平成30年度地域振興県土警察常任委員会議事録

平成30年4月20日会議録(確定版)

出席者
(7名)
委員長
副委員長
委員
西 川 憲 雄
澤   紀 男
伊 藤   保
内 田 隆 嗣
藤 縄 喜 和
浜 崎 晋 一
前 田 八壽彦
欠席者
(なし)


説明のため出席した者
 高橋地域振興部長、門脇観光交流局長、山内県土整備部長、
 安田危機管理局長、佐野警察本部長外各次長、課長、関係職員

職務のため出席した事務局職員
 尾﨑調査課課長補佐  田中議事・法務政策課係長  細田調査課主事
 


 1 開  会   午前10時00分

 2 休  憩   午前10時17分

 3 再  開   午前10時23分

 4 休  憩   午前11時26分

 5 再  開   午前11時30分

 6  閉  会   午後0時23分

 7 司  会   西川委員長

 8 会議録署名委員  伊藤委員  藤縄委員

 9 付議案件及びその結果
    別紙日程及び下記会議概要のとおり


会議の概要

午前10時00分 開会

◎西川委員長
 おはようございます。ただいまから地域振興県土警察常任委員会を開会いたします。
 本日の日程は、お手元の日程のとおりでありますので、この順序に従って議事を進めさせていただきます。
 なお、今回の常任委員会は、執行部の出席者及び報告事項が多いため、入れ替えを行うこととし、最初に警察本部、次に、危機管理局及び県土整備部、最後に地域振興部、観光交流局の順で行います。
 初めに、会議録署名委員の指名を行います。
 本日の会議録署名委員は、伊藤委員と藤縄委員にお願いいたします。
 それでは、警察本部について行います。
 まず、3月26日及び29日付で人事異動がありましたので、執行部の新任職員の紹介をお願いいたします。
 それでは、佐野警察本部長、お願いいたします。

●佐野警察本部長
 おはようございます。3月29日付で鳥取県警察本部長を拝命いたしました佐野裕子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 鳥取県の県民の方々の期待と信頼に応えられる、寄り添うことのできる警察であり続けたいというふうに考えております。県民の方々の安全と安心、笑顔を守るために、県民の方々の声に耳を傾けながら、県民の方々が強さと温かみを感じることができる警察を目指して全力で取り組んでいきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、警察本部の新任職員を紹介いたします。この先は、座って御紹介させていただきます。
 まず、生活安全部長の青木警視正です。

●青木生活安全部長
 青木でございます。よろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 交通部長の中林警視正です。

●中林交通部長
 中林でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 警備部長の岸田警視正です。

●岸田警備部長
 岸田でございます。どうぞよろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 警務部参事官兼首席監察官の山下警視正です。

●山下警務部参事官兼首席監察官
 山下でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 警務部総括参事官警務課長事務取扱の紫田警視です。

●柴田警務部総括参事官警務課長事務取扱
 紫田でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱の足羽警視です。

●足羽生活安全部地域統括参事官地域課長事務取扱航空隊長事務取扱鉄道警察隊長事務取扱
 足羽でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 交通部総括参事官交通企画課長事務取扱の本庄警視です。

●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 本庄でございます。よろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 警備部総括参事官警備第一課長事務取扱の岡山警視です。

●岡山警備部総括参事官警備第一課長事務取扱
 岡山でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 警務部参事官総務課長事務取扱の加藤警視です。

●加藤警務部参事官総務課長事務取扱
 加藤でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 警務部参事官会計課長事務取扱の山本警視です。

●山本警務部参事官会計課長事務取扱
 山本でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 生活安全部参事官サイバー犯罪対策課長事務取扱の青木警視です。

●青木生活安全部参事官サイバー犯罪対策課長事務取扱
 青木でございます。よろしくお願いいたします。

●佐野警察本部長
 刑事部参事官捜査第一課長事務取扱機動捜査隊長事務取扱の植木警視です。

●植木刑事部参事官捜査第一課長事務取扱機動捜査隊長事務取扱
 植木でございます。よろしくお願いします。

●佐野警察本部長
 警備部参事官警備第二課長事務取扱の谷村警視です。

●谷村警備部参事官警備第二課長事務取扱
 谷村でございます。よろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 それでは、次に報告事項に移ります。
 執行部の説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いいたします。
 なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことといたします。
 報告1、平成29年中の高齢者交通事故防止対策事業の活動状況について、本庄交通部交通企画課長の説明を求めます。

●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 交通企画課です。警察本部資料の1ページをお願いします。平成29年中の高齢者交通事故防止対策の2つの事業活動状況について御報告させていただきます。
 1の運転免許センター認知症等早期発見対応推進事業ですが、この事業は、県内3カ所の運転免許センターに、看護師資格を持つ運転適性相談員を配置し、高齢者やその家族からの運転免許証の更新、継続等に関する相談を受ける運転適性相談や、各警察署等が行う交通講習に同行して行う出前型簡易検査などを行うことによって、認知症などの病気等を早期に発見し、医療機関への受診を促すことにあわせまして交通指導を行うことにより、高齢運転者の交通事故防止を図るものです。運転適性相談員は、平成27年12月1日から配置しており、全員女性で(2)のとおりであります。平成29年度の活動実績は、(3)に記載のとおり、516件の運転適性相談などに対応しております。
 これらの活動によって、本人、家族の理解を得まして、45人の方が免許証の自主返納に至っております。(4)の表に運転適性相談員等の相談等の推移を記載しておりますが、相談件数が徐々に増加していたところ、一定の病気対策を柱とします改正道交法が公布された平成25年、施行された平成26年以降は、相談件数の増加傾向が顕著でありますが、中でも認知症の相談件数につきましては、運転適性相談員を配置した後は急上昇しております。これらの多くの相談に対しまして相談員には丁寧に対応していただいております。
 2ページ目をお願いします。(5)に反響として一例を記載しておりますけれども、相談員が非常に好評でありまして、多くの感謝の声が寄せられております。また、配置後は新聞の特集もありまして、好意的に紹介されております。(6)その他ですが、平成26年1月から東・中・西部の各運転免許センターに、高齢運転者対象の交通安全教室「安全プラス65」を開催して、看護師としての専門的知識を生かした講習を実施しております。なお、この講習受講者に対しましては、県がサポカー購入者に対する費用の助成を行っており、好評でありました。
 次に、2のシルバー・セイフティ・インストラクターですが、この事業は警察署に非常勤職員を配置して、高齢者の被害、加害両面からの交通事故防止を図るため、交通安全講習、高齢者訪問活動等の広報啓発活動を実施するものです。事業導入当時は、鳥取の2名でしたけれども、平成21年4月からは、倉吉を含めて、(2)のとおり3名の警察OBで運用をしております。(3)の活動内容につきましては、交通安全講習や高齢者訪問活動等であり、先ほど説明しました運転適性相談員とも連携した交通安全講習を実施しております。写真につきましては、米子のインストラクターが出前型講習でスクリーニング機能を使って、物忘れチェックをしているところであります。活動実績は(4)に記載しているとおりですが、近年は、講習につきましては年間200回以上、高齢者訪問については1万人以上に対して実施しております。この事業についても、(5)に記載しているとおり、好評をいただいているところであります。
 3の今後の課題ですが、高齢者の交通事故防止を図るためには、交通安全資機材をより多く活用していくことや、研修会、勉強会、こういったもので職員の知識、技能を向上させる必要があると考えております。また、自治体、福祉・医療などの関係者とも一層の連携強化も必要であるので、これらの充実を図りながら、各事業の充実、活性化に努めてまいりたいと考えております。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 ただいままでの説明につきまして質疑を行いたいと思います。いかがでしょうか。

○澤副委員長
 シルバー・セイフティ・インストラクターのことをちょっと確認しておきます。東・中・西1人ずつふえられたということで、その活動というのは、これから高齢化社会になりまして、ますます重要だと思うのです。
 ちょっとお聞きしたいのが、それぞれの実態といいますか、訪問件数が大体どれぐらい、年間それぞれやっていらっしゃるのかと。何でかといいますと、これは今後の話、課題になるのですけれども、やっぱり高齢化ということを何回も言って申しわけないのですが、そういう厚くするという意味でも、この人員ということも、今までの対応で十分なのかどうなのかということも含めて、ちょっと感想をお聞かせ願いたいなと思うのですが。

●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 高齢者訪問につきましては、年間1万2,000人ぐらいの方のところに行っておりまして、高齢者人口から考えますと、7人に1人ぐらいの割合で高齢者の方の自宅に行っているという現状でございます。

○澤副委員長
 もう少し詳しく、よくわかるようにお願いしたいです。

●本庄交通部総括参事官交通企画課長事務取扱
 先ほど言いましたとおり、鳥取、倉吉、米子にシルバー・セイフティ・インストラクターがおりますけれども、例えば鳥取であれば、自宅訪問をして反射材を配ったりするのですけれども、家庭訪問であれば、600件、600人ぐらいの方のところに行ったりですね、それから、街頭では4,000人の人に対しまして、そういった安全広報をしたり、反射材の広報をするというような活動を行ったりしております。先ほど言いましたとおり、全体では1万2,000人くらいの方にそういった広報をしているということでございます。

○澤副委員長
 はい、いいです。

◎西川委員長
 よろしいですか。

○前田委員
 運転適性相談員、非常に効果がある、上がっているということで、ここの記載は主に認知症が書いてあるのですけれども、アルコール依存症はこの相談員ではなかなか見つけられないものでしょうか。

●灘部交通部参事官運転免許課長事務取扱
 運転免許課です。いろんな相談がございまして、病気、認知症に限らず、家族の方が免許センターに一緒に連れてこられたりですとか、電話で問い合わせがあった場合に、それぞれの先生といいますか、かかりつけ医がおられるときには、かかりつけ医の先生にまた相談されたりという、相談対応の仲介をするという格好をしておりますので、アルコール依存症の方が来られたら、アルコールの関係機関を紹介するということで対応しております。

○前田委員
 わかるのですけれども、認知症は、看護師がその場でいろいろ話ししながらわかるのでしょう。アルコール依存症はなかなかわからないものですか、看護師では、その場では。

●灘部交通部参事官運転免許課長事務取扱
 よほどにおいがするとか、言動がおかしいとか、そういう状況、緊急を要する場合もあると思いますけれども、なかなかそこまではというところが実態でございます。

○前田委員
 何とか工夫してでも、アルコール依存症をこの場で見つけると、もっと交通事故が減るのかなと思ったりするのですけれども、まあ、これは意見で、回答はいいです。

◎西川委員長
 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 いいですか。
 それでは、次に、その他ですが、警察本部に関して、執行部、委員の方で、何かございませんか。

○前田委員
 私も不勉強で本当申しわけないなと思いながら質問するのですけれども、所管がちょっと違うもので、抜かっていたのですけれども、来年ですか、「みどりの愛護」のつどいというのが鳥取で開催されるということ、本来、国土交通省ですから、私のほうの分野なのでしょうけれども、県の組織としては緑豊かな自然課がやっているということで、案外情報が入らないのですけれども、来年は天皇の退位等があって非常に天皇家は忙しいのですけれども、警備体制というのはしっかりやらないといけないと思うのですけれども、どうなっているでしょうか。

●谷村警備部参事官警備第二課長事務取扱
 警備第二課長の谷村でございます。よろしくお願いします。
 委員御指摘のとおり、「みどりの愛護」のつどいというのが来年に開催を決定しているわけでございますけれども、現在、警備第二課において、所要の体制で警衛準備対策室を設置しております。開催は決定しておりますが、日程とか、御対象というものにつきましてはまだ不透明でございまして、通例であれば、皇太子殿下でありますけれども、今、委員おっしゃられたとおり、天皇陛下の御退位、御即位の後の警衛ということになりますので、今後、県の関係機関とか、そういうところと連携を図りながら、万全を期してまいりたいと思っているところでございます。

◎西川委員長
 前田委員、よろしいですか。

○前田委員
 はい。

◎西川委員長
 そのほかいかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、意見が尽きたようですので、警察本部につきましては、以上で終わりたいと思います。
 それでは、執行部の入れかえを行います。暫時休憩いたします。
 (執行部入れかわり)

午前10時17分 休憩
午前10時23分 再開

◎西川委員長
 それでは、再開いたします。
 引き続いて、危機管理局及び県土整備部について行います。
 まず、4月1日付で人事異動がありましたので、執行部の新任職員の紹介をお願いいたします。

●安田危機管理局長
 では、新任職員を御紹介申し上げたいと思います。見えるように、私は座らせていただきます。
 危機対策・情報課の参事であります山本でございます。

●山本危機対策・情報課参事
 山本です。年をとった新米ですけれども、豊富な経験を生かして、皆様のお役に立ちたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

●安田危機管理局長
 原子力安全対策課の課長兼原子力環境センター副所長の木本でございます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 木本でございます。これからもよろしくお願いします。

◎西川委員長
 それでは、続きまして、山内県土整備部長。

●山内県土整備部長
 4月1日付で幹部職員5名かわりましたので、御紹介させていただきたいと思います。
 まず、私でございますけれども、県土整備部長を拝命いたしました山内政己といいます。どうぞよろしくお願いしたいと思います。
 高速道路ネットワークの早期整備、あるいは港湾機能の強化、こういった土木の諸課題にしっかりと取り組んでまいりたいと思いますので、西川委員長初め、委員の皆様方の温かい御指導をよろしくお願いしたいというふうに思います。
 それでは、座って紹介させていただきます。
 まず、技術次長でございます草野愼一でございます。

●草野県土整備部次長
 草野と申します。一応、国土交通省の技術畑のほうから、特に河川とか砂防とか防災のほうを長くやっておりまして、このたび次長ということで拝命させていただきました。国土交通省出身とはいいますが、そのことは一旦置いといて、鳥取県庁マンとして精いっぱい県のために働いてまいりたいと思っておりますので、御指導よろしくお願いいたします。

●山内県土整備部長
 続きまして、技術企画課長の前田達美。

●前田技術企画課長
 前田です。よろしくお願いいたします。

●山内県土整備部長
 続きまして、河川課長の田村満男でございます。

●田村河川課長
 田村です。どうぞよろしくお願いします。水害に対する対策を精いっぱいやっていきたいと思いますので、皆さんの御支援、御指導よろしくお願いします。

●山内県土整備部長
 続きまして、県土総務課建設業・入札制度室長で米田憲司でございます。

●米田県土総務課建設業・入札制度室長
 米田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

●山内県土整備部長
 以上でございます。どうぞよろしくお願いします。

◎西川委員長
 それでは、次に報告事項に移ります。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔に、マイクに向かってお願いいたします。
 なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行うことといたします。
 まず初めに、危機管理局から、報告2、「弾道ミサイル災害への初動対応マニュアル」の策定について及び報告3、島根県西部を震源とする地震に対する鳥取県の支援状況について、山下危機対策・情報課長の説明を求めます。

●山下危機対策・情報課長
 危機管理局の資料をお願いします。1ページ、「弾道ミサイル災害への初動対応マニュアル」の策定について御報告させていただきます。
 昨年、平成29年1月から12月ですけれども、北朝鮮が15回、20発の弾道ミサイルを発射するというような状況で、北朝鮮情勢の緊張が高まっていました。その中で、7月に当該ミサイル対応マニュアルの策定に着手して、ことし2月ですけれども、国民保護訓練を実施して、その検証とともに、防災関係機関等の協議を踏まえて、この3月にマニュアルを策定させていただいたところです。基本的に、このマニュアルについては、弾頭に化学剤、生物剤が搭載されたということを想定して作成しているものです。
 マニュアルのポイントですけれども、この2月の訓練結果を踏まえて、国との情報共有、連携の明記をさせていただいたところです。ミサイルの発射の目的、目標、今後の発射の可能性などについて、国と情報共有、綿密に連携して取り組んでいくという内容を記載させていただきました。あと、初動対応に関する広域的・戦略的措置として、広域的な交通規制、迂回路の設定や部隊活動の拠点、物資の集積場所等についてあらかじめ場所等を確認しておく、近隣の公共施設、大規模集客施設等への情報提供などについても、初動の段階から措置、検討しておくということを明記させていただきました。
 その他の見直しの中で主なものとしては、(3)ですけれども、着弾に応じた警戒区域等の設定と住民避難の対応を具体化ということで、実際、着弾から大きく4つの時点に分けて、それぞれの時点での防災関係機関の措置、処置、あわせてその間の住民の避難をどうしたらいいのかというようなことを図式化して、わかりやすく作成させていただきました。これは別冊にもあるのですけれども、20ページに掲載させていただいております。着弾場所が判明したとき、あと、消防警戒区域を設定したとき、消防警戒区域を変更したとき、あと、その後の除染と住民避難の誘導というような大きく4つに分けて明示させていただいたところです。そのほか、市町村なり、防災関係機関の意見も反映させていただいております。
 引き続き、今後も国の動向なり、他県のミサイルの訓練等の内容等も確認させていただいて、このマニュアルについては継続して見直しをしていきたいと思っております。
 続いて、3ページをお願いします。島根県西部を震源とする地震に対する鳥取県の支援状況についてということで、4月9日ですけれども、島根県西部において地震が発生したと、本県では各種の支援を行っているという状況です。これは、一昨年、鳥取県の中部地震においても、島根県から多くの支援をいただいたということで、その恩返しも込めて、積極的に支援をさせていただいているところです。
 まず最初に、鳥取県職員等の派遣概要ということで、自主派遣として4つ、建築物の応急危険度、宅地の危険度判定士、職員の災害応援隊、情報連絡員ということで、これは県職員ですけれども、表のとおり派遣させていただいております。一番下の要請派遣なのですけれども、家屋の被害認定等の業務のマネジメント支援ということで、これは中部地震でも経験していらっしゃいます倉吉市の職員5名を派遣させていただいているところです。
 表の下に米印で書いておりますけれども、被害認定・罹災証明発行業務支援職員の派遣について調整中ということなのですけれども、これは調整決まりまして、早速、来週月曜日からですけれども、派遣することとしております。その内容については、先ほどの被害認定等業務のマネジメントということで、23日月曜日から24日、2名、これは三朝町の職員さんに派遣をお願いしております。もう一つ、実際、被害認定業務ということで、現場において判定員として活動していただくということで、この派遣は23日の月曜日から27日の金曜日、6名、湯梨浜町、北栄町、琴浦町、各2名の職員さんに派遣をお願いさせていただいております。
 2番以降については、実際、建築物等応急危険度判定士の派遣の概要等について、活動等について実績を記載させていただいておりますので、ちょっとページ多いのですけれども、御確認していただけたらと思います。
 あと、最後ですけれども、この県の支援については、島根県の溝口知事や大田市の楫野市長さんから平井知事にお礼の電話等もいただいているところです。今後も、被災地の状況を踏まえて、積極的に支援していくこととしております。

◎西川委員長
 続きまして、報告4、島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況等について、報告5、平成29年度第2回鳥取県原子力安全対策合同会議の開催結果について、報告6、島根原子力発電所3号機の概要説明について及び報告7、平成30年度における原子力防災の主な普及啓発事業等について、木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長の説明を求めます。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 7ページになります。島根原子力発電所2号機の新規制基準適合性審査の状況についてということで、第40報について御報告いたします。
 4月6日に全体で、91回目、基準津波に関しては2回目の審査会合が行われました。基準津波とは、発電所で想定されます最も大きな津波のことをいいます。前回の審査会合では、原子力規制委員会から、想定する地震規模等を再検討するようコメントがありまして、中国電力のほうで追加評価した結果を説明いたしました。基準津波として、1回目の審査会合から新たに2つの津波を追加設定しましたけれども、結果として、発電所敷地における最高評価水位はプラス10.5メートルということで変わらず、そのため、中国電力は15メートルの防波壁をもう既に設置しておりますので、津波の浸入はないという見解を示しております。真ん中の表ですけれども、こちらは地震の発生域と発電所における最高評価水位の経緯をあらわしております。2回目の審査会合で基準津波に2と3が追加評価しておりますけれども、いずれにしましても、最高評価水位、先ほども御説明しましたとおり10.5メートルということで変わらず15メートルの防波壁を越えて、施設内に浸水することはないという結果になっております。下、原子力規制委員会のコメントなのですけれども、基準津波の選定の妥当性をちゃんと示してくださいというコメントがありまして、基準津波については引き続き審査を行うという運びになっております。
 続きまして、11ページです。平成29年度第2回鳥取県原子力安全対策合同会議の開催結果について御報告いたします。
 2号機の基準地震動が原子力規制委員会によって2月16日に了承されました。そのことを受けまして、米子、境港両市の原子力発電所環境安全対策協議会と鳥取県との合同会議を公開で開催いたしました。
 この会議の目的ですけれども、中国電力からの基準地震動の説明を受けまして、米子市、境港市の住民の代表の方々と、意見交換を行うということ、もう一つが、専門家である原子力安全顧問の意見を聞くことということを目的としています。3月29日に合同会議が開催されまして、出席者としましては、知事、副知事を初めとする鳥取県、米子市長、境港市長を初めとした委員43名、あと、原子力安全顧問からは占部顧問と西田顧問、オブザーバーとして島根県、今回の会議の説明者である中国電力が出席しております。
 4番の結果概要ですけれども、中国電力から基準地震動に関する説明を受け、米子、境港両市の委員や傍聴者との間で質疑応答がありました。主な質疑応答の要旨として書いていますけれども、例えば上から2つ目ですね、宍道断層と鳥取沖西部断層が本当に連動しないと言い切っていいのかというような質問がありましたけれども、中国電力からは、船による音波探査の結果や、重力異常がないことなどを根拠に連動しないとの評価を原子力規制委員会から妥当と認めているとの回答がありました。
 12ページですけれども、さらに、鳥取県原子力安全顧問からの報告がありました。地震を専門とする西田、香川の両顧問から、香川先生につきましては、当日欠席だったので、事務局からコメントを代読しております。この西田、香川の両顧問からそれぞれ宍道断層の評価長さ39キロメートル及び中国電力が設定した基準地震動が妥当なものであることを確認した旨の報告がありました。
 また、占部顧問からは、3月19日に開催されました原子力安全顧問会議の結果報告がありまして、基準地震動に関して考慮すべき断層の長さ、鳥取沖西部断層との関連性について、さまざまな調査結果に基づいて設定された妥当な結論であることを確認した旨の報告がありました。
 (3)まとめですけれども、合同会議の最後に、米子、境港市の両市長と知事からコメントがありました。米子市長からは、米子市の安対協の委員からも質問を投げかけ、それに対する回答も伺い、最後には、原子力安全顧問からそれぞれの知見をいただいたというコメントをいただいております。境港市長からは、原子力安全顧問から専門的な知見、厳正に審査内容の確認をした結果、現時点では問題ないとの報告をいただいた。あわせて境港市の安対協、安全対策協議会委員から意見や質問を伺いましたとのコメントをいただきました。
 最後、知事のコメントですけれども、2号機に関しては、2号機の審査はまだ中間段階であると、最終的に2号機の審査が了となった場合は、その審査が妥当なものかどうかは、安全顧問の意見を伺いながら判断していくことになるというコメント。もう一つが宍道断層については、25キロ、39キロメートルとなるなど、地域の住民はこのあたりに不安を覚えていますと。中国電力は、この点については十分に配慮いただきたいとのコメントがありました。また、3号機についても言及しておりまして、上の2つですけれども、島根3号機の議論が始まったかのような報道が続いていると。島根県、松江市は、既に一度立地自治体としてゴーサインを出しているが、鳥取県、私どもは何ら説明を受けていないというコメントをしました。こうしたことで報道が先行するのはいささか歯がゆいところがあり、立地と同様に周辺も扱っていただきたいと、中国電力に申し上げておくとのコメントがありました。
 続きまして、14ページになります。島根原子力発電所3号機の概要説明についてです。
 先ほどの合同会議での知事コメントにもありましたように、鳥取県は3号機に関して何ら説明を受けていないということから、4月4日に中国電力の清水社長から知事に対し、3号機にかかわる概要説明を行いたいとの申し出がありました。その中で、中国電力、清水社長からは、3号機の申請について報道が先行したこと、また、鳥取県に対して公式に説明できていないことをおわびするとの発言がありました。また、3号機に関して鳥取県への説明の機会をいただくお願いに参ったという発言がありました。
 これに対して、平井知事からは、鳥取県側はこれまで3号機について説明を受けたことがないにもかかわらず報道が先行しているということで、周辺住民から不安の声が出ており、遺憾であるというコメントがありました。あと3号機の概要について、丁寧でわかりやすい説明を求めたい。あと最後に、今後速やかに、米子市、境港市とも相談して、対応を検討させていただきたいと発言しております。
 2番ですけれども、この2日後、4月6日に、鳥取県原子力安全対策PT会議(コアメン
バー)を開催しまして、今後の対応について、平井知事と、米子、境港、両市長が意見交換を行っております。
 15ページですけれども、3番、申し出に対する回答を4月9日に行いました。4月6日に開催された鳥取県原子力安全対策PT会議(コアメンバー)の結果に基づいて、中国電力社長宛てに、鳥取県知事、米子市長、境港市長連名の回答文書を手交しております。
 その回答文書の内容ですけれども、概要説明の申し出については、新規制基準適合性審査申請にかかわる説明ではないことを前提に受け入れるとしながらも、その概要説明については、住民、鳥取県、米子市及び境港市並びにそれらの議会、鳥取県原子力安全顧問等に誠実かつ丁寧に説明すること。また、安全協定を立地自治体と同じ内容に改定することも含め、立地自治体と同等の対応を強く求めております。
 4番、今後の取り組みなのですけれども、中国電力による3号機の概要説明、あと知事、米子、境港両市長、原子力安全顧問の3号機の現地視察、あと、2日前ですけれども、立ち上げました3号機の共同検証チームによる検証、住民への中国電力の説明などが想定されております。
 最後、16ページになります。こちらは平成30年度における原子力防災の主な普及、啓発事業等についてですけれども、これについて御報告いたします。
 原子力防災対策において、平成30年度の主な普及啓発活動ですけれども、まず1番、原子力防災ハンドブック、平成30年版ということで、原子力災害時における適切な対応の手引として、平成30年4月中に県内全域に配布するということとしております。2番ですけれども、とっとりの原子力防災2018ですけれども、こちらについても防災対策、安全対策、島根原発とか人形峠のセンターの概要等について取りまとめております。あと3番、4番、5番、6番、原子力防災講演会、原子力防災現地研修会(見学会)、あと避難先及び避難経路確認訓練、原子力防災基礎研修会、こちらは前年度から引き続いて行うこととしております。
 17ページに行きまして、今年度の新たな取り組みとしましては、7番、バス、タクシー等の運転業務従事者を対象とした研修会を予定しております。こちらは原子力災害時において、住民の避難に使用するバス、タクシーの運転手等の安全確保を目的とした研修会を東部、中部、西部で各1回、計3回を予定しております。
 最後ですけれども、その他になります。その他の普及啓発事業としては、下の(1)から(3)ですけれども、鳥取県の原子力防災に関する情報を発信する鳥取県原子力のホームページを充実させて、とっとり原子力防災動画チャンネルや原子力防災アプリへのアクセス性の向上を図っております。また、平成28年度原子力防災訓練映像について、県のホームページで公開したり、あとUPZ地域におけるケーブルテレビによる原子力防災情報番組の放送につきましても、県ホームページにて公開しております。

◎西川委員長
 続きまして、県土整備部から、報告8、平成30年度国土交通省関係予算の配分について、谷次長兼県土総務課長の説明を求めます。

●谷県土整備部次長兼県土総務課長
 それでは、県土整備部の資料1ページをお願いいたします。国の平成30年度予算が成立しまして、3月30日、予算の配分が発表されましたので、県土整備部関係の配分状況について御報告いたします。
 まず、1番目、直轄事業でございますが、そこに表がございますように、左から2番目、(1)が平成30年度の当初の配分額でございます。合計で190億円、その隣、(2)が2月にありました国の補正、このときの配分額で約15億円と、この2つを合わせまして、14カ月予算ということで申しますと約205億円ということになります。(4)が昨年度、29年度の当初の配分額でございまして、これが約293億円でございますので、当初当初で比較いたしますと約103億円の減と、伸び率でも0.65でございます。14カ月予算と昨年度の当初を比較しても0.7という伸び率でございます。これの大きな要因でございますけれども、鳥取西道路の大規模構造物の工事完了に伴うものということでございます。
 それでは、道路事業でございますけれども、(1)でございます。道路事業につきましては、約145億円の配分でございます。
 2ページを見ていただきますと、上の表がその道路の145億円の内訳となっております。まず、鳥取西道路でございますけれども、鳥取西インターから浜村鹿野温泉インター間、平成30年度供用ということで、必要な予算が確保されております。また、浜村鹿野温泉インターから青谷インター間でございますが、重山地区ののり面変状対策、このトンネルの工事でございますけれども、既に着手がされているということでございますので、引き続き、早期の全線供用について、国に働きかけていきたいと思っております。北条道路でございますけれども、昨年度事業化されまして、今年度は約17億円の配分で本格的に事業が展開されることとなります。このほか、湯梨浜地区、北栄地区で進められております事故対策事業、交差点の立体化でございますが、こちらにも約7億円の配分がされたところです。鳥取自動車道と米子道路で進めています付加車線の設置でございますが、これにつきましても、約22億円ということで、昨年とほぼ同額の配分となっております。
 それでは、次に、河川事業、海岸事業でございますけれども、総額で約16億円の配分でございます。斐伊川につきましては、中海湖岸提の整備が引き続き進められます。それから、日野川の青木地区でございますけれども、今年度で完成予定ということでございます。
 次に、砂防事業でございますが、砂防事業では約11億円の配分でございます。大山山系の天神川、日野川水系での砂防事業が引き続き進められていきます。
 4番目、港湾事業でございます。境港の竹内南地区貨客船ターミナル整備事業でございますけれども、16億5,000万円の配分で、平成32年春の供用に向けての整備が進んでいきます。鳥取港でも1億円の配分がございまして、防波堤の整備ということで静音度の向上に向けての取り組みが進められます。
 3ページでございます。補助事業でございますけれども、表にございますように、岩美道路ほか4カ所で事業費ベースで37億円の配分と、対前年で伸び率ですけれども、1.33となっておりまして、全国平均の1.03を大きく上回る配分となっております。それぞれの状況は記載のとおりでございます。
 3番目の交付金でございますけれども、交付金は合計で約187億円でございます。社会資本整備交付金は対前年0.75ではございましたが、防災・安全交付金については、昨年を上回る
1.07の伸び率でございました。今回の配分におきまして、認証増の事業もございましたので、6月議会で補正をお願いする準備を進めておりますので、よろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 続きまして、報告9、鳥取県中部地震に係る公共土木施設災害復旧工事の完成について、前田技術企画課長の説明を求めます。

●前田技術企画課長
 それでは、同じく県土整備部の資料4ページをお願いいたします。鳥取県中部地震に係る土木災害復旧工事について報告させていただきます。
 12月の常任委員会で、県工事60カ所、市町工事72カ所について、年度内の完成を目指すということで報告させていただきました。県工事につきましては、60カ所全て年度内に完成いたしました。市町工事につきましては、72カ所のうち、70カ所が年度内の完成です。2カ所、年度をまたぐことになりますが、2カ所とも北栄町の下水工事でございまして、1カ所につきましては、隣接民家に対する掘削の影響があるということで、工期を4月末、もう1カ所のほうにつきましては、地盤が強固でありまして、工法を変えたということがございまして、5月末まで工期を延ばすこととなりました。いずれにしましても、この2カ所も5月末には完成する見込みとなりましたので、御報告させていただきます。
 続きまして、5ページですが、島根県西部地震に対する支援状況については省略させていただきます。

◎西川委員長
 続きまして、報告11、道の駅「気高(仮称)」の名称募集について、河田道路企画課長の説明を求めます。
 なお、報告10、島根県西部を震源とする地震に対する鳥取県の支援状況について、は先ほど危機管理局から説明がありましたので省略します。

●河田道路企画課長
 道路企画課です。9ページをお願いいたします。山陰道鳥取西道路の浜村鹿野温泉インター近辺に、鳥取市と鳥取県が整備中の道の駅「気高」につきまして鳥取市が名称の募集を開始いたしましたので報告いたします。
 道の駅「気高」は鳥取市西部地域の振興とまちづくりの拠点、それから、県東部の観光振興や交流人口の増加につながる道の駅となるように整備を進めているものでございます。道の駅「気高」の概要につきましては、2番目に記載しているとおりでございます。平成31年の春のオープンを予定ということで進めているところでございます。
 愛称募集につきましては、地域の魅力をあらわした親しみやすい名称を、広く一般の方から公募するというもので、4月13日から4月30日までの間で、郵送や鳥取市のホームページなどで募集を行っているところでございます。名称の決定につきましては、鳥取市が設置します名称選考委員会で選考されまして、鳥取市長が決定するということになっておりまして、5月下旬には決定するということでございます。なお、別紙で名称、愛称のチラシを配付しておりますので、後ほどごらんになっていただければと思います。

◎西川委員長
 続きまして、報告12、県管理河川の減災対策協議会の開催について、報告13、平成29年度第2回湖山池会議の開催概要について及び報告14、平成30年度鳥取県水防訓練の実施について、田村河川課長の説明を求めます。

●田村河川課長
 河川課です。県土整備部の資料10ページをお願いいたします。県管理河川の減災対策協議会の開催について御報告させていただきます。
 水害から県民の生命を守るために、昨年5月から県内の3大河川、圏域ごとに減災対策協議会を立ち上げ、対策を検討してきたところですが、第2回の協議会を本年2月7日に千代川圏域、2月8日に天神川圏域、3月22日に日野川圏域で開催しました。
 特に協議会における各市町村長さんの主な意見を2番目に掲示しております。ちょっと字が小さくて申しわけございません。代表的なところを説明させていただきます。特に避難に関して、大規模洪水時の広域避難で、避難所設置や受け入れ体制をどう構築していくのか、また、避難の判断基準などが課題であるということが報告されました。県が策定中の中小河川の簡易浸水想定範囲を市町村が作成されるハザードマップに反映していきたいという意見がございました。また、河川の情報として、河川監視カメラや水位計の増設が必要である等の意見を頂戴いたしました。
 3番目のほうに、「水害に対するソフト・ハードの取組」ということで、アクションプランを決めたところでございます。その中で、5年間で達成すべき目標ということで、括弧の中に書いておりますけれども、とっとりらしい水害対策の推進を図っていくということを明記しております。とっとりらしい水害対策につきましては、一番下のほう3点上げていますけれども、昨年の4月の本常任委員会でも報告しておりますが、鳥取の強み、「支え愛」による地域防災力の強化による確実な避難ということで、支え愛防災マップを作成していくというところでございます。それから、2番目は、鳥取方式による地域と一体となった水防・河川巡視点検ということで、現在、出水時の堤防点検をやっておりますけれども、市町村と一緒になって堤防点検をやっていく、河川点検をやっていくということを行っております。それから、鳥取県の実情を踏まえた水害に対する警戒・避難情報の提供ということで、水位周知河川が19河川ございますけれども、これにつきましては、最大の浸水想定図を作成中でございます。それ以外の水位周知河川以外の276河川で現在簡易想定による浸水想定図を作成中でございます。
 11ページをお願いします。平成30年度以降の主な取り組みということで、減災対策協議会の中で報告されたものでございます。
 今後の減災対策協議の進め方としましては、市町村単独では解決できない課題について代表地域で検討会やワーキンググループを開催して、県と連携してモデル的に検討し、それを各地域に反映していこうという取り組みを考えていこうということにしております。それから、今年度、出水期前、6月までに減災対策協議会を開催して、今年度の取り組み方針、体制を確認して、減災対策に取り組んでいきたいということにしております。
 以下、本県の独自の取り組みなり、平成29年度台風豪雨を教訓とした警戒・避難の取り組み、それから市町村と連携した取り組みは列記のとおりでございます。
 続きまして、12ページをお願いいたします。平成29年度第2回の湖山池会議の開催概要について報告させていただきます。
 去る3月27日に開催されました湖山池会議ですけれども、第1番目に水質状況の報告ということで、塩分濃度につきましては、将来ビジョンに定めました2,000から5,000ミリグラム/リットルの範囲で管理ができているということが報告されました。中ほどのグラフに赤い折れ線がちょっと見にくいですけれども、入っておりまして、目標値が下のほうで2,000、上の点線のラインが5,000ということで、赤い折れ線がこの範囲でおおむねおさまっているということが報告されております。
 水質指標でございますけれども、ビジョンの中でCOD、化学的酸素要求量、それから全窒素、全リン、透明度ということで目標値を決めております。全体的に平成25年度に水質が悪化してからは、状況が改善しているということで、近年の5年間は全窒素、全リンとも改善傾向というとこです。それからCODは平成28年度について目標値を達成しております。ただ、植物プランクトンが増殖している状況が見られまして、透明度がちょっと落ちていますけれども、汽水化以降に繁茂していましたアオコの発生状況は抑制されておるということが報告されました。
 今年度の水質管理方針を2番に掲載しております。塩分管理につきましては、引き続き目標値の2,000から5,000の間で、可能な限り低い値で推移させようということをこの春季は決めております。それから水門操作につきましては、溶存酸素、酸素濃度が高い表層部の海水流入ができやすいように、昨年5月に完成しました水門、舟通しのところにあります水門ですね、ここを上越しで通水させまして、溶存酸素を監視しながらきめ細かい水門操作を実施するということを決められました。
 各事業の報告として3番目に掲載しておりますけれども、昨年完成しました水門の操作につきましては、塩分濃度の上昇の抑制とか、溶存酸素の改善に効果があるかということで、引き続き効果検証をしていきます。それから、覆砂の試験施工をやっておりまして、これについても効果検証を報告し、引き続き状況をモニタリングしていくということにしております。それから、水産課で報告がありましたヤマトシジミの資源量でございますけれども、平成29年度は前年と比べて、前年が9.6トンから、平成29年度は21.6トンということで大幅にふえたということが報告されました。
 続きまして、13ページでございます。平成30年度鳥取県水防訓練の実施についてでございます。洪水による水害を未然に防止して、被害を最小限に食いとめるため、それぞれの地域における水防活動が重要な役割を担っておりまして、関係機関と密接な連携のもと、迅速に行う必要があります。
 本年度は、佐陀川における洪水を想定いたしまして、国交省、水防管理団体を初めとする関係機関、それから地域住民の方の参加を得て、実施します。日時は、平成30年5月20日日曜日でございますけれども、午前9時から行いたいと思います。場所は、米子市古豊千の日野川右岸の河川敷で行います。訓練の内容につきましては書いてあるとおりですけれども、今回は新たに次の訓練に取り組みます。災害時要配慮者利用施設の避難訓練の参加をお願いしているところでございます。合計35団体、800人の参加をお願いしているところでございます。本常任委員会の委員の方々にも御案内をしておりますので、参加のほど、よろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 続きまして、報告15、大分県中津市における土砂災害を受けての土砂災害警戒区域の緊急点検について、的場治山砂防課長の説明を求めます。

●的場治山砂防課長
 治山砂防課でございます。引き続き県土整備部資料の14ページをお願いいたします。先日、4月11日、大分県中津市で発生しました降雨に起因しない土砂災害を受けまして、同じような形状のところで特に心配なところを出水期までに調べておこうということで、緊急点検を実施することといたしましたので、その内容を報告いたします。
 災害の状況につきましては、1の土砂災害の状況にところに記述しておりますが、写真に示すような土砂災害で、高さが100メートル、幅が200メートルというような大規模なものでございました。これは火山砕屑物で形成された箇所で発生したものでございました。
 調査の対応といたしまして、中ほどの表にあります急傾斜地に係る土砂災害警戒区域、通称イエロー区域、3,470カ所を対象といたしまして、今回の中津市の災害と同じような地形、地質の箇所を抽出いたしまして、点検することとしております。箇所の抽出、点検方法等につきましては、岩盤工学などに詳しい専門家の意見を聞きながら決めていきたいと考えております。
 また、今回の大規模な災害におきましても、崩壊前に地震のようながたがたという音がしたとか山から石が落ちている音がしたというような前ぶれがあったとも言われておりますので、調査に合わせまして、土砂の災害の前兆現象につきましても住民の皆様に周知するとともに、危ないと感じたら逃げることや、あるいは異変があったら関係先に通報していくなどのソフト対策も進めていきたいと考えております。

◎西川委員長
 続きまして、報告16、ユネスコ世界ジオパーク鳥取隠岐間超高速船チャーター運航結果について、報告17、クルーズ客船「ぱしふぃっく びいなす」の鳥取港寄港について及び報告18、鳥取砂丘コナン空港コンセッション実施契約に係る契約締結式の開催について、森田空港港湾課長の説明を求めます。

●森田空港港湾課長 
 資料15ページをお願いいたします。ユネスコ世界ジオパーク鳥取隠岐間超高速艇のチャー
ター運航結果について御報告いたします。
 平成30年の4月13日に鳥取、島根両県のジオパーク間でレインボージェットをチャーター運航をいたしました。今回は、隠岐ジオパークの再認定記念、それから山陰海岸ジオパークの今年度の再認定に向けた機運醸成というような目的で実施しております。今回の乗船者は合計で159名ということで、これまで実施してきた中で最も多い利用者となっております。今回の結果を踏まえまして、ジオパークのPRや観光利用促進、それから両地域の交流促進など、効果を検証しまして、島根県とも相談しながら取り組んでまいりたいと考えております。
 16ページをお願いいたします。クルーズ客船「ぱしふぃっく びいなす」の鳥取港寄港について御報告いたします。
 株式会社農協観光鳥取支店からクルーズ客船「ぱしふぃっく びいなす」を利用した鳥取港発のツアー募集が開始されております。これによりまして、「ぱしふぃっく びいなす」の鳥取県寄港は昨年10月に続きまして2年連続となっております。クルーズの概要でございますけれども、「ぱしふぃっく びいなす」は9月20日に鳥取港に入港いたしまして、鳥取港でお客様を乗船させて、1泊2日で下関までクルーズの旅を楽しんでいただくというものでございます。今回は鳥取港発のクルーズということでありまして、鳥取へのツアー観光等はございませんけれども、このツアーがさらなるクルーズ客船の寄港促進につながるものと考えているところでございます。
 続きまして、17ページをお願いいたします。鳥取砂丘コナン空港コンセッション実施契約に係る契約締結式の開催について御報告いたします。
 このたび、県と鳥取空港ビル株式会社との協議が調いまして、コンセッションに関する実施契約を締結する運びとなり、本日、知事公邸におきまして空港ビル株式会社と県とで契約の締結式を行うこととなりました。今後は7月1日の運営開始に向けまして、県からの業務引き継ぎでありますとか、空港の保安管理に関する各種法手続を進めていくこととしております。契約の内容につきましては、ここに記載しておりますとおりでございます。今後は引き続き入居するテナント工事でありましたり、国内線のターミナル機能の強化、それから駐車場の整備、コナン装飾の充実等を行いまして、7月のグランドオープンを迎える予定としております。
 これまで常任委員会の皆様には、昨年度9月議会の条例改正から去る2月の予算、運営権の設定まで、私どもの説明の不手際もございましたが、たび重なる御審議、御意見、御指導をいただきました。まことにありがとうございました。管理運営に当たりましては、安全を第一といたしまして、にぎわいのある空港となるよう取り組んでまいりたいと考えております。今後とも御指導のほど、よろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 報告19、一定額以上の工事又は製造の請負契約の報告については、県土整備部資料18ページ以降のとおりであり、説明は省略いたします。
 それでは、ただいままでの説明につきまして質疑を受けたいと思います。いかがでしょうか。

○前田委員
 危機管理局の7ページですね、2号機の審査の件で91回目ということで、基準津波の策定について中国電力の説明がありますが、その基準津波と最高評価水位の関係をちょっと説明してください。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 基準津波に関しての言葉の定義は、その発電所で想定される最大の規模ということでありますけれども、この審査の中ではほとんど同じ言葉で最高評価水位が最大の規模というふうな形でしております。あと、最高の評価水位もあるのですけれども、最低の評価水位も基準津波として上げておりまして、要は最低の評価水位というのは海水ポンプののみ口のところですね、そこの水位が低いとポンプをくみ取ってくれないというのもありまして、最高評価水位と最低評価水位も一応、基準津波の定義となっております。

○前田委員
 わかりました。その下のほうの原子力規制委員会のコメントで、基準津波については引き続き審査と書いてありますね。この意味を教えてください。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 基準津波として真ん中の表ですけれども、日本海東縁部ですとか敷地前面海域とかを選んでいます。その選定なのですけれども、その評価水位が最も高くなるような、もしくは低くなるようなパラメーターをちゃんと設定しているのか、評価するときの入力値をちゃんと設定しているのかというところは、本当にそれが組み合わせ等を考えると高くなる、もしくは低くなる評価になっているのかというのが、まだ規制委員会のほうではしっくりきていないところがあるというコメントがありましたので、もう1回探ってくださいというふうなコメントがありました。

○前田委員
 要はこの例示を引っ張り出したのは、あの奥尻島の地震でしょう。その中で最高水位と最低水位を決めていくと。だけれども、要はその奥尻島がいいのかどうなのかを再度、もう一度検討してみなさいよということですか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 そうですね、北海道の南西沖って奥尻島のことだと思いますけれども、その津波もありますし、あと、ここで書いています島根原子力発電所近くのF-3.からF-5.断層というのがあるのですけれども、活断層が走っていますので、そこについても、ちゃんとあらゆる組み合わせを考えて評価してくださいというコメントがありました。

○前田委員
 今はまあ何だかよくわからないけれども、現場を見ますと、2号機ですね、3号機も一緒だけれども、かなり高いのですよね。だから低水位で津波が来て、ポンプののみ口が動かなくなるというようなことは、ちょっと想定できないではないかなと思うのだけれども、どうでしょう。島根原発は高いところにありますよ。現場を見ると、もう津波は関係ないですね。だったら最低水位はもう関係なしに、あと最高水位だけ原発がもてばいいのではないかなと思うのだけれども、どうなのでしょうかね。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 そうですね、海水ポンプの設計を見直しておりまして、のみ口のところはかなり低い位置まで設計を見直しております。ですので、大抵の津波に関しては、そののみ口のところが水につからないようなことはないようにもう設計はなされております。

○前田委員
 次。知事のコメントで、12ページの3つ目で、島根原発2号機の審査は、今回の基準地震動をもとに建物や設備の耐震性などの審査に入っていくと、知事はこう言っているのですよ。一つ聞きたいのが、原子炉は設備に入るのですか、どうなのですか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 そのとおりでございます。原子炉は設備の中に……(「設備か」と呼ぶ者あり)はい、範疇に入ります。

○前田委員
 だから、いよいよ原子炉が820ガルに耐えれるかどうかの審査に入っていくよという意味なのですか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 そのとおりでございます。

○前田委員
 はい、わかりました。

◎西川委員長
 以上でよろしいですか。続けて。

○前田委員
 15ページ、県の回答文書の要旨が書いてあるのですけれども、新規制基準適合性審査申請に係る説明ではないことを前提に受け入れるということなのですが、きょう、2時から議員全員協議会があるのですけれども、これは概略説明ということなのですよね。ということは、またこう段階を踏みながら、県や住民の合意をとりながら改めて新規制基準適合性審査を行うと、こういうことですか。

●木本原子力安全対策課長兼原子力環境センター副所長
 そのとおりでございます。

○前田委員
 はい、わかりました。

◎西川委員長
 以上でよろしいですか。続けて。

○前田委員
 県土整備部。12ページ、湖山池会議なのですけれども、平成29年度の主な事業実施報告の中で、ちょっとクレームをつけるというわけでもないのだけれども、新水門は塩分濃度上昇の抑制、溶存酸素の改善に効果的であると考えられ、考えられというのが僕はちょっとひっかかってしまって、もう1年運用したのですよ、効果的でありではないでしょうかね。引き続き検証すると、単年度ではまだその検証が確たるものができないと。引き続き検証すると、こういう意味でしょうか。

●田村河川課長
 委員がおっしゃるとおり、溶存酸素量、塩分濃度抑制というのはある程度できたということですけれども、その効果検証は引き続きやるということではございますので、あると考えられではなしに、効果的でありということが、言われるとおり、正しいと訂正させていただきます。

○前田委員
 というのは、上のグラフを見たって赤いのを見ると、もう格段によくなっておるのですよ。だから、考えられるというのはもうやめて、今後はでありにしていただきたい。ただ、単年度ではその確たるものにならないので、引き続き検証すると、こういう整理にしていただきたいなと、そう思うのです。
 県東部振興課、市協働推進課ですけれども、湖山池に関する利活用の推進、私がちょっとかかわっているボートなのですけれども、ほぼ毎日、利活用していますよ。僕もよく行くのですけれども、その辺もちょっとPRしてほしいなと思いますよ。湖山池は、もう毎日利活用していますよ。一つ、お客さんが余り来ないですよ。子供たちがいっぱいおりますから、もっと注目してほしいな。
 あそこに行ってみると、ウオーキングされる人が多いのですよ。ただ、私のほうが、ちょっと舗装もしてしまって、あそこの付近のウオーキングのルートがわからなくなってしまったなと思っていまして、ちょっと色の変わったラインで誘導路を明示したほうがウオーキングする人にとっては、うろうろされなくてもいいでないのかなと思っています。こう、どこに抜けるのかなと思って、うろうろされるのですよ。決してボートだけの湖山池でない、みんなが使わなければいけないわけですから、決して嫌がるわけでないですよ。もうちょっときちっと誘導をされたほうがいいのではないかなと思っていますが、いかがでしょうか。

◎西川委員長
 では、2点について。

●田村河川課長
 委員のほうから貴重な御意見をいただきましたので、現地をよく確認して、対策または改善することもあるのかどうかというのを改めて見させていただいて、検討していきたいと思います。ありがとうございます。

○前田委員
 よろしくお願いします。

◎西川委員長
 前段は。

●田村河川課長
 ボートの利用のPRにつきましても、関係課と改めて協議をして対策を考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

◎西川委員長
 以上でよろしいですか。

○前田委員
 はい。

◎西川委員長
 そのほか、いかがでしょうか。

○内田(隆)委員
 県土整備部資料の3ページの最後です。こういう伸び率でしたというのは、数字としての報告はよくわかりました。3ページの3番の交付金で社会資本整備総合交付金について、いろいろ説明を受けたわけですけれども、きょうではなくても構いません、資料で構いませんので、市町村単位ベースがどうなっているかというか、もう少し詳しいような資料をつくっていただいて、説明を受けたいと思いますので、お願いします。

◎西川委員長
 では、これは資料提供ということでよろしいですか。

○内田(隆)委員
 資料提供、はい。

◎西川委員長
 では、お願いいたします。
 そのほかは。

○内田(隆)委員
 はい、大丈夫です。

◎西川委員長
 いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 それでは、続きまして、その他ですが、危機管理局及び県土整備部に関して、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)執行部、よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、ないようですので、危機管理局及び県土整備部につきましては、以上で終わりたいと思います。
 執行部の入れかえを行いますので、暫時休憩いたします。
(執行部入れかわり)

午前11時26分 休憩
午前11時30分 再開

◎西川委員長
 再開します。
 引き続いて、地域振興部、観光交流局について行います。
 まず、地域振興部について4月1日付で人事異動がありましたので、執行部の新任職員の紹介をお願いいたします。

●高橋地域振興部長
 地域振興部の新任職員について御紹介をさせていただきます。
 まず、地域振興部文化振興監兼文化政策課長、池上祥子でございます。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 池上でございます。よろしくお願いいたします。

●高橋地域振興部長
 続いて、スポーツ振興監、太田裕司でございます。

●太田域振興部スポーツ振興監
 スポーツ振興監、太田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

●高橋地域振興部長
 続いて、統計課長、岸田康正でございます。

●岸田統計課長
 統計課長、岸田でございます。よろしくお願いいたします。

●高橋地域振興部長
 あわせて、総合事務所の異動のほうもございましたので、御紹介させていただきます。
 西部総合事務所地域振興局参事監兼大山開山1300年祭鳥取県本部事務局長の神庭伸子でございます。

●神庭西部総合事務所地域振興局参事監
 神庭です。よろしくお願いします。

●高橋地域振興部長
 引き続きよろしくお願いします。

◎西川委員長
 それでは、次に、報告事項に移ります。
 執行部の皆様におかれましては、説明は要領よく簡潔にマイクに向かってお願いいたします。
 なお、質疑等につきましては、説明終了後に一括して行います。
 それでは、報告20、鳥取市中核市移行後の県と市における連携・支援体制の構築について、川上地域振興課参事の説明を求めます。

●川上地域振興課参事(市町村連携協働担当)
 地域振興部の資料の1ページをお願いいたします。鳥取市中核市移行後の県と市における連携・支援体制の構築について御報告させていただきます。
 平成30年4月1日に鳥取市が中核市に移行いたしました。移行に先立ちまして、3月27日、2月議会において御承認いただきました東部4町の保健所業務等を県から市へ委託する事務委託について、地方自治法に基づき、平井知事、深澤市長において事務委託規約の締結を行いました。あわせて県から鳥取市へ引き継ぐ2,829事務について、法令ごとに事務項目数と主な事務内容、引き継ぎ後の文書等の取り扱い等について県市双方での確認事項、引き継ぎ簿冊一覧等を記載した事務引き継ぎ書を知事から市長へ手交いたしました。
 また、2番になりますが、4月3日には東部4町の首長にもお集まりいただき、鳥取市中核市移行スタートアップ会議を開催いたしました。会議では鳥取市から中核市移行後の組織、職員体制の説明、鳥取市保健所における血液検査や窓口対応等の4月2日、3日の対応状況、県職員の派遣も含めて円滑に業務をスタートしたとの報告を受けたところです。県のほうからは昨年12月に締結を行いました県と市の連携協約等に基づき、将来にわたって県と市が連携して業務推進を行うため、4町をオブザーバーに保健所業務等に関する県・市連携協議会を設置することを提案し、市、4町の御了解を得て、4月3日当日に立ち上げを行ったところです。
 県・市連携協議会の目的、組織構成につきましては、2ページに記載しておりますが、首長会議、事務レベルの総合調整を行う幹事会、個別課題の整理、検討を行う部会を福祉保健分野、生活環境分野の2分野で持つこととしております。また、スタートアップ会議では、4町の町長様から町としても協力して一心同体で行いたい、また、これまで県が行っていたのと同様の住民サービスを鳥取市保健所でも維持し、中・西部と同じ水準で行っていただきたいとの御意見をいただきました。特に緊急時、災害時の対応等につきましては、鳥取市保健所に県の東部支部の機能を担い、これまでどおり実施することとしていたところですが、さらに県市の合同会議等も含め、県市で体制や仕組みを調整するということを、その会議の場で合意したところです。
 今後の予定としましては、今年度は移行初年度ということもありますので、定期的に県市連携協議会を開催することとしており、第1回会議を5月に開催するよう予定しております。
 今後も当常任委員会等におきまして、状況を御報告させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

◎西川委員長
 続いて、報告21、UDタクシー利用実態調査結果について、矢吹交通政策課長の説明を求めます。

●矢吹交通政策課長
 交通施策課でございます。続いて、資料の3ページをごらんいただきたいと思います。UDタクシー利用実態調査結果についてでございます。
 鳥取県のハイヤータクシー協会におきましてユニバーサルデザインタクシーが200台、この3月に全て導入されましたので、これに合わせましてその前後の利用実態を把握したいということで、全てのタクシー経営者のほか、乗務員さんであったり、乗客の皆さん、そういった方々を対象に、平成30年の2月1日から2月22日の間で抽出をしまして調査を実施をし、取りまとめがなされましたので、御報告をいたします。
 まず、(1)のところでございますが、UDタクシーの導入効果についてでございます。タクシー業者の73.3%の方々がこの導入効果を認めていらっしゃいまして、具体的にはやはり利用客の層の幅がふえたとか、それから会社のイメージが上がった、そういったことの御意見が多く上がってきてございます。それから福祉タクシーと間違われて乗らないと、敬遠されるといったようなことが100%、これは平成28年当時、先行して14台を導入したのですが、そのころの御意見ではこういった意見が全てだったのですが、これが44.3%と激減をいたしました。また、やはり当初は料金が小型料金で乗れるのかどうかと、そういった御意見も多かったことから、運賃がわからないとか普通に乗っていいのかわからない、そういった意見も多かったのですが、このたび、そのあたりの数字も減ってきたということでイメージが払拭できてきたのではないかというところが出てきてございます。また、UDタクシーのリピーターの方々につきまして53.6%から75.7%に増加してきたということでありまして、このUDタクシーの利用率が確実に向上してきているのではないかということが言えるのだと思ってございます。
 4ページでございます。(2)のところで、乗客のUDタクシーの利用目的についてでございます。上位のほうがやはり医療施設が30.3%、あと買い物が14%ということでございまして、このUDタクシーが日常生活にはなくてはならないものだというものがわかってきたのですが、一方で、そのほか活用が期待されている観光利用が前回から余り伸びていないというような課題も見られたところでございます。さらに今度は障がい者の方の割引とか免許返納者の割引の利用者が前回では15.7%あったものが、UDタクシーの導入前の7.4%から倍増ということでございますので、そういった移動が困難な方々に多く活用されてきたのだということがとってわかるのかと思います。
 これらの調査結果を踏まえまして、今後さらにUDタクシーの利用率の向上とか利活用モデルの創出に取り組むために官民で利活用推進会議を立ち上げたいと思っておりまして、第1回会議を来週の4月25日に開催をして、より前に進めていきたいと思っております。

◎西川委員長
 続きまして、報告22、公立鳥取環境大学「岩美むらなかキャンパス」の開所について及び報告23、米子日本語学校の設立の認可について、齋藤教育・学術振興課長の説明を求めます。

●齋藤教育・学術振興課長
 教育・学術振興課でございます。資料の5ページをお願いいたします。公立鳥取環境大学「岩美むらなかキャンパス」の開所についてでございます。
 日本交通株式会社の支援を受けまして、岩美町を初めとした鳥取県東部地域における学生、教職員の教育、研究及び地域連携を推進する拠点として、4月16日月曜日に岩美むらなかキャンパスが開所しましたので、その報告でございます。
 4月16日、江﨑学長、それから澤日本交通株式会社代表取締役、西垣岩美町長らに御出席いただきまして、開所式を行いました。
 岩美むらなかキャンパスの概要でございますけれども、2番のところでございます。研究室として、この建物は澤代表取締役の御実家でございますけれども、一般の民家でございます。その民家についている土蔵がありまして、その土蔵を代替研究室に使おうというふうにしております。それから教材保管室としてもそれを兼ねると、それから交流施設であるとかトイレ、シャワー、食堂、作業場、そのような機能を持たせているところでございます。
 利用目的ですけれども、研究、教育の拠点として使う一方で、地域での公開講座、それからむらなかでの出張英語村、交流イベント、学習支援ということに活用させていただきたいと考えているところでございます。収容人数は、最大では30人ぐらい入れるかなと見ております。
 開設の経緯のところでございます。もともと平成27年3月30日に環境大学が通学のために日本交通株式会社さんと公共交通の活用に関する協定というのを締結しまして、スクールバスをやめて、日本交通株式会社が東部地域で運用しているバス路線を活用して環境大学に通学するというふうに切りかえたわけですけれども、そのときに日本交通株式会社さんの厚意によって、学校がない日も地域活動だとか研究目的だとかのために東部圏域内を自由にバスを使っていただいて結構ということを言われまして、無料で、例えば学生証などを提示することによって使えるという附帯的なものがありまして、それがこの協定の中で盛り込まれたということでございます。そういった縁もございまして、岩美にある御実家が空き家になっていて、これを環境大学で使ってもらえたらなという話をいただきまして、環境大学で検討しまして、教育、研究の場として活用させていただこうということで、このたびのオープンとなったものでございます。
 今後、この岩美むらなかキャンパスはなかなかほかの大学にはない施設でございますので、これをまた対外的にPR等をしまして、有効活用させていただきたいなと考えているところでございます。
 続きまして、次のページをお願いいたします。米子日本語学校の設立の認可についてでございます。
 学校法人米子永島学園から3月6日付で学校教育法に基づく各種学校として米子日本語学校の認可申請がございまして、3月27日付で私立学校審議会から認可することが適当であるという答申を受けて、同30日付で認可しました。そのことについての報告でございます。
 なお、県からの認可は受けておりますけれども、この学校に外国人を迎え入れるためには別途、入国管理局の認可を受ける必要があるということがありまして、これが並行して現在行われているところでございます。平成31年4月に開校予定で、それに向けての準備中ということでございます。
 学校の概要のところでございますけれども、記の1番のところです。学校名は米子日本語学校、設置者は米子永島学園で、所在地ですけれども、米子市二本木316番地1とあります。これは米子松蔭高等学校の敷地内にある建物で空き教室がありまして、それを日本語学校として使おうということでございます。あと、図書館ですとか、それから保健室、そういったところは高校生らと共用で使おうという構想でございます。
 目的でございますけれども、日本語教育を通じて日本の文化と歴史や習慣を学習し、学生の母国と日本の間の友好と信頼のかけ橋となる人材の育成を図り、もって国際交流の発展に寄与するというところで、このやはり交流というところを意識して、その共用というところを生かしていこうという考えでございます。
 定員は78名、修業年限が2年となっております。
 ちょっと前後しますけれども、言い忘れましたが、主な入学対象はベトナム人というふうになっております。
 参考でございますけれども、2番目のところでございます。県内の日本語学校の設立状況のところをごらんいただきたいと思います。米子国際ビジネスカレッジというところが1件目ありまして、それから2件目で鳥取城北日本語学校があります。ただ、2番目の鳥取城北日本語学校は県の認可は得ていますけれども、入国管理局の認可はまだおりていません。一応開校予定しては、ことし10月1日を開校予定としているところでございます。それから3番目が今回の件でございます。

◎西川委員長
 続いて、報告24、「岡野貞一生誕140周年記念コンサート」の開催結果について、池上文化振興監兼文化政策課長の説明を求めます。

●池上地域振興部文化振興監兼文化政策課長
 資料の7ページをごらんください。「岡野貞一生誕140周年記念コンサート」の開催結果についてでございます。
 4月14日に、とりぎん文化会館梨花ホールで「岡野貞一生誕140周年記念コンサート~うたは今もめぐりて~」を開催いたしました。
 内容は(4)のプログラムのところに記載しておりますが、岡野貞一の生涯と功績の紹介、そしてまた出身小学校の児童や岡野貞一記念合唱団による合唱、また、NHK第16代うたのお姉さんの神崎ゆう子さんによるコンサートなど、3部の構成で行っております。御来場の方には岡野貞一作曲の「春の小川」、「ふるさと」など25曲を収録したピアノ伴奏の楽譜がつきましたオリジナルの名曲集をお渡ししております。また、当日は岡野貞一ゆかりの方にもお越しいただきまして、お楽しみいただいたところでございます。
 (5)に記載しておりますが、来場者数は約1,200人ということで幅広い年代の方に御参加いただきました。御感想としては、初めて聞く話もありよかった、それから童謡、唱歌の美しさを再認識できてよかった、また、懐かしい歌を聞け、一緒に歌えてよかったといった御感想が数多く寄せられております。
 2に記載しております関連事業でございますが、「特別展示 岡野貞一の生涯とふるさと鳥取」についてということで、4月30日までわらべ館1階のエントランスホールで展示を行っております。
 引き続き童謡、唱歌の普及啓発と、それから童謡、唱歌のふるさと鳥取の情報発信を行ってまいりたいと考えております。

◎西川委員長
 続きまして、報告25、倉吉スポーツクライミングセンターの開設について及び報告26、鳥取ジュニアアスリートの育成状況について、小西スポーツ課長の説明を求めます。

●小西スポーツ課長
 では、8ページをお願いします。先月ですけれども、倉吉体育文化会館にスポーツクライミング施設が完成しまして、倉吉スポーツクライミングセンターとして一般利用を開始いたしました。今回完成しましたのはボルダリングとスピードでありまして、これでリードと含めてスポーツクライミングの全ての種目の壁がそろったということで、国内でも数少ない施設となりました。3月24日には完成記念のセレモニーを行いまして、約200名の方々に御参加いただきました。
 3番ですが、運営時間と利用料金はそこに記載のとおりでありまして、4月2日から開所をしておりますが、利用者ですけれども、これまで平日で平均10数名、それから土日になると20数名から、多い日では60名以上というような状況でございます。3つの壁がそろったということで、ことし11月にスポーツクライミングのアジア選手権をここで開催する予定にしておりますし、今後も大会誘致あるいは合宿誘致に積極的に取り組んでいきたいと思います。
 9ページをお願いします。こちらは世界に羽ばたく鳥取ジュニアアスリート発掘事業でありまして、県内の運動能力の高い子供を発掘して、世界に通用するような競技者として育成をしていくというような取り組みであります。1年目にはアーチェリーとか自転車などですね、10種類のスポーツを体験していただいたり、それから体力トレーニングだとか食育などのプログラムを提供します。2年目からは、一つの競技に絞って専門的にやっていくということであります。
 1期生、2期生の状況ですけれども、1期生は15人、2期生は21人が活動をしておりまして、既に全国大会でいい成績をおさめている子供もいます。例えば全日本中学校競漕大会、これはボートですけれども、女子のダブルスカルで優勝、また、アーチェリーでは西日本小学生の女子で優勝というようなことでなっております。
 3期生につきましては、昨年1年間、競技体験などをしていただいて、今年度29人が専門的に活動を始めておりまして、その競技ごとの内訳は右の表のとおりでありまして、今回は10競技全てに最低1人いるというような状況です。3期生の去年1年の成果としては、体力的には筋パワーであるとか平衡感覚が向上したとか、あるいは食育においては食事バランスを考えて食べるようになったなど、食生活の改善が見られるというようなことも報告されております。
 4期生ですけれども、(3)のところですが、先月、4期生として40名を鳥取ジュニアアスリートの候補生ということで、認定をしております。ことし5年生でありますけれども、ことし1年、競技体験などを行っていく予定であります。

◎西川委員長
 続いて、報告27、災害等発生時における日野郡3町の小中学校給食の相互支援に係る協定の締結について、谷口西部総合事務所日野振興センター日野振興局参事の説明を求めます。

●谷口西部総合事務所日野振興センター日野振興局参事
 資料は10ページをお願いいたします。日野振興局からは、災害等発生時における日野郡3町の小中学校給食の相互支援に係る協定の締結について御報告いたします。
 日野郡では、平成27年の鳥取県日野郡ふるさと連携協約の締結に基づきまして、県と3町が共通諸課題の解決に向かうこととしておりまして、その新たな取り組みの一つとして昨年度、平成29年12月24日に鳥取県日野郡連携会議を開催しまして、「災害に強い日野郡づくり」相互支援協定というものを締結したところでございます。こちらについては、1月19日の常任委員会でも報告させていただいたところでございます。
 この包括協定に掲げる6項目がございまして、資料の一番下の二重囲みのところに書いてございますが、このうちの一つの項目であります6番目になります、義務教育の健全継続に関する分野、この取り組みを具体化するということでございまして、今回は災害で日野郡内の給食センターが被災した場合に、被災しなかった他の町がスムーズに支援体制がとれるようにということで、平時から体制を整えておこうということでございまして、年度末となりましたが、3月30日に県と3町の4者で相互支援協定を結ばせていただきました。
 これは平成28年10月に発生しました鳥取県中部地震で倉吉市の学校給食センターが被災されまして、温かい給食の提供に御苦労されたという話を聞きまして、これを教訓に、日野郡内の各町がそれぞれ保有する給食センターで調理できる食数といった給食センターの能力的なものや、それから調理してから学校に届けるまでの距離といった時間的な制約のものであれば、相互に支援体制がとれるのではないかという考えのもとに、あらかじめ備えておこうというものでございます。食材の手配であったり、調理員の確保であったり、他校への配送方法であったり、いろいろと整理しなければならない事項があると思いますし、果たして実際にうまくできるかどうか、演習や訓練のようなものもしておく必要があると考えております。当事者となる各3町に加えまして、県もこの協定に参画することによりまして、外部からの支援であったり、応援に対する調整事項を初めとした調整機能を果たすようにしております。

◎西川委員長
 続きまして、観光交流局から、報告28、鳥取県における住宅宿泊事業法への取組状況について、報告29、平成29年度県内空港国内航空便の利用状況と今後の利用促進の取組について及び報告30、平成29年度国際定期便(ソウル・香港便)の利用状況と今後の利用促進の取組について、岩下観光戦略課長の説明を求めます。

●岩下観光戦略課長
 それでは、観光交流局報告資料の、右肩にけい線で囲んで別冊と書いてあります資料をごらんください。1ページをごらんください。鳥取県における住宅宿泊事業法への取組状況について説明をさせていただきます。
 本年6月15日から住宅宿泊事業法が施行されることで、都道府県知事に対する届け出だけにより宿泊事業ができるということを踏まえて、前回の常任委員会でも説明させていただいた後にいろいろと検討を行ってきておりますので、現状を報告させていただきます。
 今週水曜日、おとといですね、18日にも民間の関係事業者に入っていただいて検討を行ったところでございます。前回と比べて、このガイドラインの中におきまして交流型民泊、前回は交流型民泊とまちなか民泊という区分分けをしておりましたけれども、再整理を行って農山漁村交流型民泊と一般民泊という整理に変更をいたしております。
 ガイドラインの内容につきましては、項目2番に書いてありますけれども、家主不在型の一般民泊を行う事業者は、住居専用地域及び学校等周辺では平日以外の営業とするようにお願いをしていく。それから周辺住民に対して、事業開始の届け出前に周辺住民等への説明を行い、記録を作成、また、家主不在型の一般民泊については、実施結果記録を提出していただくというようなことを予定しております。
 項目3番の県の対応でございますけれども、家主不在型の一般民泊に対しては年2回程度の重点的監視を行う。それから(5)のほうにありますけれども、民泊による生活環境への影響が顕在化した場合、条例規制の検討を行うというような内容を想定をしております。
 次のページを見ていただくと、概略が見ていただける表がございます。ちょっといろいろと項目があってわかりにくいと思うのですけれども、イメージとしては一番左側の列の簡易宿所という列がございます。これが従来の旅館業法に基づいた法律の許可をとって、宿泊事業を行っていただくという形を推奨していくということが、基本になるというふうに御理解をいただければと思います。その中で、実は旅館業法の中で住居専用地域では簡易宿所は行えない規定になっております。それから学校等周辺では行えないということになっていますので、どうしても簡易宿所がとれない。そういった地域の中で今回の新しい制度で宿泊事業を行いたいという方についても、できるだけ左寄りの事業をしていただきたい。例えば家主不在型でなくて、家主居住型の運営をしていただきたいというような促しをしていくという形になっております。基本的には先ほど説明しましたけれども、やはり都市部で問題になっておりますマンション、アパートをただ貸すだけの家主不在型でどうしてもされたいといった場合には、重点監視対象にしたり、それから平日の営業を自粛していたただいたりとか、そういった生活環境に影響をできるだけ及ぼさないような形に促していくというような形にしております。
 今後の予定につきましては、項目4番に書いております。今月下旬にはガイドラインに関してパブリックコメントを募集させていただき、5月上旬にはパブリックコメントの意見を取りまとめ、それから5月中旬には第2回の鳥取県民泊PT会議を開催させていただいて、ガイドラインの最終の取りまとめを行う予定にしております。それから5月下旬にはそのガイドラインを公表させていただき、6月15日の住宅宿泊事業法の施行に向かうという予定にしております。
 3ページをごらんください。水曜日に開きました検討会の主な意見でございますけれども、現在は実際、届け出民泊というのがないということで、それがスタートして何か問題があったときには、やはり条例の制定などを含めた規制の検討をしていただきたいという意見がございました。それから非常に時代の流れ、現実の流れが早く、コンビニで民泊のカードキーを受け取れるようになっているというような実態もあると、時代の流れが早いので、テーマや問題点も変わってくると、常にアンテナを張って監視をしてもらいたいというような御意見がありました。
 民泊については、以上でございます。
 もとの観光交流局の報告資料、項目が6つ載っかっている報告資料の1ページをごらんください。平成29年度空港国内航空便の利用状況等について説明をさせていただきます。
 鳥取空港の国内便、東京便ですね、こちらは搭乗率66.6%、前年比プラス3.7%ということで就航以来の最多搭乗者数を更新いたしております。羽田発着の政策コンテストで掲げた目標に対しては、目標達成率99.6%の見込みということでほぼ達成する状況でございます。
 米子空港のANAの東京便としては搭乗率72.4%、前年対比プラス1.3ポイントということで最多搭乗者数を更新しております。
 両空港の主な増加要因といたしましては、旅割など、旅割75の最安値が8,900円ではありますけれども、そういった早期運賃の低廉化や、あるいはタクシーチケットつきの商品造成で周遊性を向上したりとか、あるいはグーグルマップにバスのリアルタイムの時刻表が多言語で出るようになっているとか、いろいろな進展もございまして、増加をしてきていると考えております。
 国内航空便の利用者増に向けた今年度の主な取り組みとしては、訪日外国人による羽田トランジット利用の増加に向けた取り組みの展開など、それから利用率が低い12月から2月の冬期に通常より割安な旅行商品造成支援を行って利用を上げていきたいと考えております。
 2ページをごらんください。今度は県内の国際定期航空便、ソウル、香港の利用状況などについて報告をさせていただきます。
 米子-ソウル便につきましては、増便ということもありまして、初めてこの3月に月間の利用者が6,000人を超えるなど、搭乗率67.7%ということで、前年は66.6%でしたので、年間の利用実績及び年間韓国人利用実績が年度別で過去最高を記録しております。
 今後の主な利用促進対策ですけれども、インバウンド対策については個人客の集客を図るために、夏の体験アクティビティーを中心にしたプロモーションを実施したり、増加してきておりますレンタカー利用者へのQUOカードプレゼントキャンペーンなどの実施を予定しております。それからアウトバウンドについては、比較的利用の少ない新たな木曜日発着の、誘客を図るためのキャンペーンを予定しております。
 米子-香港便につきましては、搭乗率が74.2%、前年度が64.9%ですので、大きく向上をしております。閑散期の1月、2月以外は70%を保持して、山陰のインフラとして定着してきている状況でございます。
 今後の主な利用促進対策としては、インバウンドについては中国本土、主に広東省からの誘客を促進するために、珠海等の都市でPR、誘客を行っていく。それからアウトバウンド対策については、対ベトナムなど、第三国向け旅行商品の造成などを海外の旅行社等へ働きかけていく予定にしております。

◎西川委員長
 お昼になりましたけれども、最後まで続けたいと思います。
 報告31、第7回まんが王国とっとり国際マンガコンテスト作品募集について、江原副局長兼まんが王国官房長の説明を求めます。

●江原観光交流局副局長兼まんが王国官房長
 では、同じ資料の3ページをお願いします。今回で7回目となりますまんが王国とっとり国際マンガコンテストの作品募集をことしも開始をいたしました。作品募集に合わせまして今回はこのコンテストの表彰式の様子とか受賞者の特典とか、このコンテストの魅力がわかるプロモーション映像をつくりまして、ホームページでも公開しているところであります。このコンテストは、毎回テーマを定めて作品を募集しておりますけれども、今回のテーマは「奇跡」というふうにしております。これを8月31日まで作品募集をします。これは多言語で応募要領をつくっておりまして、日本語以外に8カ国の言語で作品を広く世界から募集することにしております。この取り組みは外務省の後援のほか、日本文化の魅力を発信するbeyond2020プログラムの認証も得て取り組んでいるところでございます。

◎西川委員長
 続きまして、報告32、伯耆国「大山開山1300年祭」オープニングイベントについて、神庭西部総合事務所地域振興局参事監の説明を求めます。

●神庭西部総合事務所地域振興局参事監
 それでは、続いて、資料の4ページをお開きください。伯耆国「大山開山1300年祭」のオープニングといたしまして、5月19日と20日に大山寺の大山開創法要、それと皆生・大山SEA TO SUMMIT 2018アニバーサリー大会について概要を御説明いたします。
 まず1番目でございます。開創法要等のオープニングイベントでございます。開創法要は、主催は大山寺さんでございますが、20日の10時から大山寺本堂でございます。1300年祭の始まりを告げる法要に合わせまして、この間、4月6日にお披露目いたしました国宝太刀の安綱、童子切安綱の記念刀の奉納もございます。また、午後1時半からは本堂で1300年の記念特別祈祷を実施いたします。これは(4)にもございますが、特別祈祷、特別の御朱印帳につきましては、この日から11月30日まで大山寺で製作されます。
 また、(2)に戻りますが、大山開山1300年のみこし行列も行います。今回は大山寺の2基に加えまして、三徳山三佛寺からも1基みこしをお借りいたしまして、時代行列をいたします。こちらのみこしの担ぎ手さんを今200人、男女問わず募集中でございます。
 また、20日の夕方からですが、エフエム山陰で放送されておりますスターダストレビューの根本要さんの星空コンサート、こちらは公開録音ということで一夜限りのライブ、観覧無料を大山寺の博労座で開催いたします。
 続いて、皆生・大山SEA TO SUMMIT 2018の10回目のアニバーサリー大会についてでございます。開会式、シンポジウム等を19日の午後、米子のコンベンションセンターで開催いたします。こちらは10回記念といたしまして、SEA TO SUMMITの全国の12大会の関係者が集いまして、SEA TO SUMMITサミットという形で、これまでの歩みを振り返りまして、いかに自然と楽しんでいただくかといったようなことで、これからの10年に向けた大会のあり方を共同声明として発表いたします。また、その後、作家の椎名誠さんによる基調講演、また、宗次郎さんによります癒やし系オカリナコンサート等も開催いたします。こちらのほうは一般参加も募集しておりまして、無料でございます。
 そして3番目といたしましては、大山開山1300年祭オープニングパーティーをこの行事の後、新たに開発されました名物料理を初めて一般公開いたします。一般参加も可でございます。こちらは参加料を1,000円いただくようになっております。それで、日程につきましては19日の午後ということで、ちょっと関係者の日程等の調整をしておりまして、細かな時間を書かれていないことはお許しいただきたいと思います。また、オープニングパーティーにつきましては、また後日、常任委員の皆様、また、伯耆国「大山開山1300年祭」の推進議員連盟の皆様にも御案内を出したいと思っております。
 続きまして、(2)の今回の皆生・大山大会の特徴でございますが、今大会は大山の歴史を感じていただけるよう、大神山神社の奥宮経由の行者登山道を採用しております。また、10回を記念した初の試みとして単独種目での参加も可能とするパラチャレンジの部を新設しております。今回は日本障害者カヌー協会からの参加予定もございます。

◎西川委員長
 続きまして、報告33、伯耆国「大山開山1300年祭」関連のトピックス、行事等について、宮永西部総合事務所地域振興局西部観光商工課大山振興室長の説明を求めます。

●宮永西部総合事務所地域振興局西部観光商工課大山振興室長
 それでは、続いて5ページをお願いいたします。伯耆国「大山開山1300年祭」の関連トピックス等について御報告をさせていただきます。
 まず1番でございますが、先ほど神庭参事監からもお話がございました。昨年から製作が進められておりました記念刀でございますが、これが完成いたしまして4月6日に我々実行委員会の名誉顧問であります平井知事あるいは松村会長などへの完成報告が行われたものでございます。製作に協力された高梨さんからは失敗を重ねながらも大変すばらしい刀に仕上がったなどと紹介をされました。その後、平井知事からも刀の刃文が伯耆の山脈のようだといった感想も出されております。非常に皆さん、すばらしい刀だと言っていただいております。開創法要で奉納が行われる予定になっております。
 続きまして、同じく4月6日でございますが、1300年祭の一層の盛り上げを図るために、神庭参事監を隊長といたしました大山もりあガールズ、それからだいせん隊5りやくズの結成式の開催いたしました。もりあガールズ等の当初のメンバーはごらんいただいているとおりでございますが、今後、さまざまな場面で情報発信、PR活動等を行っていく予定にしております。御承知おきください。
 6ページでございます。3番でございますが、私の好きな「大山」写真コンテストを平成29年度に実施いたしまして、入賞作品等を決定いたしました。こちらの展覧会を、ごらんをいただいているような店舗で開催、あるいは予定しているものでございます。こちらは入選作品は31点ということで、現代の今の大山を好きな方々の作品を集めているものでございます。今回は昔、同じく大山を愛されておりましたフリッツ・カルシュさんの作品もあわせて展示することで、今と昔を見比べていただけるような形にしたいと思っております。
 最後でございます。4番目でございますが、ロゴマークの活用によりますPR協力に関する事例でございます。航空自衛隊美保基地におかれましては、C-2輸送機に1300年祭のロゴ
マークを入れていただくことになりました。そのお披露目式が4月12日に行われたところでございます。同基地では航空祭等の告知でも大山、そしてロゴマークを活用いただいて、PRをいただいているところでございます。御紹介させていただきたいと思います。
 報告は以上でございますが、本日、皆様のお手元に1300年関係の冊子を2種類お配りしております。こちらのものは1300年祭のたくさん事業が行われますが、これをPRすると、催事を御紹介するということを中心に作成をしているもの、あるいは作成いただいているものでございます。こうしたツールも活用していきながら、今後PRをしていきたいと考えておりますので、皆様にも御承知いただきますとともに、引き続き御協力のほうをお願いしたいと思います。

◎西川委員長
 説明が終わりました。
 それでは、ただいままでの説明につきまして質疑を行いたいと思います。いかがでしょうか。よろしいですか。

○浜崎委員
 済みません。地域振興部の6ページ、日本語学校設立認可について、この背景というのは多分、人材不足、また人材確保ということから、ベトナムというところが出ていますということだと思います。どうなのですか。最近はやはり中国の方というよりも、そういった実習生でいうとベトナムが急激にふえてきたと、そういう背景が、米子国際ビジネスカレッジさんは平成27年6月には認可をされて、これは、法務省の申請というのはもう許可いただいたということで進めておられるということですよね。本当にいろんな分野で、いろんな業界で、御存じのように人材不足ということがこれからもう本当にこの鳥取県にとっても、日本全体がそうなのだけれども、非常に切迫した厳しい問題になってくるだろうということで、ここの日本語学校というレベルではありますけれども、これは非常に大事なことでいろんな部分に波及してきますのでね。
 この法務省の申請と書いてありますけれども、これは入管ということで法務省ということなのだろうけれども、これは学校法人ですよね。そういうことからすると、やはり文科省、国の対応はどうなのですか。ということと、この見通しですね。これは前段の文章のところにちょっと書いてありますが、入国管理局の認定がなかったら外国人の受け入れはできませんということですから、ある意味でいったら県は認可したということだけれども、実質はここがポイントになってくるわけでしょう。この対象者が鳥取の学校にということで入ってこられないということになると大変なことになるのですが、その辺のところは人材確保ということでいうと商工労働部との連携なり、また、それぞれの所管の市、米子市であったり、鳥取市であったりということで担当者もおられると思うのですが、その辺の見通しも含めて、もっと課長からお願いしたいと思います。

●齋藤教育・学術振興課長
 このベトナム人の日本語学校は、現在運営しているのは米子国際ビジネスカレッジというところで、直近では聞いたところでいうと、正確な数字はちょっと控えていませんけれども、大体50人ぐらい今、在校しているというふうに聞いております。それから2番目以下、鳥取城北日本語学校、それから今回の米子日本語学校は、いずれも県の認可がおりていますけれども、法務省、入国管理局への認可申請中であるということでございます。ただ、学校の設立基準に関しては法務省ではちょっとわからないので、別途、法務省から委任されて文部科学省が内部では審査するような取り扱いになっていると伺っております。
 そちらのほうでは、例えば日本語が修業年限内に本当に身につくのかどうかとか、そのような観点を含めて厳しく審査をされているというふうに伺っておりますけれども、一方、このほどそのベトナム人の日本語学校が、これは立て続けに出てきているわけですけれども、その背景には、----------------------------------ベトナム人は親日的な風土が強くて、友好的であるというふうなことがあります。それから私はちょっと現地のほうには行ったことはございませんけれども、聞いた話ということになりますが、日本企業の進出ということは昨今、目覚ましくて、現地での日本語のニーズというのが大変高まっているということ、それから日本の企業への就職の意欲が高まっていることがありまして、日本語ブームといったらいいでしょうか、そういったブームに乗っかりながら、県でも地元でも産業人材が各方面で不足しておりますので、そういったところと組み合わせて産業の人材確保ということに役立てたらということで、こういった日本語学校の設立という話がこうして出てきているのかなと考えているところでございます。
 県としましても、ほかの県での話だと思いますけれども、例えば学校を設立しながら実はそこは働かせる目的で入国させておいてというふうな悪例もございますけれども、鳥取県の場合はそういうことはございませんでして、ちゃんと学校に通わせて、学校を卒業した後は就職なり進学なりをしてもらうという、真っ当な日本語学校をしているのだということがございまして、その辺は設立だけではなくして、その後の設立後、学校訪問というのを毎年毎年やっておりますけれども、そういったことを通じて把握をしてございますし、そういったことは法務省なり、文部科学省なりに伝えて、厳正なる審査をされているとは思いますけれども、そういうことも参考に聞いていただいたりしているところでございます。また、そういう適正な日本語学校の運営にこれからも意を砕いていきたいなと思っております。

○浜崎委員
 教育・学術振興課、齋藤課長が担当ということなのだけれども、これはただ単に日本語学校というレベルではないのだよね、背景が非常に大きな、今、日本の産業自体が人材確保ということ、ひいては人材育成、だけれども、育成まではいかないのですね。まずは人材確保ということで、いろんな業界が、御存じのように新聞にも出ておりますが、その中での一つの突破口と。さっきおっしゃったように親日的だというようなこともあるだろうし、今、日本の企業が外国に、ベトナムにいわゆる入り込んで仕事をという部分では、1位の中国よりもベトナムのほうが件数は多いではないのか。そういうような背景も物すごいありますので、ぜひもう日本国内がある意味でいったら競争と、ベトナムのほうも非常に、日本語の習得も含めて、日本に対するその辺の意識というのは物すごい強くなってきておるという中で、鳥取県としてもただでさえ、これだけ人口が少ないわけですから、しっかりとそこのところを学術振興というレベルではなくて、部長ね、そういう部分ではこれは大きな問題だと思いますので、ぜひ連携をとって、そこから市町村、市の状況も踏まえて、しっかりとこれがつながっていくようにお願いをしたいと。僕の言っているのは、ただ単に学校の応援をという意味ではないのですよ。そういうことでお願いしたいと思います。何かそのことでまたコメントがあったらお願いします。

●高橋地域振興部長
 今、浜崎委員から言われたとおりだと私も思っております。文科省、法務省、要はそういう悪質なものがあるので、非常に審査が厳しくなっているという状況でございますが、鳥取県の分につきましては、しっかりと県、教育・学術もですけれども、商工労働部あるいは鳥取市、それから、民間の方とも連携しながらやっているということで、しっかりと訴えてまいりまして、いい形で日本語学校が運営され、人材確保にもつながるようにやっていきたいと思っております。

○浜崎委員
 よろしくお願いします。

○内田(隆)委員
 済みません、関連で。

◎西川委員長
 関連で。

○内田(隆)委員
 鳥取城北高校は、いわゆる大卒で、本当に人材確保という意味でやっていかれると思うのです。米子の学校のほうは一応、大学進学を目指す者というところで書いてあるので、人材確保という観点からは、せっかく鳥取環境大学もありますので、担当課は一緒ですので、どのようにいい形で連携がとっていけるのか、推薦とかも含めてなのですけれども、卒業までには時間もありますし、かかわり方の検討、つまり、せっかく米子に来てもらっても進学先が都会地だったら、人材確保というわけにはならないので、これからいろいろな連携という意味で検討するべきだと思いますので、よろしくお願いをします。

◎西川委員長
 要望でよろしいですか。

○内田(隆)委員
 はい、いいです。

◎西川委員長
 ちょっと私も関連でよろしいでしょうか。今、城北の関係が開校予定ということですけれども、ちょっとお聞きしたいのは、いろんな問題が今、発生しているように聞いたのです。そこら辺は県は把握しておられるのかなというのが、実は私のところにも別の日本語学校がありまして、審査が相当厳しいのですよね。20人弱ぐらいかね、20人ぐらい申請して1名しか認可が出なかったというような現状がありまして、何かお話の中で城北もいろんなクリアしなければいけない問題があるのではないかというお話は聞いたので、そこら辺は県は御認識があるのかというのと、もう1点、これは直接関係ないのですけれども、企業で介護人材の養成等をベトナムに行かれて、これは日本語学校と直接関係あるのかどうかわかりませんが、そこら辺のことは県としては認識しておられるのか、それとも連携をとっておられるのか、その2点についてお聞きしたいと思います。

●齋藤教育・学術振興課長
 日本語学校の設立をするときの法務省の審査ですけれども、委員長がおっしゃるように大変厳しいものがございまして、申請した後、いつ認可がおりるかがわからないような状況に今あるわけなのですけれども、そういうふうなことになっている。私どもはその申請者のほうから聞いた範囲で把握しているところなのですけれども、言われているところでは例えば限られた修業年限の間で、本当に日本語が身につくのかということ、もし身につかなかったらどうするのかとか、それから日本語教育機関としての第三者評価というのはする予定があるのか、それはどういうふうにするのかとかを事細かに聞かれていて、それを一つ一つ検証されているようになっています。それに対しては、申請者で言われる都度、適切に返しているというふうに伺っておりまして、いずれはまたいい結果が得られるのではないかなというふうに期待はしているのですけれども、いずれにしましても厳しいものではあると伺っております。
 それと介護人材ということでございますけれども、そういった方向にも産業人材の不足というのは承っておりますので、活用されるということを期待されておるということは承知しておりますけれども、それに限ったことではないと思っております。

◎西川委員長
 そのほか、いかがでしょうか。

○前田委員
 いや、質問でないですけれども、齋藤課長のさっき答弁で中国人とベトナム人の比較されるような、-----こう言われたのですよ。ちょっと議事録、その比較したらいけないと思います。

◎西川委員長
 はい、わかりました。では、その文面がもしあれば削除するという方向でよろしいですか。

●齋藤教育・学術振興課長
 よろしくお願いします。

◎西川委員長
 では、そのように事務局は行ってください。(「はい」と呼ぶ者あり)
 そのほか、いかがでしょうか。(「なし」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、これで質疑を終わりたいと思います。
 次に、その他ですが、地域振興部及び観光交流局に関して、執行部、委員の方で何かございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり)よろしいですか。執行部もよろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 ないようですので、これで地域振興部及び観光交流局については終わりたいと思います。
 それでは、委員の皆様はお知らせがありますので、少し残っていただきまして、執行部はこれで退席をお願いいたします。どうも御苦労さまでした。
(執行部退席)
 それでは、一つ言い忘れましたが、次回の委員会は5月21日月曜日の予定でありますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、県外調査について事務局のほうから説明していただきます。

●尾﨑議会事務局調査課課長補佐
 それでは、簡潔に御説明させていただきます。
 前回の常任委員会で、実施日は5月22日から24日、調査先は四国というところで行程案をお示ししておりまして、御了解をいただいておりました。詳細については、委員長に御一任ということで、改めて事務局でお配りしておるA4横判の行程表のとおりで考えておりますので、簡単に御説明します。
 22日の朝、鳥取、米子を出発していただきまして、まず高知に行っていただきます。高知で高知県警、それから高知新港で視察をしていただきまして、高知市内に宿泊していただきます。
 翌日は高知市内からずっと離れたところにあります公立大学法人高知工科大学のほうで地域連携の取り組みについて施設の見学込みで御説明していただきます。その後、一旦戻るようなルートをたどりまして、徳島県の三好市、これはかずら橋とかがある祖谷とか、ああいったところなのですが、そこにおける観光振興という、特にインバウンドの促進の取り組みについて現地調査、市役所に行くのではなくて、観光の現場で話を聞かせていただくように調整をしておるところでございます。この日は松山市内で御宿泊をしていただきます。
 最終日は朝、午前中、愛媛県庁にお邪魔しまして、昨年ありましたえひめ国体の開催成果、それから伊方原発の防災対策について調査をして、お昼過ぎに松山駅を出発、鳥取と米子に記載の時間に帰ってくる、ここにミスがありまして、最後、米子駅の到着時間が「8時21分」と書いてあるものですが、これは「1」が消えていまして、「18時21分」でございます。大変失礼いたしました。修正をいたします。概要は御説明したとおりでございます。
 出発前日が常任委員会でございますので、西部の選出委員の方は常任委員会終了後、そのまま鳥取から行かれるのか、あるいは1回、米子に帰られるのかというのをまた後で御相談させていただきたいと思います。
 JRの切符につきましては、ちょうど御説明しましたように出発前日が常任委員会でございますので、そのときに皆様にお配りしたいと思います。よろしくお願いします。

◎西川委員長
 それでは、御説明がありましたようにさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
 それでは、以上をもちまして地域振興県土警察常任委員会を閉会いたします。

午後0時30分 閉会 
 
 
 

 

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