
 報告事項が終わってから、それではそういうことで。
 それでは、議題6、第4回鳥取県総合芸術文化祭について、小林文化政策課長の説明を求めます。

●小林文化政策課長
 文化観光局の資料をお願いいたします。1ページでございます。ことしの第4回鳥取県総合芸術文化祭が一応11月30日をもちましてクローズいたしました。ことしは朝日座の方ですが、ワークショップ・フリースペースイベントといたしまして県内かなり中部、東部と流れてきたわけでございますが、一応参加人数ということが取りまとまりました。昨年よりもわずかですが一応ふえておりまして、1万7,462人というのが実行委員会が行った参加人数でございます。それから、主催事業ということで位置づけております総合芸術文化祭の動きが2万8,771人ということでございました。今後ですが、早速評価に入っておりまして、アンケートの分析とか、それから評価委員会で事業評価を行ってまいりまして、また公表させていただきまして実行委員会の方で協議した結果等、こちらの方でまた報告させていただきたいと思っております。
 それで、2ページの方に概要をおつけしております。プロジェクト事業が「朝日座」事業、それから県民から公募いたしました県民企画のアートチャレンジ事業というのを5事業ございました。倉吉の白壁土蔵群あたりでやった山陰KAMIあかり、あるいは影絵ファンタジー、それから鳥取の方で行われました和く和く伝統文化町などでございます。それから、各地区、ワークショップ・フリースペースということで、皆さんが気軽に参加できるような催し物を各地区においてやっております。それから、下に書いてあります、先ほど主催事業ということで実行委員会事業以外のどういったものがあるかというのをここに掲げておりますが、主には例えば県展でありますとか、それから財団がやりました松竹大歌舞伎、それから郷土の民俗芸能大会等々でございます。

◎生田委員長
 続いて、議題7、第2回東アジア地方政府観光フォーラム(EATOF)実務者会議等について、木村観光課長の説明を求めます。

●木村観光課長
 観光課でございます。資料3ページをごらんください。第2回東アジア地方政府観光フォーラム(EATOF)実務者会議等についてというものをごらんください。
 東アジア地方政府観光フォーラムにつきましては、2年前米子で開催させていただきまして、非常に多くの方に参加いただいたところでございますが、この10カ国が集まりまして東アジアの観光事業について語り合うというフォーラムでございます。この実務者会議を来週火曜日に韓国江原道の春川の方で行っていただきます。それに当たりまして、文化観光局の方から青木局長を初め参加をさせていただきますが、それに当たりまして18日の本会議の方は欠席をさせていただきます。
 続きまして、台湾チャーター・交流事業のところをごらんください。一般質問での小玉委員からの中でも答弁にも入れさせていただきましたが、鳥取・香川によるプログラムチャーター便の就航について、その可能性が出てきたところでございます。何とか一たん中断していましたといいますか、中断になっていました台湾からのプログラムチャーター便を鳥取県に誘致すべく、その韓国でのEATOFの協議に引き続きまして、今度は台湾の方で航空会社などへの働きかけを行うこととしております。また来年の台中県政府と鳥取県との交流に関する意見交換を行うため、交流推進課ともあわせて台湾の方まで行かせていただきたいと思います。

◎生田委員長
 続いて、議題8、鳥取砂丘イリュージョンIVの開催について、堀田東部総合事務所県民局鳥取砂丘室長の説明を求めます。

●堀田東部総合事務所県民局鳥取砂丘室長
 鳥取砂丘室でございますが、文化観光局の資料の一番最後、4ページでございますが、本年で4回目となります鳥取砂丘イリュージョンを12月22日から1月3日まで開催する予定でございます。ことしのイリュージョンにつきましては、動きのある風紋をイメージしたイルミネーションを設置するということで新たなデザインとして入ってきております。また、動物型のイルミネーションを増設するといったことをやっておりますし、また来場者の方で毎日点灯をするときにカウントダウンをする人を選んで、観光客の方にも参加型で、具体的な楽しめるような趣向もこのたびしてございます。
 また、イリュージョン開催中に22日のオープニングセレモニーを初め、各主要な日は、ここに掲げておりますイベントを予定しております。また、イリュージョン等の関連イベントといたしまして、砂丘駐車場の前にありますラクダ屋さんの2階等でイリュージョンライブ等も毎日開催しますし、また先般11月の18日からオープンしております砂の美術館のライトアップ等もイリュージョン期間に合わせて1月3日まで行われるということになっております。また、この鳥取砂丘イリュージョンにつきましては、多数のボランティアの方が参画いただいて、準備、それから本番中のイベントスタッフなどに御協力いただくこととなっております。また引き続き今後の継続開催に向けて募金等の取り組みをしたいと思います。また、イリュージョンバスの運行ということで、開催期間中マイカーで訪れられない方、高齢者の方、交通弱者の方、そういった方々の対応も含めてシャトルバス運行ということも鳥取観光協会が中心となって進めております。また、このイリュージョンも4回目を迎えまして、特にことしは名古屋発の砂丘イリュージョンを入れたツアーを多く企画されているなど等もありまして、こういった取り組みが県外からの観光客誘致にも大きくつながっているということでございますので、今後ともそういった取り組みも関係者と連携しながら取り組んでいきたいと思っております。

◎生田委員長
 それでは、ただいままでの説明について、質疑、御意見はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございますので、次に進ませていただきます。議題9、県内の高速道路をめぐる最近の状況について、渡辺道路企画課長の説明を求めます。

●渡辺道路企画課長
 県土整備部の資料の1ページをお願いいたします。県内の高速道路をめぐる最近の状況ということで、前回、10月10日の常任委員会でも説明させていただいておりますものの現時点の状況ということで、大きく変わりましたところを中心に御説明させていただきたいと思います。
 鳥取自動車道につきましては、用地の状況が鳥取-河原間、前回90%が91%になったという内容だけでございます。残っている中身といたしましては、共有地等これから法手続等をやって処理する部分が中心で残っております。
 続きまして、山陰道でございます。山陰道につきましては、鳥取西道路、鳥取市本高から松原間、7キロについて、大満地区を除きます7地区について、調査に基づく概略設計の地元説明を9月から10月に行っておりまして、これらの状況を今回は御説明するところでございます。各地区ともその内容については、意見はいろいろ出ておりますけれども、おおむね了解でございまして、詳細設計に向けての追加調査等同意をいただいているところでございます。なお、大満地区につきましても、近々立ち入りに向けての説明ということで役員さんの方に説明に入っていけるというふうにお聞きしております。
 東伯・中山は前回と変わっておりません。名和・淀江の下の方の本年度着手しています延伸区間の下市-名和間4.3キロ、この間につきましても西道路同様現地調査に基づく概略設計の説明を11月下旬から12月上旬にかけまして13地区で行いまして、おおむね、若干意見は出ておりますけれども同意をいただき、今後詳細の設計に入っていくということで西道路、下市-名和間につきまして両方とも年内の幅ぐい設置に向けて順調に進んでいっているという状況でございます。2ページに図面をつけておりますので。
 それと、別紙で雪みちナビの誤情報の表示ということで、引き続き説明をさせていただきたいということで、別紙で雪みちナビの誤情報表示についてということですが。

◎生田委員長
 別紙、雪みちナビの誤情報表示について。ちょっと待ってください。今、資料を皆さん。ありましたか。

●渡辺道路企画課長
 済みません。雪みちナビの誤情報表示について、昨日の新聞に出たものでございまして、鳥取県のホームページ等で各地区の雪情報が見えるような形、画像と積雪深とか温度とかが見えるようなシステムをつくっておりまして、現在は21カ所が動いております。年間、昨年でいきますと80万件とかいう利用があったわけでございます。1枚はぐっていただきますと、写真等つけておりますけれども、こういう画像のものでございます。一覧での道路状況というのが見れますし、各観測点については下の方の表示、画面のライブ画像と積雪深とかが表示されると。ここに出ております佐谷峠というのを誤表示と書いておりますけれども、昨日の段階の新聞に出ましたのは、雪のないところに1メートル何がしというような積雪深があるという誤情報が出ていた模様でございます。その箇所につきましては、きのうの段階で修正が可能であったので直したということで、これはきょうの朝の状況ではもう誤表示として出ているのはこの1点だけでございます。
 原因といたしましては、戻っていただきまして表に書いております、この21カ所についてちょっと複雑なシステムだったもので、一元管理でケアができるシステム改良をしようということで、先月の22日に入札を行って業者を選定し作業をするということで進めておったわけでございますけれども、機械のふぐあいとあわせ、受注業者の不適切な対応、機械の管理しております鳥取県に通告もなしに電源を切ったりとか、そういうこともございまして、この復旧がおくれたということもございます。
 今後の対応でございますけれども、昨日の間で県として直せる部分につきまして、3カ所程度は修復したわけでございますけれども、現在でも画像でいきますと4カ所、数値関係でいきますとまだ9カ所が表示できていない状況でございます。誤表示ではないのですけれども、データそのものが表示されていないというのがまだ9カ所ございます。聞くところによりますと、日曜から月曜にかけて積雪も見込まれるという状況でございますので、早急に今も作業をさせておりますけれども、各所の点検を行って至急になるべくなら回復をさせたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 非常に利用者の皆さんを含め、皆さんに御迷惑をおかけしまして申しわけございませんでした。

◎生田委員長
 続いて、議題10、隠岐汽船(株)への支援について、山浦空港港湾課長の説明を求めます。

●山浦空港港湾課長
 空港港湾課です。県土整備部の資料3ページをお願いします。隠岐汽船からの支援要請を受けまして、県として支援することになりましたので御報告いたします。支援内容です。支援内容、平成19年1月1日から平成21年3月31日までの間、2年3カ月、施設の使用料を全額免除するものです。免除する対象でございます。まず、鳥取県が管理する分、みなとさかい交流館の待合所、カウンター部分です。境港管理組合の管理するもの、岸壁使用料と野積み場の使用料を減免する。免除金額628万円。内訳ですが、1年間が約280万8,000円、19年、20年、2年分です。18年度分につきましては、1月から3月まで66万4,000円です。なお、支援要請がありました23年3月までの残りの2年間につきましては、21年3月までの終了時点での隠岐汽船の経営状況を勘案して今後判断することにしております。

◎生田委員長
 続いて、議題11、一定額以上の工事または製造の請負契約の報告について、渡辺道路企画課長及び長本道路建設課長の説明を求めます。

●渡辺道路企画課長
 資料の4ページをお願いいたします。道路企画からは上の1点だけでございますけれども、市道南岸線、県代行でやっております南岸線の橋梁上部工、古市橋上部工、延長は82メーターの鋼製鈑げた2径間の製作、架設にかかわるものでございまして、公募型の指名競争入札を行いまして、広島のJST株式会社広島営業所が受注したものでございます。

●長本道路建設課長
 道路建設課でございます。同じ資料で説明させていただきます。
 新規分でございます。2つ目。汗入2期地区農免農道工事、これは1号橋上部工ということで、PCの2径間連続ラーメン箱げたということで、一般的に言っていますディビダーグ工法の橋でございます。これにつきましては、極東工業ということで契約をいたしております。内容につきましては、記載のとおりでございます。
 次に、変更分でございます。第2大名2期地区農村農道加茂1号橋上部工ということでございます。この工事はパイ型ラーメン橋でございます。この工事におきましては、下部工工事におきまして、大山はかなり風によりまして揺れ等もございます。その影響がありまして上部工工事についても2カ月間の工期延長ということで契約変更を行っております。
 次に、国道179号改良工事でございます。下り線A1橋台ということでございます。これにつきましては現地状況等ございまして、交通誘導員の配置、これをふやしております。その関係で一応20万円の増額をしたものでございます。工期については変更はございません。
 次に、国道313号、北条倉吉道路下神高架橋上部工事でございます。この工事につきましては、照明灯の計画を確定させまして、照明配管施設を追加いたしております。その結果115万円余ということでの増額をお願いしております。工期については変更はございません。
 次に、国道313号、北条倉吉道路延伸改良工事(6工区)でございます。この工事は道路下のボックスカルバート、これを使用するものでございます。現地におきまして予想以上の水位があったということで、集水井という水を下げる補助工法を使って施工いたしております。それらの工法変更等におきまして1カ月の対策工法の変更を進めているところでございます。また、その補助工法の対応によりまして600万円ほどの変更額になっておるということでございます。先ほど申しましたように、変更ということで1カ月以上を費やしておりますので、その1カ月の工期変更を行っております。
 次に、広留野2期農免農道改良工事でございます。この工事はメタルロードといいまして桟橋形式の橋梁でございます。鋼管で基礎をつくりながら橋梁を築造していくという工事でございます。この工事におきましては、支持層、これの確認というものを随時行っていくのですけれども、部分的に支持層が深いところがございました。その関係での変更なりまた材料調達、こういうもので約1カ月程度を要しております。変更額はゼロでございます。この工事はゼロ国債工事でございまして、一応この工事、橋梁をメーンといたしておりますので、ほかで落石防護さく等の工事を考えておったのですけれども、それらのものを廃止いたしましてこの工事に全額をかけております。また、先ほど申しましたように杭の材料調達及び施工に1カ月程度を要しております。本来ならば11月30日から1カ月程度の工期延長ということでいいと思われますけれども、現在冬期の施工になってございます。そういうことで、今後床版等の工事がございますので、冬期施工等を考えまして工期を来年3月15日ということで設定いたしたものでございます。

◎生田委員長
 それでは、ただいままでの説明について質疑、御意見はありませんか。

○石村委員
 まず、1カ月以上、道路企画課、何で4カ月で済んだ工期が、それでまた工期延期するのか。こんな人をばかにしたようなことはいけない。よくまたこれに6社も公募してきたな、こんな工期に。知事じゃないが、談合じゃないかと言われても仕方ない、こんなものに6社も公募するわけない、こんな工期には。それが1点。
 渡辺課長ばっかり言ったっていけないから、今度は長本課長。一番上の上部工ですけれども、あなた下部がおくれたからと言うが、下部ができた段階で工期延期すればいい。ぎりぎりになって11月の21日なんていうときに工期延期するなんていうのはおかしな話だ。これやってみたけれどもできないから延ばしますという考えだろうと思うし、一番下のものだって材料調達なら第1回変更やっているだろう、これ。なぜそのときに工期を延ばしておかないか。こんなもう終わりかけてから。11月29日だ。変更契約をやっている。余りというものだ。工期前もって延ばしておくものだろう。余りだと思う。
 もう一つ、この雪みちナビ、これは渡辺課長の説明があったけれども、一つもわからない。まず、工期はいつまでか、工期は。契約工期は。それまでにできない場合はどうするのですかという。損害賠償でも取るのですか。何で、要は機器のふぐあいって、今までふぐあいはなかっただろう、機器には。ちょっと全くその契約内容がわからないから物を言えないけれども、どうやらせるつもりだ、今後の対応というのは。復旧の対応というようなので参考にしてくださいというようなことを書いておるけれども、いつまでにどうやるかという、やり方ということも説明してもらわないとわけがわからない。

●長本道路建設課長
 工期、変更契約が遅過ぎるのではないかというふうな御質問だと思います。全くそのとおりです。我々といたしましても、やはり状況が生じたときにすぐ変更するようにということで徹底させていきたいと思います。

●渡辺道路企画課長
 1点目の橋梁の発注の件ですが、確かにおっしゃるとおり工期が非常に標準の工期よりも短縮されております。

○石村委員
 できるわけないでしょう、短縮なしでないと。できるわけがない、絶対できはしない。あなたは何%自信があるか、工期内にできる。

●渡辺道路企画課長
 全部はちょっと。

○石村委員
 全部でなしに。

●渡辺道路企画課長
 実際のところは非常に押してからの発注になってしまっているということはあります。ただ、鋼製鈑げたでございますので、材料さえできますればできるのかなと。

○石村委員
 何で、床版なんかも打たないといけないだろう。鈑げた製作だけか。架設も入っていたよ。完成するか。

●渡辺道路企画課長
 床版を打つわけではないです。けたを設置するまででございます。ただ、いろいろとおっしゃるとおり材料の購入であるとか天気による架設ができないとか、そういう状況もございますので、そういう事態が生じますとやはり生じるものかと思っております。

○石村委員
 ナビの前にこれを片づける。材料の調達ができるから公募してきたのでしょう、要はこの工期で。材料の調達ができて、自分が架設する自信があるからこの工期で応募してきたのでしょう。絶対延ばさないということだったらいい、工期を本当で。

●渡辺道路企画課長
 絶対ということはちょっと申し上げられないです。

○石村委員
 それなら逆に言うと、1カ月や2カ月ならと思うけれども、まさか半年も延ばさないでしょうね。

●渡辺道路企画課長
 この工区からいきまして、半年も延ばすということはあり得ないと思います。4カ月設定ですので、その中で不測の事態が生じたとしても、実工程からいけば4カ月が最大延びる範囲だろうと今は考えております。

○石村委員
 ちょっとこれ、応募してきた詳細を教えてください、後で。

○杉根委員
 工程表なんかも出すがいい。

●渡辺道路企画課長
 わかりました。
 雪みちナビの方でございます。11月20日に発注しております業者は、契約を12月1日に行いまして、工期的には3月15日までになっております。ただ、システムを立ち上げて稼働させるのは12月20日で区切っております。入札時には12月中旬ということで示しておりますので、そういう状況でございます。機械のふぐあいというのはそれまではなかったのではないかというお話でございますけれども、一部既になかった、落雷等の影響を受けて補修をしてなかった部分もございますので、すべてがということではございませんけれども、確かに業者によってシステムを電源を入れたり切ったりやった関係で不都合が生じている部分というのは多々あるのではないかと今は想像しております。ただ、現在点検している業者は、この受注した会社ではなくもとのシステムをつくった会社に各局から委託をして点検をさせております。

○石村委員
 何かわけがわからない。そうすると、今受けている企業というか、契約した会社とはどうするのか、ほかの者にさせておるとか。そんな二重の経費使うような、そのあたりのことをきちんと整理しないでそこをやっても。

●渡辺道路企画課長
 今現在はいろいろなふつごうがあったので、業者は作業を全部とめております。指示表でとめておりまして、点検を今システムがまだ切りかわっておりませんので、もとつくったわかるところにということでやっています。ですから、二重経費というのは特に発生しないとは思っております。

○石村委員
 最後に。だって予算がないでしょう、予算が、発注してしまったら。予算を組んで発注してしまったでしょう。その予算はもう使えないのだ、契約解除するまでは。どうやってやっておるのだ。

●渡辺道路企画課長
 通常の点検のやつは維持管理経費の中で、今回の点検といってもシステムをつくり上げるという話ではございませんので、数万円ぐらいの話だろうと思いますので、各事務所でのということで考えております。

◎生田委員長
 そのほか。

○石黒委員
 3ページの隠岐汽船(株)への支援についてという項目に入ります。この件は、私が一般質問で行って議論が交わされてきたわけでありますが、支援策に合計で約660万円、平成19年1月から22年まで、21年3月31日までというふうな支援内容であります。それで、支援する理由は鳥取県にとって大きな損失となると、こういうふうに言っていますが、私は利害関係もさることながら、利用者にとってはやはり境港がいいという利用者の声が強いと、こういうふうに言っておりますから、むしろ損得勘定でいえば、それでは島根県はどうかといったら、島根県だって鳥取県以上に損失は大きいわけですから、そういう説得力はないと私は思います。利用者にとって片一方で隠岐汽船にとってはどうかというと、七類に入ると隠岐汽船は時間が短くて済むのです、近いから。境港の場合には内港に入ってくるとスピードも落とさなきゃいけないし、多少時間はかかる。それだけは油代、燃油がかかるというデメリットがあるわけです。だから、再建しようという隠岐汽船にとっては、燃油のことを考えさえすれば、それは七類の方がいいのですよ。そういうことはもう全部承知の上で、やはりこういうものは利用者の利便を考えることが最優先だということを私は強調したつもりなのです。
 それから、この支援策にしても、鳥取県ははっきり申し上げて628万円、これが支援の総額ですが、島根県にとっては5億円を無償で貸し付けたり、20億円で隠岐汽船を買って無償で貸し付けてやって運営を任せると、こういう支援策としたら雲泥の差の支援をしているわけですよね。当然のことながら、島根県の関係の仕事ですから。だけれども、だからといって利用者の不便になることはよくないなと思って、僕はそこを強調したのです。だれが考えたって、例えば境港と以前に美保関町、あそこは合併した方が便利だなと地元の方は言っていました、島根県の美保関町の人も。だけれども、知事とのやりとりもそういったように、鳥取県としてはウエルカムだし問題はありませんけれども、恐らくそれは島根県が承知しないだろうと。さんざん長い間育ててきた美保関町を、相当の県費を投入しているのに、育てておって鳥取県にとられてしまうのはという、そういうことだから恐らく抵抗は島根県から来るでしょう。まだ町村合併という、そんなことでだれだってそれはわかる。だからそれは合併の実現は、住民の意思はそうだけれども、行政の垣根によってそれが実現しなかったということはあるし、この隠岐汽船の場合でもやはりそんなことで、結局は本土一港になったら利用者の利便も考えないでそういう行政サイドの判断でそうなってしまうのかなと私は思っていますが、もうちょっと島根県の方の議会も、私のあれからも二度、三度、知事の考えも議会の考えも今説明したようなスタンスだけれども、これからは利用者の利便にとってということを強調しながらもうちょっと、トップ会談というのはそこなのですよ。結局小さなハードルで決めないでもっと大きな見地からこういったものは未来永劫続くことだから考えるべきではないかと、こんなふうに思うのですが、どなたか御説明願えませんか。

●上場企画部長
 企画部サイドからの感想を申し上げたいと思います。現在、島根県とは両県の知事会議を始めいろいろな交流を進めておりますが、まさに今、石黒委員おっしゃったとおりでございます。隠岐島は大変実際に鳥取県との結びつきも強くて、住民の往来も現在ございますし、また振り返れば、太平記ではありませんが、後醍醐天皇や後鳥羽上皇の足跡もございます。そういう意味で、実は来年の両県知事会議を隠岐島でしたらどうだろうかというような話もあったぐらいでございまして、その先には竹島もあり、漁業の問題もこれありでございますので、まさに人の往来、経済も含めて私どもとは密接であると、この観点を持っておりますので、そういう意味も含めて我々は協力関係を組んでいきたいと思っております。

●川口県土整備部次長
 支援の内容についてのお尋ねもございました。金額的に見ますと確かに総額で620万円ぐらいで余り多くはないのですけれども、実はこの支援につきましては先月、隠岐汽船の社長さんと島根県の担当部の次長さんがいらっしゃいまして要請をされたところでありまして、その要請の内容が交流館の施設の使用料の減免と、それから管理組合で所管しております係船料、これの減免をお願いしたいという内容でございまして、執行部としましてはその要請の内容に沿ってどこまで支援するかということで検討させていただいたところが、今回のように全額免除をするということになりました。期間につきましては、先方の御要望は4年強という要望でありましたけれども、現時点で4年先のことまでお約束するのはちょっと早いのではないか、当面2年強の減免で、その時点で期間が終了する時点でまた考えましょうという考え方でございます。
 一本化のお話につきまして、本土一港化についての御感想がありましたけれども、これにつきましては先日の一般質問で知事が答弁したとおりのことでございます。気持ちとしては石黒委員と一緒だということです。

○石黒委員
 こちらの方から何も支援策が足りないと言っているのではなくて、こういう要望に沿って100%要望にこたえたという姿勢はわかるけれども、片一方の方ではそれだけ島根県の方では巨額な支援をしている。さっき言ったように、隠岐汽船としては燃費が七類に入るのと境港に入るのとはかなり違うという、その収支の関係からすると、例えばソウル便も年間に何ぼ出しているか、4~5,000万円支援しているでしょう。ソウル便を利用している人数に対する支援額と、この隠岐汽船の人員とはもうけた違いに多いのです、隠岐汽船を利用する、あるいは鳥取県にとってのメリットを計算するとね。だったら、680万円ではなくて、燃費補助でももし必要ならばというぐらいの積極的な支援策を示さないと、これは金額的なことの支援策からするともう雲泥の差だから、隠岐汽船としてはどうしても、境港の方がいいのはわかっていても経費の面、収支の面で仕方なしに七類にと、こうなってしまうわけだ。だから、そこまで突っ込んで、必要ならばそのデメリット、隠岐汽船のそういったデメリットに対しての支援策まで踏み込むつもりがあるのかどうかということをちょっと。

●上場企画部長
 これはまたいろいろな御要望を踏まえて、また県土整備部の方でお考えになると思いますが、私の立場からちょっと申し上げたいのは、隠岐島には道路がないのです。海でありますから。道路がないので船で行く。道路であるならば、国道であれば国交省が道路をつくりますし、県道であれば県がつくるわけでありまして、有料道路でない限りは我々は道路をただで走っているわけであります。ところが、海であって道路がないがゆえに道路にかわるものとして実はフェリーが走っておりますが、このフェリーは過疎債を適用して隠岐島の町たちがつくった汽船であります。そういうことからすれば、道路をこうして日常的に走っている本土の我々には、知り得ないそういうデメリットがあるわけでありまして、その船に乗って通っていらっしゃる人々の利便を支援するというのは、単に一企業の話ではない場面もあるということを承知しておくべきなのかなという感想を持っておりますので、少し申し上げました。

○石黒委員
 では、隠岐汽船のことは、例えば将来一港になって、境港に入らなくなったというときのことを想定して、フェリー用に上屋も建て、それから乗降をしていますよね。あれをどうやって生かそうかと、こういうことです。今は御存じのように大型のフェリーとか観光船とかいろいろ境港には触手を伸ばしてきている。これを誘致しようとすれば私は実現可能だと思っている。だから前にも私は港湾管理組合の中で舞鶴、敦賀なんかも視察をして、やはり境港、舞鶴から下関までのフェリーのネットワークがないと、日本全国ではここだけだと。ぜひそれをつくるべきだということを今から20年ぐらい前、市会議員の時代から、あるいは県会になってからもずっと言いました、何遍か。立ち消えになりましたけれども、今ようやくまたそういうものが再燃してきている。せっかくあるこの施設をそんなふうに今度は今から競合してもいいのだから、例えば境港に来ますといったって構わないわけです。だけれども、一方でそういう西日本フェリー会社ね、その方が具体的に今検討しているわけだから、強力にそれと交渉してぜひ就航する、それに今の施設を有効利用するということになれば最高ではないかと思いますので、企画部としても大いに興味を持って、関心を持って誘致をすべきだと、こう思いますが、そのお気持ちを聞かせてください。

●木村観光課長
 観光課でございます。先日来、フェリーの境港への誘致につきましては、既に国土交通省の方が主催している委員会がございまして、そちらの方の私自身が委員になっております。それで積極的にそういう西日本のリベラという会社があって、東日本フェリーさんの系列でございますけれども、それが今、福岡から直江津を経由して小樽か苫小牧かどこかに行くフェリーを、境港と金沢に寄港させるという案を示しております。当然そういう形での誘致は積極的にやっていきたいと思っていますが、なかなかフェリーの観光面での採算性というのはいろいろ議論があるようですので、そうした面も考えて総合的にやっていきたいと。それ以外に飛鳥とかそういう豪華客船のツアーというのも境港に来ておりますので、境港市及び市の観光協会と一体となりまして境港についてのおもてなしですとか、そこから大山、米子などについての観光ルートなどの見通しについて一緒になって研究してまいりたいと思います。そういうぐあいに計画しております。

○稲田副委員長
 雪みちナビ、今、石村委員、課長との間の話で概略のことはわかりました。ですけれども、この文章を読んでみるとよくわからないわけです、本当に。なぜ誤作動をしたのかという原因、それからいわゆる業者の復旧がなぜ遅延したのかという理由、それから現在の事故の状況から復旧に対する対応という、僕は整理ができてないように思う。要するに国語力の問題だと思う、大変失礼な言い方をすると。わからないでしょう、これで。それで自分でも何回も読み直してみるけれども、路面の状況を画面で確認するなど参考にしてくださいと。もう少しなぜ誤作動したのか、なぜ遅延をしたのか、それから事故の現在の状況はこういう状況で、そしてそれに対して復旧はこういうぐあいに対応しておりますという、そういう整理をした文章をつくってほしいと思います。この文章を読んだだけでは、全くこの状況を知らない人がこの文章を読んだら何のことかわからない、これだったら。意見があれば。

●渡辺道路企画課長
 整理してまた御報告させていただきます。

○稲田副委員長
 失礼な言い方をしたけれども、もうちょっときちんとした報告で書いてください。

◎生田委員長
 そのほかありませんか。

○小玉委員
 県土整備部の関係で、まず1ページですけれども、高速道路の一般的な状況の中で、鳥取自動車道ということで説明いただきました。確かに河原-鳥取はいずれにしても21年ということになっていますから、91%ということ、あと共有地等だということがありました。そこでお尋ねしたいことは、あと99%とあるわけですけれども、これの考え方と、それからいつごろまで、21年の供用に支障が出るかどうか、その辺を聞かせていただきたいと思います。
 それから、山陰自動車道、これは7地区がおおむね了解だということであったわけですけれども、大満も明るい兆しが見えたということで大変御労苦に対して敬意を表するものです。それで、私は鳥取-青谷間が鳥取-米子間の一番渋滞の区間であるし、山陰自動車道の中、島根県とも入れても一番の渋滞である区間であるわけでして、ここを早くしないと意味がないではないかなという思いがします。それで、特にこの7地区のおおむね了解が今年度中に、3月までに用地の取得まで、そういうことができるかどうか、これの見通しをちょっと聞かせていただきたい。
 それと、なぜそういうことを言うかというと、私は前前田議長と、それから生田委員長と陳情したときの中の話では、やはり予算は何ぼでもつけてやるんだよと。これは逆に受け皿が大丈夫ですかと、そこまで言われておるわけです。だから委員会でもその旨言わせていただいたことがありましたが、やはり実績が次年度の予算に反映するわけです。だからその辺がちょっと心配なのです。本当で来年度の予算にこれ西道路として延伸ができるかどうか、その辺の見通しなりを部長の方からきちっと説明をしてもらいたいと思います。

●田所県土整備部長
 最初に姫鳥ですけれども、ちゃんと工程表を実務的に組んで予定された工期内に終わるように、そのために法的な措置と言いましたけれども最初の説明で、要は土地収用を念頭に置いてスケジュールを持ってやっています。

○小玉委員
 大丈夫ですか。

●田所県土整備部長
 新しいことが、とんでもないことが起きない限り。

○小玉委員
 それは、そんなことは別だ。今のあれだったら大丈夫ですか。

●田所県土整備部長
 そういうことです。山陰道は、まさに国交省に行かれて言われたところが、我々も本当にすねの傷といいますか、一番痛いところですので、まさに今回大満地区を含めて8地区の同意をいただけることが、まさにそれが延伸、予算確保の一番のポイントだと思っていますので、これを年内であったり年明けにどこまで進められるかということが大きいことになっています。ちなみに去年もですけれども、年末に予算の政府案ができますけれども、政府案で年末に明記されるものではありませんので、年度末、3月末までにどれだけその状況が進んでいるかということがまだ大きな話ですので、そこまでを目標に置いてよく国と調整していきたいと思っています。

○小玉委員
 姫鳥はわかりました。それで、問題は山陰自動車道ですけれども、今、部長の説明の中で大体の内容はわかりました、考え方はわかりましたけれども、ポイントは、私は3月までに現在の鳥取から吉岡、松原までの、その間の用地買収が、大満は別と言われるわけですけれども、7地区がおおむね了解ですから、そこの区間の中で用地買収まで持っていかないと、次の次年度の予算は私は大変難しいではないかなと思います。だからそれを聞いておるのです、私は。

●田所県土整備部長
 現実的な話をちゃんとしますけれども、今その地元の了解をいただいて今から用地測量に入る。だから買収はそれがちゃんとできてからになる。だから現実的にはもう来年度以降ということで、来年度の予算要求は恐らく用地取得を中心になされているはずです。
 もう一つ、文化財調査、これはきちんとやらないと大変なことになりますので、その期間も当然見込まなきゃいけないというのが、これは現実です。ただ、要は今、本高から松原までの7キロ区間の先の延伸をいつやるかという話です、ポイントは。ですから、要は本高から松原の8区間の用地取得がスムーズに動いているかどうかということが一番大事なのです、今延伸に向けて。そこがとまっているようだと、今延伸してもちょっとまだ早いですねという話になりますので、そこがスムーズに動く、用地測量をして来年度以降用地買収をして文化財調査をする、そのめどが立ってくれば、今ちゃんと延伸をしておかないと、今の区間の切り土をちゃんと次の区間の盛り土に持っていく、その工程もつくりませんと、そういうことも含めて今、国とよく調整をしているところです。

○小玉委員
 何か部長の話を聞くと、評論家みたいなことで、責任者として現実に、もちろん国土交通省ですけれども、県も知らないうちにというわけにはいかないわけですから、私はそこを聞いておるわけです。要するに来年度予算は今の用地買収、鳥取から松原間の用地買収的なことではいかんではないか。それはやはり今年度中に一部でも消化して、その実績のもとにこの松原から青谷の、そこまでは別にしても西に延伸をすべきだということを、そういうことにならないと今後の道路整備というものはなかなかもっともっと先になるということになるのです。だから今の、今年度中にやらざるを得ないものがきちっとある程度できて、次の19年の予算には残りの用地買収も含めて、それで延伸と、そういう予算を獲得すべきではないかということを言っておるわけです。それは、そういうことがもう当然すべきだとわかっているけれども、それが実績としてあらわれるかどうかということが今一番私は心配しているわけです。なぜならば、本省の方は、谷口道路局長が技監になられた、石原伸晃さんも、自民党の道路会長も、これは間違いなく前議長、生田委員長の前で、私の前で、これはもういくらでも予算つけますよといって言ってくれておるわけです、これは。あとは逆に鳥取の方の受け皿が大丈夫ですかということ。それで私は、それだったら谷口道路局長に現地に来ていただいて、現地関係者も含めて話をしてくださいということを、行きましょうということで、実行になっていませんけれども、そこまで詰めておるわけです我々は。そこなのですから、それが聞きたいために、ただ評論家的なそういう答弁では私はちょっと納得しがたいですけれども、再度ちょっと。

●田所県土整備部長
 恐らく気持ちは一緒だと思うのです。私はそれを国交省にちゃんと話をして、ちゃんと予算化するための戦略を話したつもりなのです。だから気持ちとして来年度できるものをできるだけやっていくということだと。当然谷口技監にしてもそういった道路の設計施工につながるスケジュールを頭に入れた上で恐らくおっしゃったのだと思っております。それを踏まえながら対処していきたいと思います。

○小玉委員
 言いっ放しということでしてはいけませんから、我々も頑張りますから、これは。いくらでもフォローしていきますから、だから大変だと思いますけれども、できるだけ鳥取-青谷間が早くできないというと鳥取の経済状況も好転しませんので、お互いにできることを頑張っていく。頑張ってください。よろしくお願いします。

◎生田委員長
 そのほかありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございます。
 それでは、閉会中の調査事項でございますが、お諮りいたします。本委員会所管に係る道路網、河川等の整備並びにその他の主要事項について、閉会中もこれを継続審査及び調査することとし、その旨を議長に申し出ることに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 ないようでございます。その他でございますが、執行部、委員の方で何かありませんか。

●大江民芸振興官
 文化政策課、大江です。お手元のチラシをごらんください。職人さんの写真が載っておるチラシでございます。中部地区での手工芸品の展示会、体験会の御案内をいたします。この催しは広く県民の皆様に、見て、さわって、つくっていただいて、工芸品のよさをわかっていただこうという催しでございます。来年の1月6日から14日まで倉吉博物館を中心に中部地区一体で連携して行われます。展示販売、体験を行いますので、どうぞ御来場いただきますようにお願いいたします。

◎生田委員長
 くらよし発、これですね。御案内のとおりであります。

○小玉委員
 さっきの男女共同参画の取り扱いをどうされるか。委員長の方で姿勢をちょっとただしてもらって。私は2月定例会はもうすぐ目の前だし、個々にそれぞれの意見を言い合って、なかなかそれに対して委員会としてそれがまとめてするというようなことはなかなか難しいではないかと。だからこれだけのものが出たわけですから、個々に勉強しろとか、その中である程度の方針が私は1回説明を聞いて、その中でまとめていきたい、そんな気でおりますので、ちょっときちっと決めていただきたいと思います。

○石黒委員
 1月に閉会中の常任委員会があるわけですから、それまできょういただいた資料を各自が勉強して、1月の常任委員会のときに少し時間をかけて、この件に関して説明をいただいて皆さんの意見を言って、納得した上で2月の議会で条例化を認めるかどうかという判断にしたらどうだと、こんなふうに思います。

●上場企画部長
 執行部の方からでございますが、大変ありがたい御意見だと思って感謝を申し上げます。きのう男女共同参画の審議会をいたしました。それで、その審議会は3時から5時までの2時間でございまして、皆さんには読んできてはいただきましたけれども、私の方から直接趣旨をお話しすることによってのみ込んでいただいて、その上で議論を1時間程度していただきました。この常任委員会では2時間までは要らないかもしれませんが、1時間程度御議論いただければ大変深まるのではないかという期待を申し上げておきます。よろしくお願いします。

◎生田委員長
 次回のいわゆる閉会中の常任委員会でありますが、明春の1月19日金曜日午前10時から開催の予定でありますが、よろしいでしょうか。
 では、そのときまでに、閉会中にそれぞれ今いただいた資料を個々に勉強しておいていただいて、1月19日の常任委員会の日にいろいろと検討するということでよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 そのようにさせていただきたいと思います。
 意見もないようでございますが、以上をもちまして閉会してもよろしゅうございますか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
 では、以上をもちまして企画土木常任委員会を閉会いたします。どうも御苦労さまでした。

 

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